[3086] J.フロント リテイリング の財務・株価分析レポート

J.フロント リテイリングの2025年02月期の営業利益は58,199百万円、営業利益率は13.2%と前年比15,151百万円増、営業利益率は2.6%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社の企業集団は、持株会社を中心に37社で構成され、百貨店事業を中心にショッピングセンター事業、デベロッパー事業、決済・金融事業、卸売業、事務処理業務受託業、駐車場業及びリース業などを展開しています。

事業セグメント

  • 百貨店事業: 株式会社大丸松坂屋百貨店、株式会社博多大丸、株式会社高知大丸などを通じて展開。
  • ショッピングセンター事業(SC事業): 株式会社パルコ、PARCO(SINGAPORE)PTE LTDなどを通じて展開。
  • デベロッパー事業: 株式会社パルコスペースシステムズ、株式会社J.フロント建装、株式会社パルコデジタルマーケティング、J.フロント都市開発株式会社などを通じて展開。
  • 決済・金融事業: JFRカード株式会社を通じて展開。
  • 卸売業: 大丸興業株式会社、大丸興業国際貿易(上海)有限公司、大丸興業(タイランド)株式会社を通じて展開。
  • 事務処理業務受託業、不動産賃貸業・駐車場業及びリース業: 株式会社JFRサービス、株式会社エンゼルパークを通じて展開。
  • その他: 株式会社消費科学研究所、株式会社JFR情報センター、株式会社大丸松坂屋友の会、株式会社XENOZなどを通じて展開。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な事業セグメントを持ち、国内外にわたる広範なネットワークを活用している点。

今後の展開・方針

特定上場会社等として、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準を連結ベースで判断し、事業の透明性と信頼性を高めることを目指しています。また、2023年9月27日付で株式会社スタイリングライフ・ホールディングスの全株式を譲渡し、事業の選択と集中を図っています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

この企業は、百貨店事業やパルコ事業を中心に設備投資を行い、特に店舗の改装や新規出店、再開発事業に注力しています。投資は主に自己資金および借入金を用いて行われ、近年ではデベロッパー事業やSC事業にも投資を拡大しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-02-28 (242億77百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大丸京都店・松坂屋上野店他各店売場改装工事、福岡パルコ新館建築工事
  • 2016-02-29 (371億10百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 松坂屋名古屋店・大丸京都店他各店売場改装工事、大丸心斎橋店本館建替えに伴う北館・南館移設集約工事、広島パルコの店舗改装等に伴う資産の取得
  • 2017-02-28 (449億99百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 松坂屋名古屋店改装工事、GINZA SIX関連工事、渋谷パルコの再開発事業に伴う資産の取得
  • 2020-02-29 (486億36百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大丸心斎橋店本館建替工事、渋谷パルコの再開発事業、川崎ゼロゲートの新規出店に伴う資産の取得、心斎橋パルコ(仮称)の開業準備に伴う内装工事
  • 2021-02-28 (299億96百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大丸心斎橋店北館工事、心斎橋パルコの新規出店に伴う資産の取得
  • 2022-02-28 (210億83百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大丸神戸店売場改装投資、松坂屋流通センター跡地での商業施設の開業
  • 2023-02-28 (234億15百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 松坂屋名古屋店売場改装投資、HAB@熊本への出店に伴う投資
  • 2024-02-29 (161億94百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 松坂屋名古屋店、大丸札幌店売場改装投資、パルコヤ上野に付随する資産の取得、HAB@熊本建設に伴う資産の取得、自社開発マンション内駐車場建設に伴う資産の取得並びに各店舗の店内改装及び設備の更新に伴う投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ