261A0 – 日水コン 財務分析レポート
営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
キャッシュフロー推移
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
事業内容
事業の概要
当社グループは、上下水道を中心とした水に関する事業に特化した建設コンサルティング事業者であり、建設コンサルティング事業の単一セグメントで展開しています。2025年度を目標とする「中期経営計画2025」を策定し、「水のインパクトカンパニー」を基本方針として掲げています。
主要な事業分野
- 上下水道部門
- 河川部門
- 環境部門
- 建築部門
- 機電部門
各事業分野の詳細
上下水道部門
上下水道の調査・計画や設計・工事監理を行い、技術的なコンサルティングを提供しています。国内外の官公庁からの受注実績があり、技術者が水にフォーカスしたサービスを提供しています。
河川部門
河川、湖沼、ダム、海域・沿岸の治水、利水、環境保全に関する調査・設計・工事監理を行っています。
環境部門
上下水道・河川事業の水質・環境関連、環境評価・保全、防災及び廃棄物対策に関する業務を担当しています。
建築部門
上下水道事業に関連する施設の設計や工事監理を行っています。
機電部門
上下水道事業に関連する施設の機械や電気設備についての技術的なサポートを提供しています。
事業の特徴・強み
- 中央官庁や地方自治体との信頼関係と実績を持ち、官公庁案件が売上の93.1%を占めています。
- 幅広い案件への対応力と豊富な人材を有し、多様な工種別の専門家がチームを組成して業務に対応しています。
- 先進的な課題への技術力を持ち、専門知識を持った経験豊富な人材を配置しています。
今後の展開・戦略
当社グループは、官から民への流れに対応するためにPPP等の手段を活用し、自治体の事業運営支援や民間企業内での役割を拡大しています。さらに、大型水インフラコンセッション事業やウォーターPPPに取り組むなど、新たなビジネスモデルの構築に注力しています。
関連会社情報
【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|———————-|——————|——–|————————————|———-|———-|
| 砂防エンジニアリング株式会社 | 埼玉県川越市 | 20 | 建設コンサルティング事業 | 100.0 | 有 |
| 株式会社イオ | 東京都日野市 | 20 | 分析事業・コンサルティング事業 | 60.0 | 無 |
| 株式会社Rifレックス | 宮城県宮城郡利府町 | 40 | 上下水道施設維持管理事業・コンサルティング事業 | 55.0 | 無 |
| PT.DACREA Design And Engineering Consultants | インドネシア共和国ジャカルタ首都特別州 | 2,400 | 建設コンサルティング事業 | 55.0 | 有 |
【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|————–|—————-|——–|——————————|———-|———-|
| 瀾寧管道(上海)有限公司 | 中華人民共和国上海市 | 9 | 埋設管更生材の開発・製造・販売事業 | 40.0 | – |
| 株式会社ONE・AQITA | 秋田県秋田市 | 50 | コンサルティング事業 | 34.0 | – |
【注釈】
1. 株式会社Rifレックスの議決権比率のうち、4.0%は間接保有によるものであります。
2. 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
設備投資分析
設備投資の分析
投資の時期と規模
2024年12月期における当社グループの設備投資は、小水力発電機等に553,302千円が投資されました。特に大きな投資が行われた時期はこの年度であり、設備投資の規模は比較的大きいことが分かります。
投資の目的と内容
設備投資の主要な分野は小水力発電機等であり、建設コンサルティング事業に関連する設備投資が行われました。投資の目的は生産能力の拡大や事業の効率化に向けたものと考えられます。投資の特徴としては、設備投資が単一セグメントであることや、重要な設備の除却や売却がなかった点が挙げられます。
投資の効果と影響
設備投資により、当社グループの建設コンサルティング事業における生産能力や効率が向上した可能性があります。投資の成果としては、事業の競争力強化や収益増加が期待されますが、具体的な効果や課題については、さらなる情報が必要となります。