[3437] 特殊電極 の財務・株価分析レポート

特殊電極の2025年03月期の営業利益は635百万円、営業利益率は6.0%と前年比140百万円増、営業利益率は0.9%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、溶接材料の開発力及び溶接総合技術を活かしたメーカーとして、溶接工事の施工、溶接材料、特殊溶接を施した鋼板、溶接装置、溶接手法及びその技術から派生した応用商品を取扱っています。

事業セグメント

  • 工事施工: 溶接技術、溶接加工を用いて、各種産業の設備、装置の加工・組立の溶接施工を行っています。特に鉄鋼・自動車産業の設備メンテナンスに関する溶接を主力とし、特殊材料溶接や耐摩耗肉盛技術を特徴としています。
  • 溶接材料: 特殊溶接用材料の仕入・製造・販売を手掛け、設備部品の延命対策として使用されています。主な製商品にはフラックス入りワイヤ、被覆アーク溶接棒、各種溶接用線材、粉末材があります。
  • 環境関連装置: 省エネや作業環境改善を目的とした装置の製造・販売を行っています。具体的には、自動車関連の鋳造された粗材を冷却する強制冷却装置、金型加熱装置、自動搬送車による搬送ライン装置などがあります。
  • その他: 自動車産業向けに、アルミダイカストマシーン用部品の仕入製造販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 特殊溶接技術を専門に開発し、特に表面改質技術に属する肉盛溶接技術を中心に事業を展開しています。
  • 特殊材料溶接や耐摩耗肉盛技術を用いて、幅広い業種の製造設備に対応しています。

今後の展開・方針

今後も特殊溶接技術を基盤とし、各種産業の設備メンテナンスにおける溶接施工を強化し、溶接材料の開発・販売を拡充していく予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、技術革新や長期的な受注増に対応するため、施設設備の増強と改良を継続的に行い、工事施工能力の増大と作業能率の改善を図ってきました。2019年度には老朽化対応及び自然災害リスク対応として現尼崎工場の移転用土地を取得し、2023年度には本社・本社工場の移転を実施しました。これらの投資は、長期的な成長と効率化を目指した戦略的な設備投資の一環です。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (58百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工事施工能力の増大と作業能率の改善のため、PTAロボット、電気炉、スプール巻取機、アーク式取鍋加熱装置用電源などに設備投資
  • 2016-03-31 (68百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工事施工能力の増大と作業能率の改善のため、ポジショナー、蛍光X線分析装置などに設備投資
  • 2017-03-31 (87百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工事施工能力の増大と作業能率の改善のため、サブマージアーク溶接機、オートメルト制御盤、バンドメルト制御盤、塗布量測定計量器、集塵機などに設備投資
  • 2018-03-31 (101百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工事施工能力の増大と作業能率の改善のため、焼鈍炉、トラック、スラグ粉砕機クラッシャーなどに設備投資
  • 2019-03-31 (635百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 老朽化対応及び自然災害リスク対応のため現尼崎工場の移転用土地取得、工事施工能力の増大と作業能率の改善のため、サブマージアーク溶接機、マイクロスコープなどに設備投資
  • 2020-03-31 (137百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工事施工能力の増大と作業能率の改善のため、ロールライン装置、直流プラズマ溶接機などに設備投資
  • 2021-03-31 (70百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工事施工能力の増大と作業能率の改善のため、クレーン付3トントラック、バッテリーフォークリフト、環境技術室事務所内装工事などに設備投資
  • 2022-03-31 (76百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工事施工能力の増大と作業能率の改善のため、PTA装置などに設備投資
  • 2023-03-31 (1,751百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工事施工能力の増大と作業能率の改善のため、レーザークラッディング装置、自社システム、本社・本社工場移転に伴う設備投資
  • 2024-03-31 (1,025百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 工事施工能力の増大と作業能率の改善のため、ECM発振機、自動倉庫ラック、溶接材料の研究開発及び製造機能を新本社へ集約するための設備投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ