[2207] 名糖産業 の財務・株価分析レポート

22070 – 名糖産業 財務分析レポート

22070 – 名糖産業 財務分析レポート

作成日: 2025年07月07日

営業利益・純利益と営業利益率の推移

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

PER推移

PER推移グラフ

キャッシュフロー推移

キャッシュフロー推移グラフ

負債・純資産推移

負債・純資産推移グラフ

貸借対照表比較

貸借対照表比較グラフ

利益・配当推移

利益・配当推移グラフ

利益・配当散布図

利益・配当散布図

在庫回転率の推移

在庫回転率の推移グラフ

セグメント別利益の推移

セグメント別利益の推移グラフ

事業内容

事業の概要

当社グループは食品、化成品の製造販売および不動産事業を主要な事業として展開しています。子会社や関連会社を含め、幅広い事業領域をカバーしています。

主要な事業分野

  • 食品事業
  • 化成品事業
  • 不動産事業

各事業分野の詳細

食品事業

食品事業では、チョコレート、粉末飲料、バウムクーヘン、ゼリー、アイスクリーム、芋菓子、キャンディ、ケーキ、栄養食品などの製品を扱っています。主要な会社として、株式会社エースベーカリー、名糖乳業株式会社、株式会社おいもや、株式会社平松商店が挙げられます。

化成品事業

化成品事業では、レンネット(チーズ用凝乳酵素)、リパーゼ(脂肪分解酵素)、デキストラン(血漿増量剤、血流改善剤等)、香料、混合飼料などの製品を提供しています。

不動産事業

不動産事業では、ゴルフ場の経営や不動産賃貸を行っており、子会社のプリンスゴルフ株式会社が関連しています。

事業の特徴・強み

  • 食品事業と化成品事業の多角的な事業展開
  • 子会社や関連会社との連携による業容拡大
  • 菓子・スイーツ商品のインターネット通販や干し芋・焼き芋の製造販売など、新たな事業展開に積極的

今後の展開・戦略

グループ全体の業容拡大を目指し、子会社や関連会社との連携強化や新規事業展開を通じて市場シェアの拡大を図ります。特に、インターネット通販や新商品開発に注力し、消費者ニーズに柔軟に対応する戦略を展開していきます。

関連会社情報

【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|————–|————|——–|——————|———-|———-|
| ㈱エースベーカリー | 愛知県小牧市 | 40 | 食品事業 (バウムクーヘン、ゼリーの製造販売) | 100.0 | 有 |
| 名糖乳業 | 福岡県飯塚市 | 30 | 食品事業 (冷菓の製造販売) | 100.0 | 有 |
| プリンスゴルフ | 福岡県宮若市 | 20 | 不動産事業 (ゴルフ場) | 100.0 | 無 |
| 株式会社おいもや | 静岡県掛川市 | 7 | 食品事業 (芋菓子の販売) | 100.0 | 無 |
| 株式会社平松商店 | 静岡県掛川市 | 7 | 食品事業 (芋菓子の製造販売) | 100.0 | 無 |

【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|———-|———–|——–|—————|———-|———-|
| 名糖アダムス | 愛知県清須市 | 180 | 食品事業 (チューインガムの製造) | 50.0 | 無 |

【注釈】
1. 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
2. 特定子会社に該当している会社はありません。
3. 有価証券届出書または有価証券報告書を提出している会社はありません。
4. ㈱エースベーカリーについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

設備投資分析

設備投資の分析

投資の時期と規模

2015年から2024年までの時系列データを見ると、設備投資の総額は増加傾向にあります。特に2018年03月期と2019年03月期には7,000百万円を超える大規模な投資が行われています。投資金額は年によって変動がありますが、総じて増加傾向にあります。投資は主に自己資金と金融機関からの借入金によって賄われており、継続的に行われています。

投資の目的と内容

主な投資分野は食品事業であり、特に製造設備の更新や新設が主な投資内容として挙げられます。投資の目的は生産能力の拡大や効率化を図ることが主眼に置かれており、設備の省力化投資も行われています。また、新工場建設や土地の購入なども投資の一環として行われています。

投資の効果と影響

設備投資により生産能力が拡大し、効率化が進んでいると考えられます。投資による事業への影響は、新設や更新された設備によって生産性が向上し、競争力の強化につながっていると言えます。一方で、特別損失の計上や借入金による資金調達に伴う財務リスクなど、投資には課題も存在します。