23290 – 東北新社 財務分析レポート
営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
キャッシュフロー推移
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
在庫回転率の推移
セグメント別利益の推移
事業内容
事業の概要
当社グループは、「広告プロダクション」、「コンテンツプロダクション」、「メディア」、「プロパティ」及び「物販」の5つの報告セグメントで構成されています。
主要な事業分野
- 広告プロダクション
- コンテンツプロダクション
- メディア
- プロパティ
- 物販
各事業分野の詳細
広告プロダクション
広告プロダクションセグメントでは、CM制作やセールスプロモーションが主な事業内容となっています。主な関連会社には㈱二番工房、㈱ソーダコミュニケーションズなどがあります。
コンテンツプロダクション
コンテンツプロダクションセグメントでは、デジタルプロダクション業務や映画・番組制作、日本語版制作などが行われています。主な関連会社には㈱オムニバス・ジャパン、㈱ティーエフシープラスなどがあります。
メディア
メディアセグメントでは、BS・CSチャンネルの運営や番組販売、放送関連業務の受託が主な事業となっています。主な関連会社には㈱スター・チャンネル、㈱ファミリー劇場などがあります。
プロパティ
プロパティセグメントでは、映像コンテンツの共同企画・製作や版権事業、劇場配給、テレビ配給が主な事業内容です。
物販
物販セグメントでは、映像用メディアやインテリア商品の販売、酒造・酒販事業が展開されています。主な関連会社にはナショナル物産㈱や㈱木村酒造が含まれます。
事業の特徴・強み
- 多角的な事業展開: 当社グループは広告制作から映像コンテンツ製作、メディア運営、物販まで幅広い分野に展開しており、多様な収益源を持っている。
- 総合力の強化: 同一グループ内での連携やシナジー効果を活かし、総合力を高めている。
今後の展開・戦略
今後は、デジタル領域の強化やクリエイティブなコンテンツ開発に注力し、市場競争力を維持・強化することを戦略として掲げています。また、新たなビジネスモデルの構築や海外展開も視野に入れています。
関連会社情報
【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|———————|——————|———-|————————–|———-|———-|
| ㈱二番工房 | 東京都中央区 | 51百万円 | 広告プロダクション | 100.0 | 2名 |
| ㈱ソーダコミュニケーションズ | 東京都港区 | 91百万円 | 広告プロダクション | 100.0 | 2名 |
| ㈱ENJIN | 東京都世田谷区 | 60百万円 | 広告プロダクション | 100.0 | – |
| ㈱ダブル・ティー・エフ・シー | 東京都港区 | 20百万円 | 広告プロダクション | 62.5 | – |
| ㈱ホワイトボックス | 東京都港区 | 51百万円 | 広告プロダクション | 100.0 | – |
| ㈱オムニバス・ジャパン | 東京都港区 | 10百万円 | コンテンツプロダクション | 100.0 | 2名 |
| ㈱ティーエフシープラス | 東京都港区 | 10百万円 | コンテンツプロダクション | 100.0 | 1名 |
| ㈱オフィスPAC | 東京都港区 | 10百万円 | コンテンツプロダクション | 100.0 | 1名 |
| ㈱東北新社クリエイツ | 東京都港区 | 10百万円 | コンテンツプロダクション | 100.0 | 1名 |
| ㈱スター・チャンネル | 東京都港区 | 100百万円 | メディア | 100.0 | 2名 |
| ㈱ファミリー劇場 | 東京都港区 | 252百万円 | メディア | 51.3 | 1名 |
| ㈱囲碁将棋チャンネル | 東京都千代田区 | 88百万円 | メディア | 88.6 | 2名 |
| ㈱東北新社メディアサービス | 東京都港区 | 10百万円 | メディア | 100.0 | 2名 |
| ナショナル物産㈱ | 東京都港区 | 64百万円 | 物販 | 100.0 | 1名 |
| ㈱木村酒造 | 秋田県湯沢市 | 50百万円 | 物販 | 100.0 | 2名 |
| SHIMA CORP. | 米国ネバダ州 | US$0.1 | その他 | 100.0 | 1名 |
【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|——————|——————|———-|———————-|———-|———-|
| モバーシャル㈱ | 東京都渋谷区 | 9百万円 | 広告プロダクション | 40.0 | – |
| ㈱博報堂キャビン | 東京都渋谷区 | 100百万円 | 広告プロダクション | 49.0 | – |
| ㈱デジタルエッグ | 東京都中央区 | 40百万円 | コンテンツプロダクション | 50.0 | – |
| ㈱STUN | 東京都渋谷区 | 8百万円 | コンテンツプロダクション | – | – |
| ㈱スーパーネットワーク | 東京都港区 | 370百万円 | メディア | 50.0 | 1名 |
| エーアンドイーネットワークスジャパン | 東京都港区 | 204百万円 | メディア | – | – |
| ㈱釣りビジョン | 東京都新宿区 | 1,141百万円 | メディア | 15.0 | 1名 |
| ㈱RXC | 東京都渋谷区 | 96百万円 | メディア | 15.0 | – |
| Raine Venture TM Co-Invest 2 LLC | 米国ニューヨーク州 | US$3,376千 | その他 | 100.0 | – |
【注釈】
1. 「主要な事業の内容」欄にはセグメントの名称を記載しております。
2. 特定子会社であります。
3. 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数となっております。
4. 議決権の所有割合の[ ]内は、緊密な者の所有割合で外数となっております。
5. 「資本金又は出資金」欄にはファンド規模を記載しております。また、「議決権の所有割合」欄にはファンド規模に対する当社グループの保有割合を記載しております。
6. ファンド規模に対する当社グループの保有割合は50.0%を超えておりますが、ファンドの運営を支配していないため子会社としておりません。
7. ㈱スター・チャンネルについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
設備投資分析
設備投資の分析
投資の時期と規模
2015年から2024年までの時系列データを見ると、設備投資額は増加傾向にあります。特に2019年に2,865百万円と最も大きな投資額が記録されました。投資の頻度は毎年行われており、継続的な設備投資が行われていることが分かります。
投資の目的と内容
主要な投資分野はコンテンツプロダクション、メディア、広告プロダクションであり、これらの分野において設備投資が行われています。投資の目的は主に新規事業の展開や生産能力の拡大、効率化などが挙げられます。特にコンテンツプロダクションにおいては、編集用設備の取得が継続的に行われています。
投資の効果と影響
設備投資により、各事業セグメントの生産性や競争力が向上していると考えられます。特に2018年には固定資産売却益が計上され、収益面でもプラスの影響が見られました。ただし、設備投資に伴う課題として、売却や除却による一時的な影響があることが挙げられます。