営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
事業内容
当社グループは、微細藻類ユーグレナを中心に、食品用途屋外大量培養技術をコア技術とし、ヘルスケア事業、バイオ燃料事業、その他事業を展開しています。
主な事業セグメント
- ヘルスケア事業: ユーグレナやクロレラを活用した健康食品及び化粧品の開発、製造、販売を行い、直販や流通チャネルでの卸売、OEM供給、原料販売、海外展開を進めています。
- バイオ燃料事業: ユーグレナ等の微細藻類をバイオ燃料原料として活用し、バイオ燃料の開発・製造・販売の商業展開に向けた研究開発やパートナーシップ構築を行っています。
- その他事業: サステナブルアグリテック、バイオインフォマティクス、ソーシャルビジネス等の新規領域における事業開発や研究開発を行っています。
事業の特徴・強み
- ユーグレナの大量培養技術と食品加工、化粧品加工及び用途開発の技術を有し、培養方法のコントロールによるユーグレナの組成を調整する技術やゲノム編集技術を持っています。
- ユーグレナは植物性栄養素と動物性栄養素の両方を含む59種類の栄養素を持ち、細胞壁がないため栄養成分の消化率が高いという特徴があります。
- ユーグレナはバイオ燃料原料として、食糧生産との競合を回避し、複数の培養方法にチャレンジ可能で、低コストで脂質抽出が可能です。
今後の展開・方針
商業化フェーズに向けたバイオ燃料の製造・供給体制の構築を推進し、国内外パートナーと連携しながらサプライチェーン構築を進めています。また、サステナブルアグリテック領域での事業展開を本格化し、ソーシャルビジネスとしてバングラデシュでの活動を拡大する計画です。
キャッシュフロー推移
設備投資分析
分析要約
過去から現在に至るまで、当社グループは主に生産能力増強と効率化を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。特に、八重山殖産の生産設備の増強やバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントの工事費用などが大きな投資対象となっています。また、通販基幹システムの開発や機能追加を通じて効率化を図る一方で、研究開発機材の購入を通じて技術革新を支援しています。
過去の投資
- 2014-09-30 (162,029千円)
目的: 生産能力増強
詳細: 八重山殖産の生産設備の増強、直販体制強化のための顧客管理システム導入 - 2014-09-30 (41,429千円)
目的: 研究開発
詳細: 中央研究所(横浜市鶴見区)の設置と研究機材の購入 - 2015-09-30 (140,752千円)
目的: 生産能力増強
詳細: 八重山殖産㈱の生産設備の増強 - 2015-09-30 (92,421千円)
目的: 生産能力増強
詳細: バイオ燃料製造設備に関する投資 - 2015-09-30 (81,403千円)
目的: 効率化
詳細: 本社移転に関連する設備投資と研究機材の購入 - 2016-09-30 (509,192千円)
目的: 生産能力増強
詳細: 八重山殖産㈱の生産設備の増強 - 2016-09-30 (595,019千円)
目的: 生産能力増強
詳細: バイオ燃料製造設備の設計等 - 2017-09-30 (637,745千円)
目的: 生産能力増強
詳細: 八重山殖産㈱の生産設備の増強 - 2017-09-30 (3,184,100千円)
目的: 生産能力増強
詳細: バイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントの工事費用 - 2018-09-30 (1,516,705千円)
目的: 生産能力増強
詳細: 八重山殖産㈱の生産設備の増強 - 2018-09-30 (1,541,565千円)
目的: 生産能力増強
詳細: バイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントの工事費用 - 2019-09-30 (229,251千円)
目的: 生産能力増強
詳細: 八重山殖産㈱の生産設備の増強 - 2019-09-30 (1,132,649千円)
目的: 生産能力増強
詳細: バイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントの工事費用 - 2020-09-30 (323,265千円)
目的: 効率化
詳細: 通販基幹システム開発費用 - 2020-09-30 (28,634千円)
目的: 研究開発
詳細: 研究開発機材の購入 - 2021-12-31 (423,619千円)
目的: 効率化
詳細: 通販基幹システム開発費用 - 2021-12-31 (55,602千円)
目的: 研究開発
詳細: 研究開発機材の購入 - 2022-12-31 (406百万円)
目的: 効率化
詳細: 通販基幹システムの機能追加と製造設備の増強 - 2022-12-31 (22百万円)
目的: 研究開発
詳細: 研究開発機材の購入 - 2023-12-31 (538百万円)
目的: 効率化
詳細: 新通販システムの導入 - 2023-12-31 (48百万円)
目的: 研究開発
詳細: 研究開発機材の購入 - 2024-12-31 (658百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 生産工場の増築及び新通販システムの導入 - 2024-12-31 (0百万円)
目的: 研究開発
詳細: 研究開発機材の購入
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
在庫回転率の推移
セグメント別利益の推移
関連会社情報
連結子会社
会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 出資比率 | 役員兼任等 |
---|---|---|---|---|---|
八重山殖産株式会社 | 沖縄県石垣市 | 9百万円 | ヘルスケア事業 | 100% | なし |
Grameen euglena | バングラデシュ人民共和国ダッカ市 | 272百万円 | その他事業 | 50% | あり |
株式会社エポラ | 愛媛県松山市 | 10百万円 | ヘルスケア事業 | 100% | なし |
ユーグレナ竹富エビ養殖株式会社 | 沖縄県八重山郡 | 84百万円 | その他事業 | 100% | なし |
株式会社ジーンクエスト | 東京都港区 | 55百万円 | その他事業 | 100% | なし |
株式会社MEJ | 東京都港区 | 43百万円 | ヘルスケア事業 | 100% | なし |
大協肥糧株式会社 | 大阪府藤井寺市 | 32百万円 | その他事業 | 100% | あり |
Euglena Malaysia SDN. BHD. | マレーシアクアラルンプール市 | 34百万円 | バイオ燃料事業 | 100% | なし |
株式会社サティス製薬 | 埼玉県吉川市 | 51百万円 | ヘルスケア事業 | 100% | なし |
日本ビューテック株式会社 | 長野県駒ヶ根市 | 10百万円 | ヘルスケア事業 | 100% | なし |
Euglena Sustainable Investment Limited | 英国領ケイマン諸島 | 71百万円 | バイオ燃料事業 | 100% | あり |
持分法適用関連会社
会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 出資比率 | 役員兼任等 |
---|---|---|---|---|---|
株式会社Eu&L | 東京都港区 | 50百万円 | その他事業 | 50% | なし |
合同会社リアルテックジャパン | 東京都港区 | 50百万円 | その他事業 | 42.55% | なし |
注釈
- 1. 「主要な事業の内容」欄にはセグメントの名称を記載しております。
- 2.特定子会社に該当しております。
- 3.キューサイ株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
- 4.株式会社サティス製薬及び日本ビューテック株式会社の全株式を2024年2月1日に取得し、連結子会社としております。
- 5.2024年4月29日にEuglena Sustainable Investment Limitedを完全子会社として設立しました。また、2024年12月11日に増資引き受けにより連結子会社としております。
- 6.連結子会社であった上海悠緑那生物科技有限公司は清算結了したため、連結の範囲から除外しております。
- 7.2024年6月28日に株式会社はこの全株式を譲渡したため、連結の範囲から除外しております。
- 8.2024年7月1日を効力発生日として、当社の連結子会社である株式会社LIGUNAを吸収合併したため、連結の範囲から除外しております。
- 9.Glocalink Singapore Pte.Ltd.の株式の一部を譲渡したため、持分法適用の範囲から除外しております。