28050 – ヱスビー食品 財務分析レポート
営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
キャッシュフロー推移
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
在庫回転率の推移
事業内容
事業の概要
当社及び関係会社は、スパイスを原料とする食料品の製造・加工を主な事業とし、原材料・商品の供給及び販売も行っています。
主要な事業分野
- 食料品事業
- 調理済食品事業
各事業分野の詳細
食料品事業
食料品事業では、各種香辛料、即席カレー、チューブ製品、レトルトカレーなどの製造・販売を行っています。また、製造を担当する関連会社があり、原材料の調達や販売も行っています。
調理済食品事業
2024年3月に株式会社ヒガシヤデリカが運営する調理済食品事業を譲渡しました。
事業の特徴・強み
- スパイスを原料とする食料品に特化しており、独自の製品ラインナップを持つ
- 製造から販売までの一貫体制を構築し、効率的な事業運営が可能
今後の展開・戦略
今後は、製品の品質向上と多様化に注力し、新たな販路の開拓や海外市場への進出を積極的に推進していく方針です。
関連会社情報
【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|——————|————–|——–|————|———-|———-|
| エスビーガーリック食品㈱ | 栃木県足利市 | 89 | 食料品事業 | 100 | あり |
| ヱスビースパイス工業㈱ | 東京都文京区 | 32 | 食料品事業 | 100 | あり |
| ㈱ヱスビー興産 | 東京都中央区 | 2 | 食料品事業 | 100 | あり |
| ㈱ヱスビーサンキョーフーズ | 静岡県焼津市 | 10 | 食料品事業 | 100 | あり |
| ㈱大伸 | 埼玉県比企郡川島町 | 10 | 食料品事業 | 100 | あり |
| ㈱ヒガシヤデリカ | 東京都板橋区 | 80 | 調理済食品 | 100 | あり |
【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|————————–|————-|——–|————|———-|———-|
| S&B INTERNATIONAL CORPORATION | アメリカ合衆国カリフォルニア州 | 100千US$ | 食料品事業 | 100 | あり |
| S&B FOODS SINGAPORE PTE.LTD. | シンガポール | 650千SG$ | 食料品事業 | 100 | – |
【注釈】
1. 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
2. 特定子会社に該当いたします。
3. 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。
4. 連結子会社でありました㈱泰秀は、連結子会社である㈱ヱスビー興産を存続会社とする吸収合併を行っております。
設備投資分析
設備投資の分析
投資の時期と規模
2015年から2024年までの10年間で、設備投資額は総じて増加傾向にありました。特に大きな投資が行われたのは2015年03月期で、54億36百万円の投資が行われました。その後、投資額は減少傾向にあり、2024年03月期には1,885百万円にまで低下しました。投資は主に食料品事業や調理済食品事業において行われ、上田、東松山、宮城の3工場を中心に実施されています。
投資の目的と内容
投資の主な目的は製品の安全・安心対策、品質の安定・向上、生産性向上を実現するための生産設備の更新・改良です。食料品事業においては、生産設備の更新・改良が中心であり、特に2015年から2018年まではこの分野に重点が置かれています。また、新設や増強も行われ、調理済食品事業においては㈱ヒガシヤデリカの工場の新設や生産設備の更新が行われました。
投資の効果と影響
設備投資により、製品の品質向上や生産性の向上が図られ、事業の競争力強化に寄与しています。特に生産設備の更新や改良により、生産能力が拡大され、効率化が進んでいます。一方で、設備投資に伴うコストやリスクも考慮する必要があります。また、2024年には一部の工場や事業の譲渡や売却が行われ、事業ポートフォリオの最適化が進められました。