[1964] 中外炉工業 の財務・株価分析レポート

19640 – 中外炉工業 財務分析レポート

19640 – 中外炉工業 財務分析レポート

作成日: 2025年07月07日

営業利益・純利益と営業利益率の推移

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

PER推移

PER推移グラフ

キャッシュフロー推移

キャッシュフロー推移グラフ

負債・純資産推移

負債・純資産推移グラフ

貸借対照表比較

貸借対照表比較グラフ

利益・配当推移

利益・配当推移グラフ

利益・配当散布図

利益・配当散布図

在庫回転率の推移

在庫回転率の推移グラフ

事業内容

事業の概要

当社グループは、熱処理事業、プラント事業、開発事業の3つの分野において、工業炉・産業機械・環境設備・燃焼設備の設計・製作・施工を主な内容として事業展開しています。

主要な事業分野

  • 熱処理事業
  • プラント事業
  • 開発事業

各事業分野の詳細

熱処理事業

熱処理炉の設計・製作・施工・販売を行い、自動車・機械・半導体・化学部材などの熱処理に関連する産業にサービスを提供しています。

プラント事業

鉄鋼・非鉄金属などの加熱炉・熱処理炉、金属ストリッププロセスライン、塗装ライン、各種工業用バーナなどの設計・製作・施工・販売を行い、産業プラントの構築を支援しています。

開発事業

脱炭素関連の研究開発や精密塗工・乾燥装置、キルン・環境プロセス設備などの設計・製作・施工・販売を行い、環境に配慮した技術開発に注力しています。

事業の特徴・強み

  • 幅広い産業に対応: 自動車、機械、半導体、化学、鉄鋼、非鉄など多岐にわたる産業にサービスを提供しており、幅広い顧客ニーズに対応している。
  • 環境への配慮: 脱炭素関連の研究開発や環境プロセス設備の提供など、環境への配慮を重視した事業展開を行っている。

今後の展開・戦略

当社は、環境技術のさらなる強化や新たな産業分野への展開を通じて、持続可能な事業成長を目指す戦略を展開しています。また、国内外の子会社を活用したグローバル展開も重要な戦略の一環として位置付けています。

関連会社情報

【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|——————————|————–|——–|———————————————-|———-|———-|
| 中外プラント㈱ | 堺市西区 | 50百万円 | 工業炉等の技術サービス・メンテナンス・人材派遣業務 | 100.0 | なし |
| 台湾中外炉工業股份有限公司 | 台湾高雄市 | 5,000千NT$ | 台湾における工業炉等の販売・資材調達 | 100.0 | なし |
| 中外炉熱工設備(上海)有限公司 | 中国上海市 | 500千US$ | 中国における工業炉等の製作・販売・資材調達 | 75.0 | なし |
| 中外炉設備技術(上海)有限公司 | 中国上海市 | 200千US$ | 中国における工業炉等の設計・技術サービス提供、仲介販売及び輸出入代理業務、資材調達 | 75.0 | なし |

【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|—————————|————|——|—————————————-|———-|———-|
| Chugai Ro (Thailand) Co.,Ltd. | タイ・バンコク市 | 10百万バーツ | タイにおける各種工業炉等の販売及びメンテナンス業務 | 49.9 | なし |
| PT. Chugai Ro Indonesia | インドネシア・ジャカルタ市 | 30万US$ | インドネシアにおける各種工業炉等の販売及びメンテナンス業務。資金の貸付があります。 | 100.0 | なし |
| Chugai Ro de Mexico, S.A. de C.V. | メキシコ・アグアスカリエンテス市 | 100千US$ | メキシコにおける各種工業炉等の販売及びメンテナンス業務 | 100.0 | なし |

【注釈】
1. 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
2. 持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としております。

設備投資分析

設備投資の分析

投資の時期と規模

2015年から2024年までの時系列データを見ると、投資額には変動があります。特に大きな投資は2018年03月期と2024年03月期に行われ、その額は512百万円から1,355百万円に増加しました。投資金額は一定ではなく、波がある傾向が見られます。

投資の目的と内容

主な投資分野は研究開発設備およびソフトウェアであり、これらの分野に対する投資が継続的に行われています。投資の目的は技術革新や生産性向上に向けた取り組みであり、研究開発能力の強化や新技術の導入が重視されています。特にソフトウェアへの投資が増加傾向にあります。

投資の効果と影響

これらの投資により、企業の研究開発能力が向上し、新製品やサービスの開発が促進されています。また、効率化や生産性向上にも寄与しており、競争力の強化につながっています。ただし、投資額の変動や投資対効果の評価が重要であり、効果的な投資計画が求められます。