[1963] 日揮ホールディングス の財務・株価分析レポート

19630 – 日揮ホールディングス 財務分析レポート

19630 – 日揮ホールディングス 財務分析レポート

作成日: 2025年07月07日

営業利益・純利益と営業利益率の推移

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

PER推移

PER推移グラフ

キャッシュフロー推移

キャッシュフロー推移グラフ

負債・純資産推移

負債・純資産推移グラフ

貸借対照表比較

貸借対照表比較グラフ

利益・配当推移

利益・配当推移グラフ

利益・配当散布図

利益・配当散布図

在庫回転率の推移

在庫回転率の推移グラフ

セグメント別利益の推移

セグメント別利益の推移グラフ

事業内容

事業の概要

当社グループは総合エンジニアリング事業と機能材製造事業を主要事業とし、機器調達やコンサルティングなどの附帯事業も展開しています。

主要な事業分野

  • 総合エンジニアリング事業
  • 機能材製造事業
  • その他の事業

各事業分野の詳細

総合エンジニアリング事業

石油、石油化学、原子力など多岐にわたる分野において、EPCビジネスを中心に装置や施設の計画、設計、調達、建設、試運転などのサービスを提供しています。主要な会社には日揮グローバル㈱やJGC Corporationなどが含まれます。

機能材製造事業

触媒分野、ナノ粒子技術分野、クリーン・安全分野など様々な分野で機能性素材や電子材料、高性能セラミックスなどを製造・販売しています。主要な会社には日揮触媒化成㈱や日本ファインセラミックス㈱が含まれます。

その他の事業

機器調達、コンサルティング、原油・ガス生産販売、水処理、発電・造水、FPSO保有・傭船、バイオディーゼル製造など幅広い事業を展開しています。

事業の特徴・強み

  • 多岐にわたる事業領域: 総合エンジニアリング、機能材製造、その他の事業を通じて多様な分野にサービスを提供している。
  • グローバル展開: 主要な関連会社や事業が世界各地に広がっており、国際的なプロジェクトにも対応可能。

今後の展開・戦略

今後は技術革新や環境対応技術の強化を通じて、持続可能な事業展開を目指し、グローバル市場における競争力を強化していく戦略を展開していきます。

関連会社情報

【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|———————|———————-|———|———————-|———|———|
| 日揮グローバル㈱ | 神奈川県横浜市西区 | 1,000 | 総合エンジニアリング事業 | 100 | 有 |
| 日揮㈱ | 神奈川県横浜市西区 | 1,000 | 総合エンジニアリング事業 | 100 | 有 |
| 青森日揮プランテック㈱ | 青森県上北郡六ヶ所村 | 50 | 総合エンジニアリング事業 | 100 | – |
| 日揮触媒化成㈱ | 神奈川県川崎市幸区 | 1,800 | 機能材製造事業 | 100 | 有 |
| 日本ファインセラミックス㈱ | 宮城県仙台市泉区 | 300 | 機能材製造事業 | 100 | – |
| JFCマテリアルズ㈱ | 茨城県ひたちなか市 | 10 | 機能材製造事業 | 100 | – |
| 日揮ビジネスサービス㈱ | 神奈川県横浜市西区 | 1,455 | その他の事業 | 100 | – |
| 日本エヌ・ユー・エス㈱ | 東京都新宿区 | 50 | その他の事業 | 88 | – |

【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|———————|——————–|———|—————-|———|———|
| 日揮ユニバーサル㈱ | 東京都品川区 | 1,000 | 総合エンジニアリング事業及び機能材製造事業 | 50 | – |
| 水ing㈱ | 東京都港区 | 5,500 | その他の事業 | 33 | – |
| 水ingAM㈱ | 東京都港区 | 100 | その他の事業 | – | 100 |
| 水ingエンジニアリング㈱ | 東京都港区 | 300 | その他の事業 | – | 100 |
| SAFFAIRE SKY ENERGY | 神奈川県横浜市西区 | 100 | その他の事業 | 49 | 有 |
| A.R.C.H WLL | バーレーン王国マナマ市 | 758千米ドル | その他の事業 | 30 | – |
| Japan Sankofa Offshore Production Pte. Ltd. | シンガポール共和国 | 29,824千米ドル | その他の事業 | 26 | – |
| ASH SHARQIYAH OPERATION AND MAINTENANCE COMPANY LLC | サウジアラビア王国アルコバール市 | 1,000千サウジアラビアリヤル | その他の事業 | 29 | 債務保証 |
| Japan NuScale Innovation, LLC | アメリカ合衆国ウィルミントン市 | 173,008千米ドル | 総合エンジニアリング事業 | 29 | – |

【注釈】
1. 「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載されたセグメントの名称を記載しております。
2. 議決権の所有割合の()内は、間接所有割合で内数であり、[]内は、緊密な者又は同意している者の所有割合で外数であります。
3. 連結子会社の日揮グローバル㈱、日揮㈱、JGC PHILIPPINES, INC.、JGC America, Inc.、JGC OCEANIA PTY LTD、JGC Exploraion Eagle Ford LLC、Al Asilah Desalination Company S.A.O.C.及びSunrise Healthcare Service Co., Ltdは特定子会社に該当しております。
4. JGC Gulf International Co., Ltd.及びPT. JGC INDONESIAは債務超過の状況にある会社であり、債務超過の額はそれぞれ5,632百万円及び12,997百万円であります。
5. 日揮グローバル㈱及び日揮㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

設備投資分析

設備投資の分析

投資の時期と規模

2015年から2024年までの時期において、日揮グループの設備投資額は年ごとに変動しており、最も大きな投資額は2015年の178億90百万円でした。その後、2016年から2019年にかけては投資額が減少し、2020年に急激に低下した後、再び増加傾向にあり、2024年には18,172百万円に達しています。投資の頻度は毎年行われており、継続的な投資が行われています。

投資の目的と内容

主要な投資分野は総合エンジニアリング事業、触媒・ファイン事業、その他の事業(太陽光発電設備など)でした。投資の目的は省力化・効率化投資の実施、ビジネス基盤の強化、新たな事業展開への貢献であり、設備投資によって海外建設現場宿舎、触媒製造設備、太陽光発電設備などが増強されています。特に、新事業分野への投資が積極的に行われています。

投資の効果と影響

設備投資により、日揮グループの事業への影響は生産能力の拡大や効率化が実現され、新規事業展開にも貢献しています。投資による成果としては、海外建設現場の設備強化や新事業分野への進出が挙げられます。一方で、設備更新のための除却・売却が行われているものの、重要な設備の除却・売却は特に報告されていません。