23310 – 綜合警備保障 財務分析レポート
営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
キャッシュフロー推移
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
在庫回転率の推移
セグメント別利益の推移
事業内容
事業の概要
当社グループは、セキュリティ事業、綜合管理・防災事業、介護事業を中心に展開しており、海外でも事業を展開しています。
主要な事業分野
- セキュリティ事業
- 綜合管理・防災事業
- 介護事業
各事業分野の詳細
セキュリティ事業
セキュリティシステム「ALSOK-G7」を中心に、機械警備業務や画像監視サービスを提供。さらに、IT関連のトラブル対応や設備レスキューサービスも展開。
綜合管理・防災事業
ビル・マンションの維持・管理・運営をトータルサポート。防災対策用品の提供や防火・防災業務なども行い、新商品・サービスの共同開発・販売を推進。
介護事業
在宅介護サービスから施設介護サービスまで幅広いサービスを提供。福祉用具の販売・レンタルや訪問医療マッサージサービスも展開。
事業の特徴・強み
- セキュリティ事業では高品質な警備サービスと先端の映像セキュリティ機能を組み合わせたALSOK-G7が特徴。
- 綜合管理・防災事業では建物管理コストの低減から資産価値の維持・向上までトータルサポート。
- 介護事業では幅広いサービスを提供し、高齢者市場における安全・安心な暮らしの実現に取り組んでいる。
今後の展開・戦略
- キャッシュレス社会への対応としてALSOKマルチQR決済ソリューションの提供を強化。
- 情報セキュリティソリューションの拡充や健康管理サービスの充実を図り、顧客ニーズに柔軟に対応していく戦略を展開。
関連会社情報
【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|——————|—————-|——–|————————|———-|———-|
| ALSOK北海道㈱ | 北海道札幌市北区 | 20 | セキュリティ事業 | 100.0 | 2名 |
| ALSOK秋田㈱ | 秋田県秋田市 | 30 | 同上 | 100.0 | 2名 |
| ALSOK岩手㈱ | 岩手県盛岡市 | 30 | 同上 | 100.0 | 1名 |
| ALSOK山形㈱ | 山形県山形市 | 30 | 同上 | 100.0 | 1名 |
| ALSOK福島㈱ | 福島県郡山市 | 200 | 同上 | 100.0 | 2名 |
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【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|——————|—————-|——–|————————|———-|———-|
| ホーチキ㈱ | 東京都品川区 | 3,798 | セキュリティ事業、綜合管理・防災事業に係る機器の販売業務 | 17.5 | 機器の購入 |
| 日本ドライケミカル㈱ | 東京都北区 | 700 | 同上 | 16.4 | 機器の購入 |
| 青森綜合警備保障㈱ | 青森県青森市 | 30 | セキュリティ事業 | 30.0 | 1名 |
| 新潟綜合警備保障㈱ | 新潟県新潟市東区 | 48 | 同上 | 15.0 | 1名 |
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【注釈】
1. 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称等を記載しております。
2. 連結子会社は、売上高の連結売上高に占める割合がいずれも10%以下であるため、主要な損益情報等を記載しておりません。
3. 特定子会社に該当しております。
4. 持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としております。
5. 持分は100分の20未満でありますが、実質的な影響力を持っているため関連会社としております。
6. 有価証券報告書を提出しております。
7. 議決権の所有割合の()内は、間接所有割合で内数であります。
8. 2023年8月15日付にて、インドネシアの子会社であるPT. ALSOK BASS Indonesia Security Servicesを通じて、インドネシアの人材派遣・警備事業者PT. Shield-On Service Tbk及びその子会社7社を連結子会社といたしました。
9. 2023年10月1日付にて、特例子会社のALSOKビジネスサポート株式会社とALSOKイーグルス株式会社を合併いたしました。なお、ALSOKビジネスサポート株式会社を存続会社とする吸収合併方式で、ALSOKイーグルス株式会社は消滅いたしました。
10. 2023年10月31日付にて、安定的な経営及びガバナンス強化を目的に、北陸綜合警備保障株式会社の株式を追加取得し、持分法適用関連会社から連結子会社といたしました。
11. 2024年4月1日付にて、株式会社らいふホールディングスを株式会社らいふに吸収合併いたしました。また、株式会社らいふホールディングスが保有する株式会社エムビックらいふの全株式を株式会社らいふホールディングスの親会社である当社へ現物配当いたしました。併せて社名を株式会社エムビックらいふからALSOKエムビック研究所株式会社へ変更いたしました。
12. 2024年4月1日付で、ALSOK九州株式会社に名称を変更しております。
設備投資分析
設備投資の分析
投資の時期と規模
2018年03月期に最も大きな設備投資が行われ、16,855百万円が投資されました。その後も一定の規模で投資が続き、2019年03月期には15,842百万円、2023年03月期には16,448百万円の投資が実施されました。投資の頻度は年に1回のペースで行われており、継続的な設備投資が行われています。
投資の目的と内容
主な投資分野は機械警備用機器であり、警備業務の拡大や能力向上が主な目的とされています。建物やソフトウェアへの投資も行われており、基幹システムへの投資も特徴的です。特に2018年03月期ではその他の無形固定資産に大きな投資が行われ、新たな事業展開や効率化が意識されています。
投資の効果と影響
設備投資により警備業務の生産性や効率が向上し、事業の拡大に寄与しています。特に基幹システムへの投資は将来的な競争力強化に繋がる可能性があります。一方で、投資による経営リスクや運用課題にも注意が必要です。