[3491] GA technologies の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社GA technologies及び子会社55社から構成され、不動産関連の様々なサービスを提供しています。主な事業は、ネット不動産マーケットプレイス「RENOSY」や不動産業務支援システム「ITANDI」、その他M&A仲介及びコンサルティング事業です。

事業セグメント

  • RENOSYマーケットプレイス事業: ネット不動産マーケットプレイス「RENOSY」において、不動産の購入DXサービス、売却DXサービス、高級賃貸サービスを提供しています。また、タイ駐在員向け賃貸プラットフォーム「dearlife」や中華圏の投資家向け不動産プラットフォーム「神居秒算」を運営しています。
  • ITANDI事業: 不動産仲介会社・管理会社向け業務支援システムを提供し、賃貸会社向けSaaSシリーズ「ITANDI BB+」や「ITANDI BB」、不動産売買仲介向け営業支援システム「PropoCloud」、不動産マーケティングプラットフォーム「Realnet」などを運営しています。BtoCサービスとしては「OHEYAGO」を提供しています。
  • その他事業: 不動産オーナー向けにリノベーション費用のワンストップ貸付サービスを提供し、完全業界特化型M&A仲介サービスを行っています。

事業の特徴・強み

  • 不動産の購入から管理、売却までをオンラインで完結できるサービスを提供し、AIを活用したスコアリングやリアルタイム査定を通じて、顧客の資産形成をサポートしています。
  • 高い集客力を生かした高級賃貸サービスや、豊富な仲介実績に基づく適正な賃料査定・売却価格査定を提供しています。
  • 不動産業界向けに様々なクラウド(SaaS)サービスを提供し、業務のデジタル化を推進しています。

今後の展開・方針

今後も不動産関連のDXサービスを強化し、国内外の市場におけるプレゼンスを拡大していく予定です。特に、AI技術を活用した不動産サービスの開発と、海外市場への進出を加速させる計画です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、主に不動産総合ブランド「RENOSY(リノシー)」のシステム開発を中心に設備投資を行ってきました。東京本社の移転や増床、横浜営業所の開設、ITANDI事業のシステム開発などを通じて、新規事業の拡大と効率化を図っています。最近では、オフィス設備への投資も行い、全社的な設備の更新と事業の拡大を進めています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2019-10-31 (1,998,914千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 不動産総合ブランド「RENOSY(リノシー)」のシステム開発及び東京本社移転に伴う設備の新設
  • 2020-10-31 (1,317百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 不動産総合ブランド「RENOSY(リノシー)」のシステム開発、横浜営業所の開設及び東京本社の増床に伴う設備の新増設
  • 2021-10-31 (1,328百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 不動産総合ブランド「RENOSY(リノシー)」のシステム開発、株式会社パートナーズの本社移転に伴う設備の新設、ITANDI事業のシステム開発、JACCS運用サポートに関するシステム開発、東京本社の増床に伴う設備の新設及び自社ソフトウエアのシステム開発
  • 2022-10-31 (1,117百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: RENOSYマーケットプレイス事業のシステム開発、アパートメント事業モデルルーム建築、ITANDI事業のシステム開発、その他事業のシステム開発、全社のシステム開発
  • 2023-10-31 (1,707百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: RENOSYマーケットプレイス事業のシステム開発、オフィス設備等への投資、ITANDI事業のシステム開発、その他事業のシステム開発、全社のシステム開発及びオフィス設備等への投資
  • 2024-10-31 (1,921百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: RENOSYマーケットプレイス事業のシステム開発、オフィス設備等への投資、ITANDI事業のシステム開発、その他事業のシステム開発、全社のシステム開発及びオフィス設備等への投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
株式会社Modern Standard 東京都港区 10百万円 RENOSYマーケットプレイス事業 100.0% 役員の兼任あり
株式会社パートナーズ 東京都港区 100百万円 RENOSYマーケットプレイス事業 100.0% 役員の兼任あり
株式会社リコルディ 東京都千代田区 50百万円 RENOSYマーケットプレイス事業 100.0% なし
株式会社神居秒算 東京都港区 5百万円 RENOSYマーケットプレイス事業 100.0% 役員の兼任あり
積愛科技(上海)有限公司 中国上海市 RENOSYマーケットプレイス事業 100.0% なし
RENOSY (Thailand) Co., Ltd. タイバンコク都 162百万タイバーツ RENOSYマーケットプレイス事業 100.0% 役員の兼任あり
株式会社RENOSYASSET MANAGEMENT 東京都港区 95百万円 RENOSYマーケットプレイス事業 100.0% 役員の兼任あり
株式会社Core Asset Management 東京都港区 20百万円 RENOSYマーケットプレイス事業 100.0% なし
RW OpCo, LLC アメリカミネソタ州 55百万米ドル RENOSYマーケットプレイス事業 100.0% なし
イタンジ株式会社 東京都港区 36百万円 ITANDI事業 100.0% なし
株式会社ダンゴネット 東京都武蔵野市 58百万円 ITANDI事業 100.0% なし
株式会社RENOSY X 東京都港区 50百万円 ITANDI事業 100.0% なし
株式会社Housmart 東京都港区 100百万円 ITANDI事業 100.0% なし
株式会社RENOSY FINANCE 東京都港区 60百万円 その他事業 100.0% なし
株式会社スピカコンサルティング 東京都港区 50百万円 その他事業 51.5% 役員の兼任あり

持分法適用関連会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
株式会社マーキュリー 東京都新宿区 243百万円 ITANDI事業 55.4% なし

注釈

  • 株式会社リコルディについては、売上収益(連結会社相互間の内部売上収益を除く。)の連結売上収益に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等は以下のとおりであります。 主要な損益情報等(百万円)売上収益営業利益当期利益資本合計資産合計株式会社リコルディ20,3431,0216561,5765,914
  • 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。
  • 当社が2023年12月1日に株式会社Core Asset Managementの全株式を取得したことに伴い、同社を当社の連結子会社といたしました。
  • 当社の連結子会社であるイタンジ株式会社は、2024年1月4日に株式会社Housmartの全株式を取得したことに伴い、同社を当社の連結子会社といたしました。
  • 当社の連結子会社であるGA technologies USA Inc.は、2024年3月1日にRW OpCo, LLCの全持分を取得したことに伴い、同社及びその子会社等の28社を当社の連結子会社といたしました。
  • 2024年4月1日付で、当社の連結子会社である株式会社RENOSY PLUSは、商号を株式会社Modern Standardに変更しております。
  • 当社は、2024年8月21日に株式会社マーキュリーの議決権の52.3%を取得したことに伴い、同社を当社の連結子会社といたしました。
  • 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
  • 特定子会社に該当しております。
  • 有価証券報告書を提出しております。
  • 重要な債務超過の状況にある関係会社はありません。当社グループ内での借入金等がある関係会社は、当該借入金を控除した負債から算定した純資産額を用いて、重要な影響を与える債務超過の有無を判定しています。