[2897] 日清食品ホールディングス の財務・株価分析レポート

日清食品ホールディングスの2025年03月期の営業利益は74,369百万円、営業利益率は9.6%と前年比1,008百万円増、営業利益率は0.4%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

2014年03月期〜2025年03月期で、稼ぐ力がUP。営業利益率は1%pt以上増加、営業利益が30%以上増加

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは持株会社制を採用し、即席めんを主とするインスタント食品の製造及び販売を中核とし、その他食品事業や物流業等の周辺事業への展開を図っています。海外でも現地子会社や関連会社を通じて即席めん等の製造・販売を行い、技術援助を通じて業域を拡大しています。

事業セグメント

  • インスタント食品事業: 即席めんを主とするインスタント食品の製造及び販売を行っています。
  • その他食品事業: 即席めん以外の食品事業を展開しています。
  • 物流業: 物流業等の周辺事業を展開しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 持株会社制を採用し、即席めんを主とするインスタント食品の製造及び販売を中核としています。
  • 海外においても現地子会社及び関連会社を通じて業域を拡大しています。

今後の展開・方針

報告セグメントの区分を変更し、連結ベースの数値に基づいてインサイダー取引規制の重要事実の軽微基準を判断します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、主に生産能力増強を目的とした設備投資を継続的に実施しており、国内外での工場新設や既存工場のライン増強を行ってきました。特に、関西工場や九州阿蘇工場などの新設や、ERPシステムの導入などにより、生産性向上と品質管理の強化を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (229億59百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: ERPシステムの導入、「ごろっとグラノーラ」の生産対応工事や新ラインの立ち上げ及び新製法対応工事
  • 2016-03-31 (327億85百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 明星食品の新工場新設、中国地域での商品供給体制増強に対応した新工場建設、日清食品での新ラインの立ち上げ及び新製法対応工事
  • 2017-03-31 (363億40百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 香港及び中国地域の工場建設、ハンガリーの工場建設、日清ヨーク㈱の関東新工場建設及び日清食品㈱での新ラインの立ち上げ及び新製法対応工事
  • 2018-03-31 (520億7百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 滋賀県の関西工場建設、ニッシンフーズKft.(ハンガリー)の工場建設
  • 2019-03-31 (57,602百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 関西工場の建設、ぼんち㈱の新工場建設
  • 2020-03-31 (39,742百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 関西工場の建設完了、新ラインの立ち上げ及び新製法対応工事
  • 2021-03-31 (34,032百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 滋賀工場の新ライン立ち上げ、関西工場の省人化や自動化、明星食品の生産ライン再編、㈱湖池屋の九州阿蘇工場建設
  • 2022-03-31 (28,309百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 下関工場のライン増強工事、九州阿蘇工場の新設
  • 2023-03-31 (32,718百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 関西工場のライン増強工事
  • 2024-03-31 (74,968百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 新工場用地取得、米国サウスカロライナ州グリーンビル工場の建設

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ