26780 – アスクル 財務分析レポート
営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
キャッシュフロー推移
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
在庫回転率の推移
事業内容
事業の概要
当社グループは、eコマース事業を主軸として展開しており、オフィス用品や食料品、医薬品、化粧品、ペット用品など幅広い商品の販売を行っています。
主要な事業分野
- eコマース事業
- ロジスティクス事業
- その他(水の製造販売事業、医療関連通信販売事業)
各事業分野の詳細
eコマース事業
eコマース事業では、OA・PC用品、事務用品、オフィス家具、食料品、酒類、医薬品、化粧品、ペット用品などの販売を行っており、BtoB事業とBtoC事業に分かれています。BtoB事業では、オフィス現場用品の翌日配送サービスを提供し、独自のビジネスモデルにより顧客開拓や代金回収コストを軽減しています。BtoC事業では、一般消費者向け通信販売サイト「LOHACO(ロハコ)」を運営し、価格や品質、配送面での優位性を追求しています。
ロジスティクス事業
ロジスティクス事業では、eコマース事業で培った物流ノウハウを活かし、企業向け物流・小口貨物輸送サービスを提供しています。
その他
その他の事業として、水の製造販売事業や医療関連通信販売事業を展開しており、幅広い商品やサービスを提供しています。
事業の特徴・強み
- 独自のビジネスモデル: BtoB事業ではアスクルシステムを活用し、エージェントを通じて顧客開拓や代金回収を効率化している。
- 幅広い商品ラインナップ: オフィス用品から食料品、医薬品、ペット用品まで多岐にわたる商品を取り扱い、顧客ニーズに幅広く対応している。
今後の展開・戦略
今後は、さらなるeコマース事業の拡大を目指し、顧客満足度向上や物流コストの効率化を図るとともに、新たな事業分野への進出やサービスの拡充を通じて事業を成長させていく戦略を展開している。
関連会社情報
【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|——————|——————|——–|—————————————-|———-|———-|
| ソフトバンクグループ㈱ | 東京都港区 | 238,772| 持株会社 | 45.3 | なし |
| ソフトバンクグループジャパン㈱ | 東京都港区 | 188,798| 持株会社 | 45.3 | なし |
| ソフトバンク㈱ | 東京都港区 | 214,393| 通信業 | 45.3 | なし |
| Aホールディングス㈱ | 東京都港区 | 100 | 持株会社 | 45.3 | なし |
【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|—————|——————|——–|—————————————-|———-|———-|
| LINEヤフー㈱ | 東京都千代田区 | 248,144| インターネット広告事業eコマース事業会員サービス事業グループ会社の経営管理業務 | 45.3 | なし |
| ASKUL LOGIST㈱ | 東京都江東区 | 90 | eコマース事業ロジスティクス事業 | 100.0 | なし |
| ㈱アルファパーチェス | 東京都港区 | 558 | eコマース事業 | 62.8 | あり |
| ㈱チャーム | 群馬県邑楽郡邑楽町| 10 | eコマース事業 | 100.0 | あり |
| ビジネスマート㈱ | 東京都江東区 | 93 | eコマース事業 | 100.0 | なし |
| 嬬恋銘水㈱ | 群馬県吾妻郡嬬恋村| 80 | その他 | 100.0 | なし |
| ソロエル㈱ | 東京都江東区 | 80 | eコマース事業 | 100.0 | なし |
| ㈱AP67 | 神奈川県横浜市西区 | 100 | eコマース事業 | 85.0 | なし |
| フィード㈱ | 神奈川県横浜市西区 | 43 | eコマース事業 | 100.0 | なし |
【注釈】
1. 議決権の所有(または被所有)割合欄の[ ]内は、間接所有割合で内数となっております。
2. 議決権の被所有割合は自己株式を控除して計算しております。
3. 有価証券報告書の提出会社であります。
4. 特定子会社であります。
5. 2023年10月1日付で、当社のその他の関係会社であるZホールディングス㈱は同社を存続会社として、同社の完全子会社であるLINE㈱およびヤフー㈱を中心としたグループ内組織再編を実施し、LINEヤフー㈱に商号を変更しております。
6. 連結子会社の「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
設備投資分析
設備投資の分析
投資の時期と規模
2016年05月期に最も大きな投資が行われ、総額は107億83百万円でした。その後も2018年05月期に212億34百万円と大規模な投資が続きました。投資の頻度は年々増加し、継続的な物流センターの生産性向上のためのインフラ投資が行われています。
投資の目的と内容
主要な投資分野は物流センターの生産性向上であり、インフラ投資や設備拡充が行われています。投資の目的は生産性向上や効率化であり、新設や増強、再構築などが主な投資内容として挙げられます。特にeコマース事業において、物流センターやデータベースの構築に重点が置かれています。
投資の効果と影響
投資により物流センターの生産性が向上し、効率化が図られています。新設や増強により事業拡大が可能となり、競争力強化に寄与しています。一方で、火災事故による設備滅失や減損損失などの課題も発生しており、リスク管理が重要となっています。