[2212] 山崎製パン の財務・株価分析レポート

22120 – 山崎製パン 財務分析レポート

22120 – 山崎製パン 財務分析レポート

作成日: 2025年07月07日

営業利益・純利益と営業利益率の推移

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

PER推移

PER推移グラフ

キャッシュフロー推移

キャッシュフロー推移グラフ

負債・純資産推移

負債・純資産推移グラフ

貸借対照表比較

貸借対照表比較グラフ

利益・配当推移

利益・配当推移グラフ

利益・配当散布図

利益・配当散布図

在庫回転率の推移

在庫回転率の推移グラフ

セグメント別利益の推移

セグメント別利益の推移グラフ

事業内容

事業の概要

当社グループは、食品事業、流通事業、その他事業を主要な柱として展開しています。

主要な事業分野

  • 食品事業
  • 流通事業
  • その他事業

各事業分野の詳細

食品事業

食品事業では、パン、和・洋菓子、調理パン・米飯類、製菓・米菓などの製造販売を行っています。当社を含む複数の子会社が製品を製造し、自社業態店や販売店に供給しています。また、海外展開も積極的に行っており、米国や東南アジアなどでベーカリー事業を展開しています。

流通事業

流通事業では、コンビニエンスストア事業と食品スーパーマーケット経営を行っています。デイリーヤマザキ事業統括本部がコンビニエンスストアをフランチャイズ方式で展開し、食品スーパーマーケットも運営しています。

その他事業

その他事業では、物流事業、食品製造設備の設計・監理・工事、事務受託業務、損害保険代理業、食品製造機械器具の洗浄剤の製造販売などを展開しています。これらの事業は、製品の輸送や設備のメンテナンスなどを提供しています。

事業の特徴・強み

  • 多角的な事業展開により収益の多様化を図っている
  • 海外展開に積極的で、グローバルな視野を持って事業を展開している

今後の展開・戦略

当社は、食品事業のさらなる拡大と海外市場での競争力強化を目指しています。また、デジタル化への対応や環境貢献にも注力し、持続可能な成長を目指す戦略を展開しています。

関連会社情報

【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|——————|——————|——–|————————————————|———-|———-|
| ㈱不二家 | 東京都文京区 | 18,280 | 洋菓子、チョコレート、キャンディ、クッキー等の製造、販売 | 54 | 兼任2名 |
| ㈱サンデリカ | 東京都千代田区 | 2,000 | 調理パン、米飯類等の製造、販売 | 100 | 兼任5名 |
| ㈱YKベーキングカンパニー | 大阪市東淀川区 | 1,110 | パン、和・洋菓子等の製造、販売 | 100 | 兼任3名 |
| ヤマザキビスケット㈱ | 東京都新宿区 | 1,600 | ビスケット、スナック等の製造、販売 | 80 | 兼任3名 |
| ㈱ヴィ・ド・フランス | 東京都江戸川区 | 100 | ベーカリーカフェの経営 | 100 | 兼任3名 |
| ㈱東ハト | 東京都豊島区 | 2,168 | ビスケット、スナック等の製造、販売 | 95 | 兼任2名 |
| 大徳食品㈱ | 奈良県大和郡山市 | 100 | 麺類の製造、販売 | 100(100) | 兼任1名 |
| ㈱イケダパン | 鹿児島県姶良市 | 100 | パン、和・洋菓子、米飯類等の製造、販売 | 80 | 兼任4名 |
| ㈱ヴイ・ディー・エフ・サンロイヤル | 埼玉県春日部市 | 236 | パン用冷凍生地の製造、販売及びインストアベーカリーの経営 | 100 | 兼任4名 |
| ㈱スリーエスフーズ | 京都府久世郡久御山町 | 480 | パンの製造、販売 | 100 | 兼任3名 |
| ㈱サンキムラヤ | 山梨県甲府市 | 100 | パン、和・洋菓子、米飯類等の製造、販売 | 100 | 兼任3名 |
| ㈱高知ヤマザキ | 高知県高知市 | 100 | パン、和・洋菓子、米飯類等の製造、販売 | 100 | 兼任3名 |
| ㈱末広製菓 | 新潟市西蒲区 | 100 | 米菓、調理パン、米飯類等の製造販売 | 100 | 兼任2名 |
| ㈱ヤマザキ | 東京都千代田区 | 100 | 損害保険代理業、パン、菓子類その他食料品の製造加工及び販売 | 100 | 兼任4名 |
| ㈱ヤマザキ物流 | 東京都清瀬市 | 300 | 物流事業 | 100 | 兼任2名 |
| ㈱サンロジスティックス | 埼玉県所沢市 | 380 | 物流事業 | 100(50) | 兼任2名 |
| ㈱ヤマザキエンジニアリング | 東京都千代田区 | 80 | 食品製造設備の設計、監理及び工事の請負 | 100 | 兼任4名 |

【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|—————-|————–|——–|—————————————-|———-|———-|
| B-Rサーティワンアイスクリーム㈱ | 東京都品川区 | 735 | 小売事業 | 39(39) | なし |
| 日糧製パン㈱ | 札幌市豊平区 | 1,051 | パン、和・洋菓子等の製造、販売 | 30 | 兼任2名 |

【注釈】
1. ㈱不二家、㈱サンデリカ、ヤマザキビスケット㈱、㈱YKベーキングカンパニー、㈱東ハト及びPT.ヤマザキインドネシアは、特定子会社であります。
2. 議決権の所有割合の( )内は間接所有割合で内数であります。
3. 有価証券報告書の提出会社であります。

設備投資分析

設備投資の分析

投資の時期と規模

2016年12月期に最も大きな設備投資が行われ、452億53百万円が投資されました。その後も2017年、2018年にも高額な投資が続きましたが、2019年に急激に投資額が低下しました。その後は安定した投資額が続いています。

投資の目的と内容

食品事業を中心に生産能力の増強と品質の向上を目的とした設備投資が主体であり、特に食パンや菓子パンの生産に焦点が当てられています。流通事業では店舗運営機器への投資が主な内容となっています。

投資の効果と影響

設備投資により食品事業の生産能力が増強され、品質の安定向上が図られています。また、新設工場や新設備の導入により、生産拡大や能力増強が実現されています。一方で、2019年に急激な投資額の低下が見られたことから、投資計画の調整や市場環境の変化が影響している可能性が考えられます。