[2003] 日東富士製粉 の財務・株価分析レポート

20030 – 日東富士製粉 財務分析レポート

20030 – 日東富士製粉 財務分析レポート

作成日: 2025年07月07日

営業利益・純利益と営業利益率の推移

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

PER推移

PER推移グラフ

キャッシュフロー推移

キャッシュフロー推移グラフ

負債・純資産推移

負債・純資産推移グラフ

貸借対照表比較

貸借対照表比較グラフ

利益・配当推移

利益・配当推移グラフ

利益・配当散布図

利益・配当散布図

在庫回転率の推移

在庫回転率の推移グラフ

セグメント別利益の推移

セグメント別利益の推移グラフ

事業内容

事業の概要

当社の企業グループは、製粉及び食品事業、外食事業、運送事業を展開しています。製粉事業では小麦粉・ふすま・ミックス粉・食品の製造販売を行い、外食事業ではKFC等のファーストフード店舗を経営しています。運送事業では原料や製品の輸送を担当しています。

主要な事業分野

  • 製粉及び食品事業
  • 外食事業
  • 運送事業

各事業分野の詳細

製粉及び食品事業

製粉事業では小麦粉・ミックス粉・食品などを製造し、三菱商事㈱や隅田商事㈱・兼三㈱などの特約店を通じて販売しています。工場付属営業倉庫では小麦の保管業務も行っています。

外食事業

外食事業ではKFCのトップフランチャイジーである㈱さわやかが関東・東海地区で店舗展開しています。また、他にも各種レストランなど多角的な事業活動を展開しています。

運送事業

運送事業は日東富士運輸㈱が担当し、原料の小麦や製品の輸送を主に行っています。

事業の特徴・強み

  • 製粉事業と外食事業の連携: 製粉事業で生産した製品を外食事業で活用することで、製品の流通効率を高めている。
  • 多角的な事業展開: 外食事業だけでなく、製粉事業や運送事業など複数の事業分野に展開しており、リスク分散が図られている。

今後の展開・戦略

今後は製品の品質向上や生産効率の改善に注力し、さらなる事業拡大を目指す。特に、外食事業の店舗展開を積極的に推進し、新たな市場でのシェア拡大を図る予定です。

関連会社情報

【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|————————–|——————————–|———–|——————|———-|———-|
| 三菱商事㈱ | 東京都千代田区 | 204,446 | 物品の売買 | 65.8 | 有 |
| 日東富士運輸㈱ | 東京都中央区 | 25 | 運送事業 | 100.0 | 有 |
| ㈱さわやか | 東京都中央区 | 100 | 外食事業 | 100.0 | 有 |
| 隅田商事㈱ | 東京都中央区 | 26 | 製粉及び食品事業 | 100.0 | 有 |
| ㈱増田製粉所 | 兵庫県神戸市長田区 | 350 | 製粉及び食品事業 | 100.0 | 有 |
| 兼三㈱ | 兵庫県神戸市長田区 | 30 | 製粉及び食品事業 | 100.0 | 有 |

【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|——————————————|—————————-|————–|——————|———-|———-|
| NITTO-FUJI INTERNATIONAL VIETNAM CO.,LTD. | Binh Duong Province, Vietnam | 1,305 億VND | 製粉及び食品事業 | 94.7 | 有 |
| Nitto Fuji International (Thailand) Co.,Ltd. | Saraburi, Thailand | 402,000千THB | 製粉及び食品事業 | 100.0 | 有 |

【注釈】
1. 主要な事業の内容欄には、主にセグメント情報に記載された名称を記載しております。
2. 「議決権の所有(被所有)割合」欄の(内書)は間接所有であります。
3. 隅田商事㈱、NITTO-FUJI INTERNATIONAL VIETNAM CO.,LTD.、㈱増田製粉所及びNitto Fuji International(Thailand) Co.,Ltd.は特定子会社であります。
4. 連結子会社には、有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。なお、三菱商事㈱は、有価証券報告書の提出会社であります。
5. ㈱さわやかについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えておりますが、セグメントの外食事業売上高に占める当該連結子会社の売上高(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む)の割合が90%を超えるため、主要な損益情報等の記載を省略しております。
6. 隅田商事㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等①売上高10,717百万円 ②経常利益200百万円 ③当期純利益127百万円 ④純資産額1,133百万円 ⑤総資産額2,892百万円

設備投資分析

設備投資の分析

投資の時期と規模

2015年から2024年までの時期において、設備投資の規模は年々変動しており、特に2015年と2019年に大きな投資が行われました。2015年には15億4千5百万円、2019年には2,072百万円の投資が実施されました。投資金額はその後減少傾向にあり、2024年には2,648百万円に達しました。投資の頻度は毎年実施されており、継続的な設備投資が行われています。

投資の目的と内容

主要な投資分野は製粉及び食品事業、外食事業、運送事業であり、製粉及び食品事業が最も多くの投資を占めています。投資の目的は製粉及び食品生産設備の増強・合理化・省力化、店舗開設及び設備更新、車両更新などが主なものです。特に2019年以降は新規事業への投資が増加しており、外食事業や製粉及び食品事業の拡大が見られます。

投資の効果と影響

設備投資により製品生産能力が拡大し、生産効率が向上していると考えられます。また、新規事業への投資により事業領域が多様化し、収益の拡大が期待されます。一方で、老朽化による設備の更新が必要な部分もあり、継続的な投資が求められています。