20530 – 中部飼料 財務分析レポート
営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
キャッシュフロー推移
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
在庫回転率の推移
事業内容
事業の概要
当社グループは、鶏・豚・牛用の畜産飼料、魚用の水産飼料の製造・販売を行う「飼料セグメント」と、消費者向けの畜水産物の販売、畜産用機器の販売、配合肥料の製造・販売、保険代理業などを展開する「その他セグメント」で構成されています。
主要な事業分野
- 飼料セグメント
- その他セグメント
各事業分野の詳細
飼料セグメント
当社は畜産及び水産飼料の製造・販売を行っております。連結子会社有限会社豊洋水産は水産用飼料の研究開発と水産物の生産・販売を担当しています。持分法適用関連会社みらい飼料株式会社は畜産用飼料の製造・販売を行い、三通中部飼料(山東)有限公司は水産用飼料の製造・販売を担当しています。
その他セグメント
当社は特殊卵「ごまたまご」やいも類を多く含む飼料で育てた「いもぶた」などの畜産物の委託生産を行い、生産者から畜産物及び水産物を仕入れて販売しています。また、配合肥料の製造・販売や不動産の賃貸も行っております。連結子会社中部エコテック株式会社は畜産用機器の開発・販売、吉林華中緑色生態農業開発有限公司は配合肥料の製造・販売を担当しています。また、中部艾科太科(大連)環境技術有限公司は畜産用機器の仕入・販売を行い、株式会社ダイコクは保険代理店業務を行っています。さらに、中部チムニー株式会社は畜産物及び水産物の仕入れ・販売を担当しています。
事業の特徴・強み
- 幅広い事業領域: 飼料製造から畜産物の販売、配合肥料の製造・販売、保険代理業まで多岐にわたる事業を展開している。
- 縦横に連携したビジネスモデル: 子会社や関連会社との連携により、畜産・水産関連の事業を網羅的に展開している。
今後の展開・戦略
今後は、新たな製品開発や海外展開を積極的に推進し、グループ全体の収益拡大と事業多角化を図ることに重点を置く予定です。また、環境技術分野への進出やデジタル化への取り組みも強化していく方針です。
関連会社情報
【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|———————|———————|———-|————————————————|———-|———-|
| 中部エコテック株式会社 | 名古屋市中区 | 30百万円 | その他 | 100.0 | 4名 |
| 株式会社ダイコク | 名古屋市南区 | 24百万円 | 当社グループ及び得意先への保険の取扱い | 100.0 | 4名 |
| 有限会社豊洋水産 | 大分県津久見市 | 3百万円 | 当社の水産用飼料の研究開発 | 70.0 | – |
| 中部チムニー株式会社 | 横浜市港北区 | 5百万円 | 当社より仕入れた畜水産物を販売 | 51.0 | 1名 |
【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|—————-|————|——–|————————————————|———-|———-|
| みらい飼料株式会社 | 東京都江東区 | – | 当社より仕入れた原料で畜産用飼料を製造、販売 | 49.0 | 1名 |
【注釈】
1. 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
2. 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
3. 前連結会計年度まで連結子会社であったみらい飼料株式会社は、2024年1月1日付で当社が保有する株式の一部譲渡により議決権比率が49%に減少したため、持分法適用関連会社になりました。
4. 前連結会計年度まで持分法適用会社であったIKC Feed Pty Ltdは、清算したため、持分法適用の範囲から除外しております。
5. 上記関係内容以外に当社と中部チムニー株式会社を除く国内連結子会社及びみらい飼料株式会社とは、資金の効率的運用のためグループファイナンスを行っております。
6. 議決権の所有割合の()内は、間接所有割合で内数であります。
設備投資分析
設備投資の分析
投資の時期と規模
2016年03月期に最も大きな投資が行われ、54億95百万円の設備投資が実施されました。その後、2018年03月期にも20億14百万円の投資が行われています。投資額は年によって変動がありますが、総じて一定の規模で投資が継続されています。
投資の目的と内容
主な投資分野は飼料関連の設備であり、生産能力の拡大や生産の合理化、品質向上が主な目的とされています。特に、みらい飼料株式会社や各工場の加熱加工設備への投資が目立ちます。投資の特徴としては、飼料関連設備への重点投資が続いている点が挙げられます。
投資の効果と影響
設備投資により生産能力が向上し、生産プロセスが効率化されることで生産性や品質が向上していると考えられます。また、新規工場建設や設備更新により、事業の拡大や競争力強化が期待されます。一方で、設備投資に伴うコストやリスク管理が課題となる可能性もあります。