23450 – クシム 財務分析レポート
営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
キャッシュフロー推移
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
在庫回転率の推移
セグメント別利益の推移
事業内容
事業の概要
当社グループは、ブロックチェーン技術の社会実装を推進し、その普及に貢献することを企業理念とし、「ブロックチェーンサービス事業」を中核セグメントとして位置付けています。
主要な事業分野
- ブロックチェーンサービス事業
- システムエンジニアリング事業
- インキュベーション事業
各事業分野の詳細
ブロックチェーンサービス事業
チューリンガム株式会社では、ブロックチェーン技術を活用したサービス・プロダクトの社会実装を推進しており、暗号資産交換所におけるIEOやIEO後の市場形成に支援を提供しています。また、株式会社Zaifは日本で最も歴史の古い暗号資産交換所を運営し、Web3ビジネスのバリューチェーンにおいてトークノミクスのバリューチェーンを実現するビジネスモデルを展開しています。
システムエンジニアリング事業
株式会社クシムソフトでは、SESサービス事業やシステムの受託開発事業を行っております。SESサービス事業では、DX推進や顧客システム開発の支援を提供し、受託開発事業ではAIやブロックチェーンを活用したシステムの開発や運用保守を行っています。
インキュベーション事業
当社グループの各子会社による投融資事業や経営コンサルティング、経営指導、管理業務を通じて、新たなビジネスの育成や成長支援を行っています。
事業の特徴・強み
- ブロックチェーン技術を活用したサービスの社会実装を重視
- Web3ビジネスのバリューチェーンにおいて垂直統合型のビジネスモデルを展開
- SESサービス事業や受託開発事業において先端技術を活用したサービス提供
今後の展開・戦略
当社グループは、ブロックチェーン技術を中心としたサービス事業の拡大を目指し、トークノミクスのバリューチェーンをワンストップで提供することで収益性の高い案件獲得を目指しています。また、SESサービス事業やインキュベーション事業を通じて、新たなビジネス領域への進出や成長支援を強化していく戦略を展開しています。
関連会社情報
【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|————————|—————-|——–|———————-|———-|———-|
| 株式会社クシムインサイト | 東京都港区 | 10,000 | インキュベーション事業 | 100.00 | 有 |
| 株式会社クシムソフト | 東京都港区 | 50,000 | システムエンジニアリング事業 | 100.00 | 有 |
| チューリンガム株式会社 | 東京都港区 | 51,500 | ブロックチェーンサービス事業 | 100.00 | 有 |
| 株式会社web3テクノロジーズ | 東京都港区 | 10,000 | インキュベーション事業 | 100.00 | 有 |
| 株式会社ZEDホールディングス | 東京都港区 | 50,000 | インキュベーション事業 | 84.39 | 有 |
| 株式会社Zaif | 東京都港区 | 50,000 | ブロックチェーンサービス事業 | 100.00 | 有 |
| 株式会社Web3キャピタル | 東京都港区 | 500 | インキュベーション事業 | 100.00 | 有 |
【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|———————————-|————————–|——–|———————-|———-|———-|
| Digital Credence Technologies Limited | 中華人民共和国香港特別行政区 | 1,202(千HKD) | ブロックチェーンサービス事業 | 100.00 | 有 |
【注釈】
1. 「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
2. 「議決権の所有(又は被所有)の割合」欄の[内書]は間接所有であります。
3. 特定子会社であります。
4. 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
5. 株式会社クシムインサイトの100%子会社であります。
6. 株式会社ZEDホールディングスの子会社であります。
7. 株式会社クシムソフトについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
8. チューリンガム株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
9. 株式会社Zaifについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
10. 2025年2月3日付で連結対象から除外されております。
11. 債務超過であり、債務超過の額は2024年9月末現在△1,092,899千円となります。
設備投資分析
設備投資の分析
投資の時期と規模
2015年から2024年までの設備投資を見ると、特に大きな投資が行われたのは2022年10月期で、総額は2,161,144千円に達しました。投資金額は年々増加しており、その規模も大きくなっています。投資の頻度は比較的高く、特に2022年と2024年に大規模な投資が行われました。
投資の目的と内容
主な投資分野はEラーニング事業であり、ソフトウェアやシステム開発に重点が置かれています。投資の目的は新規事業の展開や技術革新にあり、ブロックチェーン技術や学習管理システムの開発に注力しています。特に2022年以降はブロックチェーン関連事業への投資が顕著になっています。
投資の効果と影響
設備投資により事業の拡大や効率化が図られ、新規事業の立ち上げや技術力の向上に貢献しています。一方、2024年にはソフトウェアの減損損失が発生しており、投資成果には課題も存在しています。投資によって事業の多角化や成長が進んでいる一方で、リスク管理や収益性の向上が今後の課題となる可能性があります。