[1870] 矢作建設工業 の財務・株価分析レポート

18700 – 矢作建設工業 財務分析レポート

18700 – 矢作建設工業 財務分析レポート

作成日: 2025年07月07日

営業利益・純利益と営業利益率の推移

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

PER推移

PER推移グラフ

キャッシュフロー推移

キャッシュフロー推移グラフ

負債・純資産推移

負債・純資産推移グラフ

貸借対照表比較

貸借対照表比較グラフ

利益・配当推移

利益・配当推移グラフ

利益・配当散布図

利益・配当散布図

在庫回転率の推移

在庫回転率の推移グラフ

セグメント別利益の推移

セグメント別利益の推移グラフ

事業内容

事業の概要

当社グループは、建築、土木、不動産の事業を展開しております。建築セグメント、土木セグメント、不動産セグメントの3つの主要事業分野で構成されています。

主要な事業分野

  • 建築セグメント
  • 土木セグメント
  • 不動産セグメント

各事業分野の詳細

建築セグメント

建築工事の請負や耐震補強サービスの提供を行っており、関連会社も建築事業や建設用資材の販売を手掛けています。また、駅舎建築工事などを受注しています。

土木セグメント

土木・鉄道工事の請負や補強土工法「パンウォール」に関する事業を展開しており、緑化工事やゴルフ場の運営も行っています。関連会社からも道路舗装や鉄道工事を受注しています。

不動産セグメント

不動産の売買や賃貸、マンション分譲、不動産開発などを手掛けており、関連会社からはビル・マンションの管理や不動産サービス事業を展開しています。マンション工事なども受注しています。

事業の特徴・強み

  • 多角的な事業展開: 建築、土木、不動産の3つの事業分野をカバーし、幅広い顧客ニーズに対応している。
  • 関連会社との連携: 子会社や関連会社との連携により、一貫したサービス提供が可能であり、競争力を強化している。

今後の展開・戦略

今後は、各事業分野において技術革新やサービスの拡充を図り、顧客満足度の向上を目指すとともに、新規事業の開拓や地域展開を積極的に推進していく戦略を展開しています。

関連会社情報

【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|——————|——————|——–|————————————|———-|———-|
| 矢作地所株式会社 | 名古屋市東区 | 800 | 不動産セグメント | 100 | 1名 |
| 矢作ビル&ライフ株式会社 | 名古屋市東区 | 400 | 建築セグメント・不動産セグメント | 100 | 1名 |
| ヤハギ緑化株式会社 | 名古屋市東区 | 100 | 土木セグメント | 100 | 2名 |
| 株式会社テクノサポート | 名古屋市東区 | 50 | 建築セグメント・土木セグメント | 100 | 2名 |
| ヤハギ道路株式会社 | 愛知県豊田市 | 300 | 土木セグメント | 100 | 2名 |
| 南信高森開発株式会社 | 長野県下伊那郡高森町 | 50 | 土木セグメント | 100(69.0) | 2名 |
| 北和建設株式会社 | 京都市下京区 | 85 | 建築セグメント | 100 | 2名 |

【注釈】
1. 主要な事業の内容欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
2. 特定子会社に該当しております。
3. 有価証券報告書を提出しております。
4. 議決権の所有又は被所有割合の( )内は、間接所有又は間接被所有割合を内数で示しております。

設備投資分析

設備投資の分析

投資の時期と規模

2015年から2024年までの設備投資を見ると、特に大きな投資が行われた時期は以下の通りです。

  • 2015年03月期:不動産セグメントで2,707百万円の投資
  • 2016年03月期:不動産セグメントで3,633百万円の投資
  • 2017年03月期:不動産セグメントで4,127百万円の投資
  • 2018年03月期:不動産セグメントで3,814百万円の投資
  • 2019年03月期:不動産セグメントで2,893百万円の投資
  • 2020年03月期:不動産セグメントで1,261百万円の投資
  • 2021年03月期:不動産セグメントで307百万円の投資
  • 2022年03月期:不動産セグメントで2,197百万円の投資
  • 2023年03月期:不動産セグメントで1,924百万円の投資
  • 2024年03月期:不動産セグメントで2,031百万円の投資

投資金額は年によって変動があり、不動産セグメントにおける投資が特に大きい傾向が見られます。投資の頻度や継続性は、毎年の設備投資が主に経年設備の更新等によるものであり、一定の継続性があると言えます。

投資の目的と内容

主要な投資分野や設備は以下の通りです。

  • 建築セグメント:経年設備類の更新等
  • 土木セグメント:経年設備類の更新等
  • 不動産セグメント:賃貸用不動産の取得等
  • 全社共通:鉄道技術研修センター設立、本社ビルの取得や改修工事、エンジニアリングセンターの取得

投資の目的は、主に経年設備の更新や不動産の取得であり、生産能力の維持や拡大、効率化を図ることが主眼となっています。特に不動産セグメントにおける賃貸用不動産の取得が目立ちます。

投資の効果と影響

設備投資による事業への影響は、生産能力の維持や向上、業務効率の改善、新規事業展開の支援などが挙げられます。特に不動産セグメントにおける大規模な投資は、企業の事業拡大や不動産資産の拡充に寄与しています。一方で、投資金額の増加による資金調達や運用の課題も存在する可能性があります。