25310 – 宝ホールディングス 財務分析レポート
営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
キャッシュフロー推移
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
在庫回転率の推移
セグメント別利益の推移
事業内容
事業の概要
当社グループは、国内外で酒類・調味料の製造・販売、日本食材の輸出販売、試薬・機器の開発・製造・販売、遺伝子医療を主要事業とする持株会社です。
主要な事業分野
- 宝酒造
- 宝酒造インターナショナルグループ
- タカラバイオグループ
各事業分野の詳細
宝酒造
宝酒造株式会社は、国内で焼酎、清酒、ソフトアルコール飲料の製造・販売を行う。また、酒類調味料や食品調味料も生産している。
宝酒造インターナショナルグループ
宝酒造インターナショナル株式会社は、海外での酒類・調味料の輸出販売を担当。米国や欧州法人を通じて、日本食材や酒類の販売を行っている。
タカラバイオグループ
タカラバイオ株式会社は、試薬・機器の開発・製造・販売を主力とし、再生医療製品の開発支援や遺伝子解析・検査の受託サービスを提供している。
事業の特徴・強み
- 多角的事業展開: 酒類製造から日本食材の輸出販売、試薬・機器の開発まで幅広い分野に展開している。
- グローバル展開: 米国、欧州、中国など世界各地で事業を展開し、国際市場での地位を築いている。
今後の展開・戦略
当社は、技術革新を推進し、新たな市場への進出を図りながら、グローバルな事業展開を強化していく戦略を採用している。特に、遺伝子医療やバイオ創薬分野において成長を見込んでおり、その分野でのリーディングカンパニーを目指す。
関連会社情報
【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|——————————-|——————-|———-|————————————————|———-|———-|
| 宝酒造㈱ | 京都市伏見区 | 百万円 | 酒類、調味料、原料用アルコールの製造・販売 | 100.03 | あり |
| 宝酒造インターナショナル㈱ | 京都市下京区 | 百万円 | グループ会社の管理、酒類・調味料の輸出販売 | 100.03 | なし |
| タカラバイオ㈱ | 滋賀県草津市 | 百万円 | 試薬及び機器の開発・製造・販売、受託、遺伝子医療 | 60.92 | あり |
| タカラ物流システム㈱ | 京都府宇治市 | 百万円 | 貨物運送業 | 100.02 | なし |
| ㈱ラック・コーポレーション | 東京都港区 | 百万円 | ワインの輸入販売 | 100.02 | あり |
【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|———————————-|————————|———-|——————————–|———-|———-|
| Takara Sake USA Inc. | 米国カリフォルニア州 | 千米ドル | 酒類・調味料の製造・販売 | 100.0 | – |
| Age International, Inc. | 米国ケンタッキー州 | 千米ドル | バーボンウイスキーの販売 | 100.0 | – |
| The Tomatin Distillery Co. Ltd | 英国 スコットランド | 千英ポンド | スコッチウイスキーの製造・販売 | 94.2 | – |
| FOODEX S.A.S. | 仏国パリ市 | 千ユーロ | 酒類、食品、調味料等の輸入及び卸売業 | 100.0 | – |
| Cominport Distribución S.L. | スペインマドリード市 | 千ユーロ | 酒類、食品、調味料等の輸入及び卸売業 | 100.0 | – |
| Tazaki Foods Ltd. | 英国ミドルセックス | 千英ポンド | 酒類、食品、調味料等の輸入及び卸売業 | 100.0 | – |
| Mutual Trading Co., Inc. | 米国カリフォルニア州 | 千米ドル | 酒類、食品、調味料等の輸入及び卸売業 | 85.8 | – |
| Nippon Food Supplies Company Pty Ltd | 豪州ニューサウスウェールズ州 | 千豪ドル | 酒類、食品、調味料等の輸入及び卸売業 | 100.0 | – |
| 宝生物工程(大連)有限公司 | 中国遼寧省大連市 | 百万円 | 試薬の開発・製造・販売、受託 | 100.0 | – |
| 宝日医生物技術(北京)有限公司 | 中国北京市 | 百万円 | 試薬及び機器の販売 | 100.0 | – |
| Takara Bio USA, Inc. | 米国カリフォルニア州 | 千米ドル | 試薬及び機器の開発・製造・販売 | 100.0 | – |
| Takara Bio Europe S.A.S. | 仏国サンジェルマンアンレー市 | 千ユーロ | 試薬の製造・販売、機器の販売、受託 | 100.0 | – |
【注釈】
1. 議決権の所有割合の( )内は間接所有割合で内数であります。
2. 特定子会社に該当しております。
3. 有価証券報告書を提出しております。
4. 宝酒造㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。ただし、当連結会計年度における宝酒造セグメントの売上高に占める同社の売上高(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む。)の割合が100分の90を超えているため、主要な損益情報等の記載を省略しております。
設備投資分析
設備投資の分析
投資の時期と規模
2015年から2024年までの時期において、設備投資額は増加傾向にあり、特に2020年と2024年に大きな投資が行われました。投資金額は2015年の9,533百万円から2024年の21,915百万円まで増加しました。投資の頻度は毎年行われており、継続的な設備投資が行われています。
投資の目的と内容
主要な投資分野は生産能力および研究開発設備の増強、維持、およびIT関連投資です。宝酒造グループやタカラバイオグループでは清酒製造設備や研究施設、IT関連設備に投資が行われています。投資の目的は生産能力拡大や効率化、新規事業の展開などがあります。特に2020年以降は海外展開や新事業への投資が増加しています。
投資の効果と影響
設備投資により生産能力が向上し、研究開発施設の充実やIT関連の効率化が図られています。これにより、事業の競争力強化や新規事業の展開が可能となっています。一方で、新規事業の立ち上げに伴う課題やリスク管理が重要な課題となっています。