24750 – WDBホールディングス 財務分析レポート
営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
キャッシュフロー推移
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
在庫回転率の推移
セグメント別利益の推移
事業内容
事業の概要
当社は人材派遣を中心とした人材サービス関連事業を展開する企業集団で構成されています。
主要な事業分野
- 人材サービス事業
- CRO事業
各事業分野の詳細
人材サービス事業
人材派遣では、登録型派遣と常用雇用型派遣を提供し、理学系研究職や工学系技術職、一般事務職などの専門的な能力を持つ人材を製薬・食品・化学業界や製造業、公的機関・大学の研究室に派遣しています。また、人材紹介では求職者を顧客に紹介し、採用活動を支援しています。
CRO事業
CRO事業では、医薬品メーカーや医療機器メーカー向けに医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器の開発業務の代行・支援を行っております。国内では安全性情報管理を中心に、海外では開発業務全般を担当しています。
事業の特徴・強み
- 幅広い専門分野への対応: 理学系研究職から工学系技術職、一般事務職まで幅広い分野の人材を提供している。
- グローバル展開: 国内外でCRO事業を展開し、開発業務の代行・支援を行っている。
今後の展開・戦略
当社は今後も人材サービス事業とCRO事業を強化し、さらなる業界への展開を図ることで成長を目指します。特に、グローバル市場における競争力強化や新たなサービスの開発に注力する戦略を展開しています。
関連会社情報
【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|————————–|————–|——–|———————————————-|———-|———-|
| WDB株式会社 | 東京都千代田区 | 450 | 理学系研究職の登録型・常用雇用型派遣及び人材紹介 | 100 | 3名 |
| WDB工学株式会社 | 東京都千代田区 | 200 | 工学系研究職・技術職人材の常用雇用型派遣 | 100 | 3名 |
| WDBココ株式会社 | 東京都中央区 | 279 | 医薬翻訳・薬事申請・医薬品等開発受託、医薬品開発等のデータマネジメント・統計解析 | 68 | 1名 |
| 株式会社コーブリッジ | 東京都千代田区 | 50 | 薬事申請サービス、MF登録申請・国内管理人業務 | 100 | 2名 |
| WDB事業承継パートナーズ株式会社 | 東京都千代田区 | 10 | 企業の買収・合併等の調査、企画立案、斡旋及びその仲介業務 | 100 | 3名 |
| ネゾット株式会社 | 東京都千代田区 | 200 | プラットフォームの開発・運営・管理 | 100 | 3名 |
【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|——————–|————|——–|———————————————-|———-|———-|
| Oy Medfiles Ltd. | フィンランド | 112 | 医薬品等の申請・承認関連の支援業務、医薬分野におけるラボラトリーサービス事業 | 100 | 1名 |
| WDB Medical Data, Inc. | アメリカ | 4,000 | CRO事業 | 100 | 2名 |
| DZS Clinical Services, Inc. | アメリカ | 752 | 医薬品等の申請・承認関連の支援業務 | 100(100) | なし |
| WDB India Pvt, Ltd. | インド | 130,000 | 有機化合物の実験代行サービス | 100 | なし |
【注釈】
1. 「議決権の所有割合」欄の(内書)は間接所有であります。
2. 特定子会社であります。
3. 有価証券報告書を提出しております。
4. WDB India Pvt, Ltd.は、当連結会計年度末時点において清算手続き中であります。
5. WDB株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
設備投資分析
設備投資の分析
投資の時期と規模
2015年から2024年までの時期において、設備投資は年々増加しており、2020年に特に大きな投資が行われました(557百万円)。投資金額は増加傾向にあり、2022年には6,429百万円に達しました。投資の頻度は毎年行われており、継続的な投資が行われています。
投資の目的と内容
主な投資分野は人材サービス事業やCRO事業であり、建物や構築物、機械設備などに投資が集中しています。投資の目的は事業拡大や効率化を図るためであり、特に人材サービス事業では研修所や支店の拡充が行われています。また、有機化学薬品受託製造やバイオ関連機器の開発・製造にも投資が行われています。
投資の効果と影響
設備投資により事業の拡大や効率化が進み、特に人材サービス事業やCRO事業の成長が見られます。一方で、減損損失の計上も行われており、投資に伴うリスクや課題も存在しています。投資による事業への影響は、新規事業の展開やサービスの向上に繋がっていますが、減損損失などの課題も注意が必要です。