[3231] 野村不動産ホールディングス の財務・株価分析レポート

野村不動産ホールディングスの2025年03月期の営業利益は118,958百万円、営業利益率は15.7%と前年比6,844百万円増、営業利益率は0.4%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、野村不動産を中心に、住宅事業、都市開発事業、海外事業、資産運用事業、仲介・CRE事業、運営管理事業などを展開しています。主要な関係会社とともに、マンションや戸建住宅の開発・分譲、オフィスビルや商業施設の開発・賃貸、資産運用、不動産仲介など多岐にわたる事業を行っています。

事業セグメント

  • 住宅事業: マンション・戸建住宅の開発・分譲、賃貸マンションの開発・販売、シニア向け住宅の開発、インターネット広告代理店事業、住まいの駆けつけ事業を行っています。
  • 都市開発事業: オフィスビル・商業施設・物流施設の開発・賃貸・販売、オフィスビル・物流施設の運営業務の受託、ホテルの開発、建築工事の設計監理、フィットネスクラブ事業、商業施設の企画・運営業務の受託、ホテルの企画・運営を行っています。
  • 海外事業: マンション・戸建住宅の開発・分譲、オフィスビルの開発・賃貸、ベトナムでのオフィスビル賃貸事業を行っています。
  • 資産運用事業: REIT、私募ファンド、不動産証券化商品を対象とした資産運用事業を行っており、一部エクイティ投資も行っています。
  • 仲介・CRE事業: 不動産の仲介・コンサルティング、保険代理店事業を行っています。
  • 運営管理事業: マンション・オフィスビルの運営・管理、修繕工事・テナント工事の請負、リフォーム事業、地域冷暖房事業、太陽光発電事業、清掃業務の受託を行っています。
  • その他の事業: 土地及び建物の売買・賃貸を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な事業分野における専門性と、国内外での不動産開発・運営の実績を持ち、幅広いサービスを提供しています。

今後の展開・方針

2024年4月より、都市開発部門に区分していたホテル事業を住宅部門に統合し、事業推進を行います。また、UDS㈱の全株式を取得し、住宅部門に区分します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社グループは主に賃貸事業および都市開発に注力し、国内外の主要都市においてオフィスビルや商業施設、ホテルの開発・取得を進めてきました。近年では、都市開発における大規模プロジェクトや海外物件の取得により、資産の多様化と事業の拡大を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (33,896百万円)
    目的: 賃貸事業
    詳細: 銀座MTRビル(東京都中央区)などの設備投資を実施。主要設備としてLandport高槻計画(大阪府高槻市)や横浜野村ビル計画(神奈川県横浜市西区)を取得。
  • 2016-03-31 (51,805百万円)
    目的: 賃貸事業
    詳細: 野村不動産銀座ビル(東京都中央区)や虎ノ門セントラルビル(東京都港区)などの設備投資を実施。虎ノ門リアルエステート株式会社の株式を取得し、虎ノ門一丁目地内所在ビル3棟を取得。
  • 2017-03-31 (60,374百万円)
    目的: 賃貸事業
    詳細: NOF日本橋本町ビル(東京都中央区)や横浜野村ビル(神奈川県横浜市西区)などの設備投資を実施。深川ギャザリア タワーN棟(東京都江東区)を売却。
  • 2018-03-31 (73,575百万円)
    目的: 賃貸事業
    詳細: Morisia津田沼(千葉県習志野市)やLandport高槻(大阪府高槻市)などの設備投資を実施。野村不動産武蔵小杉ビルN棟とS棟(神奈川県川崎市中原区)を売却。
  • 2019-03-31 (19,776百万円)
    目的: 賃貸事業
    詳細: NOHGA HOTEL UENO(東京都台東区)などの設備投資を実施。日本航空田町ビル(東京都港区)を開発用不動産に振り替え。
  • 2020-03-31 (20,360百万円)
    目的: 都市開発
    詳細: KAMEIDO PROJECT・大型商業施設部分(東京都江東区)などの設備投資を実施。GICROS GINZA GEMS(東京都中央区)が竣工。
  • 2021-03-31 (45,575百万円)
    目的: 都市開発
    詳細: 東京虎ノ門グローバルスクエア(東京都港区)やNOHGA HOTEL AKIHABARA TOKYO(東京都千代田区)が竣工。127 Charing Cross Road(イギリス・ロンドン)を取得。
  • 2022-03-31 (50,706百万円)
    目的: 都市開発
    詳細: KAMEIDO CLOCK(東京都江東区)やNOHGA HOTEL KIYOMIZU KYOTO(京都府京都市東山区)が竣工。
  • 2023-03-31 (35,140百万円)
    目的: 都市開発
    詳細: 芝浦プロジェクト(東京都港区)などの設備投資を実施。大手町野村ビル(東京都千代田区)を販売用不動産に振り替え。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ