21950 – アミタホールディングス 財務分析レポート
営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
キャッシュフロー推移
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
在庫回転率の推移
セグメント別利益の推移
事業内容
事業の概要
当社グループは、「社会デザイン事業」を通じて持続可能な社会の実現を目指しています。事業ビジョン「エコシステム社会構想2030」を掲げ、ESG市場における企業経営・地域運営の持続可能性を支援しています。
主要な事業分野
- トランジションストラテジー事業
- サーキュラーマテリアル事業
- 海外統括事業
- 脱炭素経営への移行戦略支援
- サーキュラーマネジメント事業
各事業分野の詳細
トランジションストラテジー事業
トランジションストラテジー事業では、企業や自治体向けに循環型の事業創出・変革を支援しています。具体的には、企業の持続可能な経営への移行戦略支援や地域の循環型コミュニティデザインを提供しています。
サーキュラーマテリアル事業
サーキュラーマテリアル事業では、天然資源の代替製品である「サーキュラーマテリアル」の開発・製造・供給を行っています。これによりCO2削減や生態系サービスの回復に貢献しています。
海外統括事業
海外統括事業では、アジア・大洋州地域における持続可能な企業経営・地域運営の統合支援を行っています。具体的には、環境コンサルティング事業や産業廃棄物の再資源化事業を展開しています。
脱炭素経営への移行戦略支援
この事業では、脱炭素経営への移行戦略の立案支援やグローバルなサステナビリティ要件への適合性向上を行っています。また、環境目標達成への貢献を目指しています。
サーキュラーマネジメント事業
サーキュラーマネジメント事業では、ESG経営とサーキュラーエコノミーの推進を支援しています。廃棄物管理システムやサステナブルBPOを提供し、環境管理業務の効率化を図っています。
事業の特徴・強み
- ESG市場への総合的な支援体制
- サステナビリティ分野のノウハウとネットワークの活用
- 持続可能な企業経営・地域運営への継続的な取り組み
今後の展開・戦略
当社は、持続可能な社会の実現に向けて事業を拡大し、トランジションストラテジー事業やサーキュラーマテリアル事業のさらなる成長を目指しています。また、海外展開を強化し、脱炭素経営やサーキュラーエコノミーの推進に注力する方針です。
関連会社情報
【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
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| アミタ㈱ | 東京都千代田区 | 80,000 | 社会デザイン事業(トランジションストラテジー事業:持続可能な企業経営・地域運営への移行戦略支援) | 100 | 有 |
| アミタサーキュラー㈱ | 東京都千代田区 | 200,000 | 社会デザイン事業(サーキュラーマテリアル事業:持続可能な調達・資源活用の総合ソリューション) | 100 | 有 |
| AMITA CIRCULAR DESIGN SDN. BHD. | マレーシアクアラルンプール | 2,300 | 海外統括事業(海外における社会デザイン事業の展開) | 100 | 有 |
| PT Amita Tamaris Lestari | インドネシアジャカルタ | 12,000,000 | PT Amita Prakarsa Hijauへの出資、インドネシアでのサーキュラーエコノミー、カーボンニュートラル、ネイチャーポジティブ分野におけるコンサルティング・事業開発 | 60 | 無 |
| PT Amita Prakarsa Hijau | インドネシアジャカルタ | 10,000,000 | インドネシアでの産業廃棄物及び一般廃棄物、バイオマス資源を100%再資源化し、セメント産業向けの代替原料・燃料として供給 | 80 | 無 |
【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|———————–|——————–|———-|————————————————————————–|———-|———-|
| Codo Advisory㈱ | 福岡市中央区 | 100,000 | 脱炭素経営への移行戦略支援事業(脱炭素経営への移行戦略の立案支援及びアセスメント) | 50 | 有 |
| サーキュラーリンクス㈱ | 東京都千代田区 | 50,000 | サーキュラーマネジメント事業(廃棄物マネジメントシステム、廃棄物マネジメントBPO、製品・資源等のサーキュラーに関する事業) | 50 | 有 |
| AMITA NAZA SDN. BHD. | マレーシアクアラルンプール | 5,000 | 100%再資源化 | 40 | 有 |
【注釈】
1. アミタ㈱、アミタサーキュラー㈱及びCodo Advisory㈱は、2024年12月2日付で増資を行ったことにより、資本金が増加しております。
2. 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数となっております。
3. AMITA ENVIRONMENTAL STRATEGIC SUPPORT (MALAYSIA) SDN. BHD.は、2024年4月1日付で、AMITA CIRCULAR DESIGN SDN. BHD.に商号変更しております。
4. PT Amita Tamaris Lestariは、2024年9月2日付で設立され、連結子会社となりました。
5. PT Amita Prakarsa Hijauは、2024年10月7日付で設立され、連結子会社となりました。
6. 連結子会社であったAMIDAO㈱は、2024年12月1日付で、当社を存続会社とする吸収合併により消滅いたしました。
7. サーキュラーリンクス㈱は、2024年4月1日付で設立され、持分法適用関連会社となりました。
8. AMITA BERJAYA SDN. BHD.は、2024年12月2日付でAMITA NAZA SDN. BHD.に商号変更しております。
9. 有価証券報告書を提出しております。
設備投資分析
設備投資の分析
投資の時期と規模
2014年から2024年までの時系列データを見ると、設備投資額は年々増加しており、特に2018年と2024年に大きな投資が行われました。2018年には243,479千円、2024年には659,072千円の投資が行われ、規模が大きかったことがわかります。投資の頻度は毎年行われており、継続的な設備投資が行われています。
投資の目的と内容
主な投資分野は循環資源製造所やIT機器の整備であり、特にシリコンスラリー廃液リサイクルの設備への投資が目立ちます。投資の目的は設備の更新や新設、IT機器の整備などが挙げられ、生産能力拡大や効率化が重要な目標とされています。投資の特徴として、環境に配慮した事業や新技術の導入に重点が置かれている点が挙げられます。
投資の効果と影響
設備投資により事業への影響は生産性の向上や環境負荷の軽減などが期待されます。特に新設備や更新された設備による効率化が事業にプラスの影響を与えていると考えられます。一方で、投資に伴う課題としては投資額の増加や設備導入に伴うリスク管理が重要な課題となる可能性があります。