[3498] 霞ヶ関キャピタル の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、「その課題を、価値へ。」という経営理念のもと、成長性のある事業分野と社会的意義のある事業にて事業を展開しており、不動産投資に関連するコンサルティングやマネジメント、収益不動産の開発を行う不動産コンサルティング事業を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。

事業セグメント

  • 不動産コンサルティング事業: 不動産投資に関連するコンサルティングやマネジメント、収益不動産の開発を行い、社会課題の解決に資する事業を展開。
  • 物流事業: 賃貸型の冷凍冷蔵倉庫を主に開発し、首都圏や関西圏などの大消費地近郊での展開を進め、物流業界の社会的課題に貢献。
  • ホテル事業: 需給ギャップのある多人数向けの部屋をメインとした中長期滞在型のホテルを展開し、効率化を図ることで安定した収益を生み出す。
  • ヘルスケア事業: ホスピス住宅の開発に注力し、高齢者向け住宅の普及を進め、安心感と快適さを兼ね備えた施設を提供。
  • 海外事業: 経済発展するエリアでの事業拡大を目指し、アラブ首長国連邦を中心に展開。現地法人を設立し、不動産マーケットに参入。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 社会課題の解決を軸に、不動産業界・金融業界に関する広い知見と深い経験から成る「不動産」×「金融」を切り口としたコンサルティングや不動産開発に強みがあり、多様な投資家のニーズに対応したソリューションを提供。

今後の展開・方針

物流事業では、冷凍冷蔵倉庫の自動化の開発を進め、労働力不足や労働環境改善に貢献。ホテル事業では、インバウンド需要の回復を見込み、都市型モデルやリゾートモデルの開発を進める。ヘルスケア事業では、ホスピス住宅の開発を進め、差別化を図る。海外事業では、ドバイ首長国の不動産マーケットに参入し、日本の投資家が投資できる環境づくりを進める。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間、当社はショッピングセンターフォルテへの投資や自然エネルギー事業の土地取得、本社設備の更新、新規ジムやホテル施設の開業など、多岐にわたる設備投資を行ってきました。これにより、販売能力の増強や新規事業の展開を図り、企業の成長を目指しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2019-08-31 (368,632千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: ショッピングセンターフォルテへの投資
  • 2020-08-31 (221,677千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 自然エネルギー事業における土地の取得及び本社設備
  • 2021-08-31 (1,016,684千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: ショッピングセンターフォルテの保有目的変更に伴う資産振替
  • 2022-08-31 (121,688千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 本社設備
  • 2023-08-31 (568,597千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 本社設備及びKC peaks合同会社における新規ジム開業に伴う店舗設備
  • 2024-08-31 (2,722,932千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 本社設備及びfav hospitality group株式会社におけるホテル施設等の取得

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
fav hospitality group㈱ 東京都千代田区 65百万円 不動産コンサルティング 98.08% 役員の兼任
霞ヶ関投資顧問㈱ 東京都千代田区 110百万円 不動産コンサルティング 100.00% なし
ロジフラッグ・デベロプメント㈱ 東京都千代田区 100百万円 不動産コンサルティング 66.00%
KC-Welfare㈱ 東京都千代田区 30百万円 不動産コンサルティング 100.00% なし
KASUMIGASEKI MIDDLE EAST REAL ESTATE L.L.C アラブ首長国連邦ドバイ首長国 100百万AED 不動産コンサルティング 100.00% なし

持分法適用関連会社

持分法適用関連会社の情報がありません。

注釈

  • 2023年9月30日付で霞ヶ関パートナーズ株式会社を存続会社、KC Technologies株式会社を消滅会社とする吸収合併を行っております。また、霞ヶ関パートナーズ株式会社は、2024年2月28日付で商号をfav hospitality group株式会社に変更しております。
  • 霞ヶ関投資顧問株式会社は、2024年5月29日付で増資を行い、資本金が増加しております。
  • KASUMIGASEKI MIDDLE EAST PROJECT MANAGEMENT L.L.Cは、2024年6月24日付で商号をKASUMIGASEKI MIDDLE EAST REAL ESTATE L.L.Cに変更しております。また、2024年3月21日付で増資を行い、資本金が増加しております。
  • 上記以外に連結子会社が27社ありますが、量的重要性・質的重要性を鑑み総合的に判断し、記載を省略しております。また、そのうち特定子会社に該当する会社はSK特定目的会社です。
  • fav hospitality group株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。