[3441] 山王 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社山王及び子会社2社により構成され、コネクタ・スイッチ等の電子部品の精密プレス加工及び金型製作、貴金属表面処理加工を主たる業務としています。

事業セグメント

  • 精密プレス加工工程: 日本セグメントにおいて、主にコネクタメーカーから依頼を受け、コネクタのプレス金型の設計・製作を行い、プレス材料を加工し、フープ成型品を生産。小型化の要請に応え、1,000分の1ミリメートルの寸法管理を行い、成型品の材料の厚さは0.05ミリメートル、ピッチは0.25ミリメートルの製品まで対応。
  • 表面処理加工工程: 日本・フィリピンセグメントにおいて、コネクタ、スイッチ、ICソケット等の接点部品への高速金めっき加工、パラジウムニッケル合金めっき加工、錫めっき加工等を行う。精密部分金めっき加工や環境対応の鉛を含まない半田めっき加工をリールtoリールで実施。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 精密プレス加工と貴金属表面処理加工を一貫して行う能力を有し、得意先の求める品質・価格・納期に対応可能。

今後の展開・方針

テキストには具体的な今後の展開・戦略についての記載がありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、主に国内外の生産能力増強を目的とした設備投資を継続的に行っており、特に東北工場や東北事業部での新ライン建設が中心となっている。また、海外子会社であるSanno Philippines Manufacturing Corporationや山王電子(無錫)有限公司への投資も行われている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-07-31 (276百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 山王電子(無錫)有限公司での精密プレス加工に134百万円、表面処理加工工程に82百万円(山王電子(無錫)有限公司で25百万円、Sanno Philippines Manufacturing Corporationで57百万円)
  • 2016-07-31 (238百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 表面処理加工に関連する設備投資、国内の治工具等に19百万円、東北工場のライン改造に7百万円、Sanno Philippines Manufacturing Corporationに190百万円、山王電子(無錫)有限公司に8百万円
  • 2017-07-31 (314百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東北工場のライン改造や品質保証投資に201百万円、Sanno Philippines Manufacturing Corporationに104百万円、山王電子(無錫)有限公司に7百万円
  • 2018-07-31 (558百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東北工場の新ライン建設やプレス投資に510百万円、Sanno Philippines Manufacturing Corporationに21百万円、山王電子(無錫)有限公司に27百万円
  • 2019-07-31 (661百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東北工場での新ライン建設やプレス投資に595百万円、Sanno Philippines Manufacturing Corporationに45百万円、山王電子(無錫)有限公司に20百万円
  • 2020-07-31 (713百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東北工場での新ライン建設やプレス投資に626百万円、Sanno Philippines Manufacturing Corporationに46百万円、山王電子(無錫)有限公司に39百万円
  • 2021-07-31 (565百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東北事業部での新ライン建設に551百万円、Sanno Philippines Manufacturing Corporationに10百万円、山王電子(無錫)有限公司に3百万円
  • 2022-07-31 (533百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東北事業部での新ライン建設に504百万円、Sanno Philippines Manufacturing Corporationに29百万円
  • 2023-07-31 (899百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東北事業部での新ライン建設に881百万円、Sanno Philippines Manufacturing Corporationに17百万円
  • 2024-07-31 (186百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東北事業部での新ライン建設に161百万円、Sanno Philippines Manufacturing Corporationに25百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
Sanno Philippines Manufacturing Corporation フィリピン共和国カビテ州 18,560千米ドル 貴金属表面加工業 99.9 役員の兼務3名

持分法適用関連会社

持分法適用関連会社の情報がありません。

注釈

  • 特定子会社に該当しております。
  • 連結売上高に占める売上高(連結会社間の内部売上高を除く)の割合が100分の10を超えております。