13830 – ベルグアース 財務分析レポート
営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
キャッシュフロー推移
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
在庫回転率の推移
セグメント別利益の推移
事業内容
事業の概要
当社グループは、野菜苗・苗関連事業、農業・園芸用タネ資材販売事業、及び小売事業を主要な事業として展開しています。
主要な事業分野
- 野菜苗・苗関連事業
- 農業・園芸用タネ資材販売事業
- 小売事業
各事業分野の詳細
野菜苗・苗関連事業
野菜の接ぎ木苗の生産・販売を主力とし、高い技術と設備費用が必要な接ぎ木苗の生産に特化しています。施設栽培の普及や病害虫対策の重要性から需要が拡大しており、病気に強い苗の生産も行っています。
農業・園芸用タネ資材販売事業
生産者や家庭園芸愛好家向けに農業資材の販売や優良な種子の提供を行い、自社品種の改良・研究も行っています。海外からの品種選定やオリジナル商品の販売を通じて事業を展開しています。
小売事業
ファンガーデン株式会社が一般消費者や生産者向けに各種苗や農業園芸資材の販売を行っており、当社グループのノウハウや研究技術を活かしたサービスを提供しています。
事業の特徴・強み
- 全国展開: 日本全国に営業展開し、直営農場の拡大や委託生産による安定的供給を実現している。
- 技術力: 断根接ぎ木技術や閉鎖型育苗施設の導入により、品質の高い苗を生産している。
今後の展開・戦略
農業の担い手不足や環境変化に対応するため、スマート農業技術の活用や生産性向上を図る取り組みを強化していく。また、国内生産基盤の維持・強化や食料安全保障の観点から、新たな生産方式の導入やデジタル変革を推進していく戦略を展開しています。
関連会社情報
【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|——————|——————-|——–|———————————-|———-|———-|
| ベルグ福島株式会社 | 福島県伊達郡川俣町 | 125,500 | 野菜苗・苗関連事業 | 90.0 | 有 |
| ファンガーデン株式会社 | 愛媛県伊予郡松前町 | 98,000 | 小売事業 | 59.1 | 有 |
| 伊予農産株式会社 | 愛媛県松山市 | 15,000 | 野菜苗・苗関連事業, 農業・園芸用タネ資材販売事業 | 100.0 | 有 |
【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|—————-|——————–|——–|———————————-|———-|———-|
| 株式会社むさしのタネ | 千葉県長生郡長南町 | 35,000 | 野菜苗・苗関連事業, 農業・園芸用タネ資材販売事業 | 30.0 | 有 |
【注釈】
1. 「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
2. 特定子会社であります。
3. 「議決権の所有又は被所有割合」欄の( )内は、間接所有割合で内数であります。
4. 伊予農産株式会社については、売上高(連結会社相互間の売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が、10%を超えております。
設備投資分析
設備投資の分析
投資の時期と規模
2015年から2024年までの時系列データを見ると、設備投資の総額は年々増加しており、2020年に特に大きな投資が行われ677,043千円となっています。投資の頻度は毎年実施されており、継続的な設備投資が行われています。
投資の目的と内容
主な投資分野は野菜苗生産販売事業であり、生産設備の増強や更新が中心となっています。他のセグメントでは、海外事業や全社共通での設備投資も行われています。投資の目的は生産能力拡大や効率化が主眼に置かれており、新設や改修が行われています。
投資の効果と影響
設備投資により、生産設備の増強や更新が進み、生産能力が向上していることが示唆されます。特に野菜苗生産販売事業における茨城農場や本社農場での設備投資は効果的であり、生産設備の新設や改修により事業にプラスの影響をもたらしていると言えます。