[3541] 農業総合研究所 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社は「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」をビジョンに掲げ、日本や世界から農業がなくならない仕組みを構築することを目的としています。ミッションとして「ビジネスとして魅力ある農産業の確立」を実践しています。

事業セグメント

  • 農家の直売所事業: 当社及び業務委託先が運営する集荷場で登録生産者から農産物を集荷し、スーパー等の「産直コーナー」で販売する事業です。委託販売システムと買取委託販売を行っています。
  • 産直卸事業: 当社が生産者から直接農産物を買い取り、商品の付加価値を見える化してスーパー等の「青果コーナー」で販売する事業です。

事業の特徴・強み

  • 委託販売システムは、登録生産者、スーパー等、生活者にとって良いものであり、三方良しの特徴があります。
  • 農家の直売所事業で培った小売アカウント、物流インフラ、産地ネットワークを活用しています。

今後の展開・方針

持続可能な農産業を実現するため、生産者が主体となって販売できる委託販売システムを積極的に進めます。また、産直卸事業による卸販売も積極的に進め、スーパー等の全ての青果コーナーに生産者から直送された農産物を提供します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、当社グループは効率化を目的とした設備投資を継続的に実施してきました。2017年度には基幹システムの改修とサービス向上のためのソフトウェア開発を行い、2018年度には東京営業所の移転や集荷場の冷蔵設備の導入、基幹システム及び子会社販売システムの改修を行いました。2019年度には基幹システムの改修を引き続き実施し、効率化を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2017-08-31 (11,144千円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システムの改修4,397千円及び生産者に対するサービス向上のためのソフトウエア開発2,568千円
  • 2018-08-31 (57,774千円)
    目的: 効率化
    詳細: 東京営業所移転に係る内装工事11,617千円、集荷場冷蔵設備7,051千円、基幹システム改修17,777千円及び子会社販売システム19,375千円
  • 2019-08-31 (19,242千円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システムの改修16,709千円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

連結子会社の情報がありません。

持分法適用関連会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
株式会社世界市場 東京都品川区 10,000千円 日本産農産物の海外輸出 24.8% 役員の兼務:3名
株式会社コールドチェーン情報開発センター 東京都中央区 10,000千円 物流技術の研究開発・新しい農産物流通の仕組み作り 34.0% 役員の兼務:1名

注釈

  • 株式会社世界市場は2023年10月30日を払込期日とする第三者割当増資を実施しており、当社は25%を引き受けております。また、2024年8月26日付で減資を行い、資本金が減少しております。
  • 2024年9月3日付で当社100%出資により「やさいジョブ株式会社」を設立しました。
  • 2023年10月26日を以て、富山中央青果株式会社は、株式売却により関連会社から除外となりました。