23370 – いちご 財務分析レポート
営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
キャッシュフロー推移
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
在庫回転率の推移
セグメント別利益の推移
事業内容
事業の概要
当社は、「サステナブルインフラ企業」として、サステナブルな社会の実現を目指すビジョン「いちご2030」のもと、アセットマネジメント事業、心築事業、クリーンエネルギー事業を中心に事業展開しています。
主要な事業分野
- アセットマネジメント事業
- 心築事業
- クリーンエネルギー事業
各事業分野の詳細
アセットマネジメント事業
アセットマネジメント事業では、J-REITやインフラ投資法人、私募不動産ファンドの運用を行い、投資主価値の最大化を目指しています。物件の発掘、心築による価値向上、利益実現を行い、収益を最大化しています。
心築事業
心築事業では、「心で築く、心を築く」という信条のもと、既存不動産に新しい価値を創造しています。不動産技術とノウハウを活用し、不動産の価値向上を図り、賃料収入や売却による収益を生み出しています。
クリーンエネルギー事業
クリーンエネルギー事業では、太陽光発電や風力発電を主軸として、地球に優しいエネルギーの活用に取り組んでいます。不動産の有効活用やエネルギー自給率向上に貢献し、持続可能な社会の実現に寄与しています。
事業の特徴・強み
- サステナビリティへの取り組み: 当社はサステナブルな社会の実現を目指す「サステナブルインフラ企業」として、環境に配慮した事業展開を行っている。
- 多角的な事業展開: アセットマネジメント、心築、クリーンエネルギーといった異なる事業分野に展開し、収益源の多様化を図っている。
今後の展開・戦略
当社は新規事業の創出や新たなインフラへの参入を通じて、収益ドライバーを育て、サステナブルな社会の実現と持続的な成長を目指しています。引き続き、環境への配慮や社会貢献を重視しながら、事業の拡大と収益の最大化を図っていく戦略を展開しています。
関連会社情報
【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|——————|————–|——–|——————————————————————|———-|———-|
| いちご投資顧問株式会社 | 東京都千代田区 | 400 | 不動産投資信託(J-REIT)およびインフラ投資法人等の運用事業 | 100.00 | 有 |
| いちご地所株式会社 | 東京都千代田区 | 500 | 不動産の取得・賃貸・売却、仲介および不動産活用アドバイザリー、リートブリッジ案件の運用等 | 100.00 | 有 |
| いちごECOエナジー株式会社 | 東京都千代田区 | 150 | 再生可能エネルギー等による発電および電気の供給、環境保全に関するエンジニアリング、コンサルティングおよび技術、ノウハウ、情報の提供 | 100.00 | 有 |
| いちごオーナーズ株式会社 | 東京都千代田区 | 110 | 不動産オーナーサービス事業 | 100.00 | 有 |
| いちごマルシェ株式会社 | 千葉県松戸市 | 95 | 卸売市場の運営、不動産の賃貸借 | 100.00 | 有 |
| 株式会社宮交シティ | 宮崎県宮崎市 | 50 | 大規模小売店舗の運営、不動産賃貸借 | 100.00 | 有 |
| 株式会社セントロ | 東京都港区 | 30 | 不動産心築事業および不動産の空間創造、有効活用事業 | 100.00 | 有 |
| いちごアニメーション株式会社 | 東京都千代田区 | 590 | アニメ(コンテンツ)の企画、制作、配信、海外向け販売、関連事業および関連不動産の心築事業 | 100.00 | 有 |
| ワンファイブホテルズ株式会社 | 福岡県福岡市 | 100 | ホテル、商業施設、飲食店等の開発、経営、賃貸、運営管理およびこれらの業態における総合コンサルティング事業 | 100.00 | 有 |
| いちごSi株式会社 | 東京都千代田区 | 20 | 産業資源の新たな創出に向けた研究開発 | 100.00 | 有 |
| コリニア株式会社 | 東京都千代田区 | 30 | ビジネスエンジニアリング事業(業務改善、新規事業開発、デジタルトランスフォーメーション) | 100.00 | 有 |
【注釈】
1. 事業拡大等に伴う資金貸借であります。
2. 株式会社セントロ、ワンファイブホテルズ株式会社の出資比率は当社子会社保有の株式を基に算出しております。
3. いちごアニメーション株式会社については、匿名組合出資の金額およびその出資比率を記載しております。
4. 議決権等の所有割合の()内は、間接所有割合で内数であります。
5. いちごSi株式会社については、当社出資比率および当社子会社による間接出資比率の合計を記載しております。
6. 2023年5月31日付で、博多ホテルズ株式会社は、ワンファイブホテルズ株式会社に商号を変更いたしました。
7. 2023年8月31日付で、ストレージプラス株式会社の全株式を譲渡したため、連結の範囲から除外しております。
8. 2023年9月29日付で、コリニア株式会社の株式を追加取得し、重要性が増加したため、連結の範囲に含めております。
9. いちごオーナーズ株式会社については売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
設備投資分析
設備投資の分析
投資の時期と規模
2017年02月期から2024年02月期までの時系列データを見ると、クリーンエネルギー事業における設備投資が継続的に行われています。特に2017年に11,603百万円という大規模な投資が行われ、その後も増加傾向が続いています。投資の頻度は年に1回のペースであり、安定して継続されていることがわかります。
投資の目的と内容
主要な投資分野はクリーンエネルギー事業であり、太陽光発電所等の設備に資金が投入されています。投資の目的はクリーンエネルギーの生産能力拡大や新規事業の展開にあります。設備投資の特徴は持続可能なエネルギーへの注力という点であり、環境に配慮した事業展開が行われています。
投資の効果と影響
設備投資によりクリーンエネルギー事業の稼働中および建設中の設備が増加しており、事業の拡大や効率化が進んでいると考えられます。投資による成果としては、持続可能なエネルギーの生産量が増加し、環境への貢献が期待されます。課題としては、市場の変化や技術革新への対応が求められる可能性があります。