[2002] 日清製粉グループ本社 の財務・株価分析レポート

20020 – 日清製粉グループ本社 財務分析レポート

20020 – 日清製粉グループ本社 財務分析レポート

作成日: 2025年07月07日

営業利益・純利益と営業利益率の推移

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

PER推移

PER推移グラフ

キャッシュフロー推移

キャッシュフロー推移グラフ

負債・純資産推移

負債・純資産推移グラフ

貸借対照表比較

貸借対照表比較グラフ

利益・配当推移

利益・配当推移グラフ

利益・配当散布図

利益・配当散布図

在庫回転率の推移

在庫回転率の推移グラフ

セグメント別利益の推移

セグメント別利益の推移グラフ

事業内容

事業の概要

当社グループは製粉事業、食品事業、中食・惣菜事業、その他事業を展開しています。

主要な事業分野

  • 製粉事業
  • 食品事業
  • 中食・惣菜事業
  • その他事業

各事業分野の詳細

製粉事業

製粉事業では、小麦粉や副製品の製造・販売を行っており、北米、アジア、オセアニアで製品を販売しています。また、関連商品や小麦粉を使用した飲食店経営も行っています。

食品事業

食品事業では、プレミックスや加工食品の製造・販売を主な事業としており、東南アジアや中国などで製品を販売しています。健康食品や医薬品原薬の製造・販売も行っています。

中食・惣菜事業

中食・惣菜事業では、弁当や調理済食品、調理麺の製造・販売を行っており、惣菜の製造やデパートの直営店舗の経営も行っています。

その他事業

その他事業では、生産加工設備の設計・工事、粉体機器の製作・販売、配合飼料の製造・販売、貨物自動車運送事業・倉庫業など幅広い事業を展開しています。

事業の特徴・強み

  • 多角的な事業展開: 製粉、食品、中食・惣菜、その他事業と幅広い分野で事業展開しており、多様なニーズに対応している。
  • グローバル展開: 北米、アジア、オセアニアなど世界各地で製品を販売しており、グローバルな市場での競争力を持っている。

今後の展開・戦略

当社は今後もグローバル市場での競争力強化を図り、新たな事業領域の開拓や技術革新を進めることで持続的な成長を目指します。また、地域ごとに適したマーケティング戦略を展開し、顧客満足度の向上を重視していきます。

関連会社情報

【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|——————————–|——————|——–|——————————————————–|———-|———-|
| 日清製粉㈱ | 東京都千代田区 | 14,917 | 小麦粉の製造及び販売 | 100.0 | 有 |
| 熊本製粉㈱ | 熊本県熊本市 | 493 | 小麦粉、そば粉、米粉等の製造及び販売 | 85.0 | 無 |
| Miller Milling Company, LLC | アメリカミネソタ州| 86 | 小麦粉の製造及び販売 | 100.0 | 有 |
| Allied Pinnacle Pty Ltd. | オーストラリア | 9,689 | 小麦粉、プレミックス、ベーカリー関連原材料等の製造 | 100.0 | 有 |
| ㈱日清製粉ウェルナ | 東京都千代田区 | 5,006 | パスタ類、家庭用小麦粉、冷凍食品等の販売 | 100.0 | 有 |
| 日清製粉プレミックス㈱ | 東京都中央区 | 400 | プレミックスの製造及び販売 | 100.0 | 有 |
| マ・マーマカロニ㈱ | 栃木県宇都宮市 | 350 | パスタ・冷凍食品の製造及び販売 | 69.9 | 有 |
| オリエンタル酵母工業㈱ | 東京都板橋区 | 2,617 | 食品素材、生化学製品等の製造、販売及び創薬研究支援 | 100.0 | 有 |
| 日清ファルマ㈱ | 東京都千代田区 | 2,689 | 健康食品・医薬品原薬等の製造及び販売 | 100.0 | 有 |
| ㈱日清製粉デリカフロンティア | 東京都千代田区 | 100 | 中食・惣菜事業に係る子会社の事業活動の支援及び管理 | 100.0 | 有 |
| トオカツフーズ㈱ | 神奈川県横浜市 | 100 | 弁当・惣菜等調理済食品の製造及び販売 | 100.0 | 有 |
| ㈱ジョイアス・フーズ | 埼玉県児玉郡 | 50 | 調理麺等の製造及び販売 | 85.1 | 有 |
| イニシオフーズ㈱ | 東京都千代田区 | 487 | 惣菜・冷凍食品の製造及び販売、デパートの直営店舗の経営 | 100.0 | 有 |
| 日清エンジニアリング㈱ | 東京都中央区 | 107 | 食品生産設備等の設計・工事請負・監理及び粉体機器の販売 | 100.0 | 有 |
| ㈱NBCメッシュテック | 東京都日野市 | 1,992 | メッシュクロス、成形フィルターの製造及び販売 | 100.0 | 有 |

【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|——————|—————-|——–|—————————-|———-|———-|
| 日清丸紅飼料㈱ | 東京都中央区 | 5,500 | 配合飼料の製造及び販売 | 40.0 | 有 |
| 日本ロジテム㈱ | 東京都品川区 | 3,145 | 貨物自動車運送事業及び倉庫業等 | 25.9 | 有 |

【注釈】
1. 日清製粉㈱、PFG Topco1 Pty Ltd.、Allied Pinnacle Pty Ltd.、PBM Holdings Pty Ltd.、Allied Pinnacle Australia Pty Ltd.、Champion Flour Milling Ltd.、㈱日清製粉ウェルナ、オリエンタル酵母工業㈱、日清ファルマ㈱、㈱NBCメッシュテック、Nisshin-STC Flour Milling Co., Ltd.、Nisshin Seifun Turkey Makarna Ve Gida Sanayi Ve Ticaret A.S.、Vietnam Nisshin Technomic Co., Ltd.、Oriental Yeast India Pvt.Ltd.及びPT.NBC Indonesiaは特定子会社であります。なお、PFG Topco1 Pty Ltd.、PBM Holdings Pty Ltd.、Allied Pinnacle Australia Pty Ltd.、Champion Flour Milling Ltd.、Nisshin-STC Flour Milling Co., Ltd.、Nisshin Seifun Turkey Makarna Ve Gida Sanayi Ve Ticaret A.S.、Vietnam Nisshin Technomic Co., Ltd.、Oriental Yeast India Pvt.Ltd.及びPT.NBC Indonesiaは、(連結子会社)その他に含まれております。
2. 日本ロジテム㈱は、有価証券報告書を提出しております。
3. 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。
4. 売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)が連結売上高の10%を超える連結子会社の「主要な損益情報等」は次のとおりであります。会社名売上高(百万円)経常利益(百万円)当期純利益(百万円)純資産額(百万円)総資産額(百万円)日清製粉㈱212,05315,02110,69466,281182,880Miller Milling Company,LLC112,3057,9786,03861,60367,918㈱日清製粉ウェルナ99,0483,9012,98728,08663,674なお、Miller Milling Company,LLCは、同社の全持分を所有する持株会社であるNSGI Holdings Inc.と連結した数値によっております。

設備投資分析

設備投資の分析

投資の時期と規模

2015年から2024年までの時系列データを見ると、2018年度に19,704百万円と最も大きな投資額が記録されました。投資額は年々増加しており、特に2018年度が大きな投資が行われた時期であることが分かります。投資の頻度は毎年行われており、継続的な設備投資が行われています。

投資の目的と内容

主要な投資分野は製粉、食品、中食・惣菜などで、生産能力の増強や製品安全を目的とした投資が中心です。製粉事業では能力増強や製品安全関連の投資が継続的に行われており、食品事業や中食・惣菜事業でも同様の傾向が見られます。投資は主に自己資金を充当しており、計画的かつ戦略的に行われています。

投資の効果と影響

設備投資により生産能力が増強され、製品安全が向上していることが示唆されます。成果として、生産効率の向上や新規事業への展開が期待されます。一方で、一部の年度に減損損失が発生しており、投資に伴うリスクや課題も存在していることが示されています。