[3687] フィックスターズ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、「Speed up your Business」をスローガンに掲げ、コンピュータの性能を最大限に引き出し、大量データの高速処理を実現するソフトウェア開発・高速化サービス及び関連ハードウェア等を提供しています。

事業セグメント

  • Solution事業: 大量データの高速処理を可能とするソフトウェア開発・高速化サービス及び関連するハードウェアを提供。コンサルティングから最終製品への組込み支援まで、一貫したトータルソリューションサービスを提供。
  • SaaS事業: Solution事業で蓄積した知見を社会に広く活用するため、複数のサービスをSaaSとして提供。量子コンピュータ向けプログラムの開発・実行プラットフォームやAI画像診断支援サービスを提供。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • ハードウェア技術のパラダイムシフトにいち早く対応し、顧客の求める機能やアプリケーションに合わせ、最新ハードウェアの性能を最大限に引き出すソフトウェア技術を蓄積。
  • 多種多様なハードウェアの性能を引き出す高度なソフトウェア技術を通じて、最先端の技術・研究開発にチャレンジする研究機関、企業を支援。

今後の展開・方針

当社グループは、次世代AIチップ向け開発環境基盤の研究開発や、量子コンピュータ向けプログラムの開発・実行プラットフォームの提供を進めることで、最先端技術の実用化を支援し続けます。また、AIを用いた画像診断支援システムの研究開発を進め、早期のサービス提供を目指しています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去10年間にわたり、当社は主に生産能力の増強を目的として開発用機材の購入を継続的に行ってきました。また、販売能力の増強を目的とした本社事務所の増床や移転も行われ、効率化を図るための社内情報基盤や基幹インフラ設備の更新も実施されました。これにより、企業の成長と効率的な運営を支えるための基盤が強化されました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-09-30 (55,964千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 横浜事業所開設による設備投資及び開発用機材の購入
  • 2015-09-30 (19,828千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 開発用機材の購入11,524千円
  • 2016-09-30 (14,156千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 開発用機材の購入11,011千円
  • 2017-09-30 (34,349千円)
    目的: 効率化
    詳細: 社内情報基盤の更新22,452千円
  • 2018-09-30 (72,362千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本社事務所増床及び子会社事務所開設に係る内装設備等50,230千円
  • 2019-09-30 (33,776千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 開発用機材13,000千円
  • 2020-09-30 (67,357千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 開発用機材59,489千円(リース資産を含む)
  • 2021-09-30 (463,245千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本社移転に伴う内装設備等423,563千円
  • 2022-09-30 (46,604千円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹インフラ設備23,450千円
  • 2023-09-30 (39,511千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 開発用機材28,437千円
  • 2024-09-30 (170,208千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 開発用機材100,656千円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
Fixstars Solutions, Inc. 米国カリフォルニア州 3.26百万米ドル Solution事業 100.0 役員の兼任1名
株式会社Fixstars Autonomous Technologies 東京都港区 30百万円 Solution事業 66.6 役員の兼任3名
株式会社Sider 東京都港区 50百万円 SaaS事業 100.0 役員の兼任3名
株式会社Smart Opinion 東京都港区 100百万円 SaaS事業 59.1 役員の兼任3名
オスカーテクノロジー株式会社 東京都港区 50百万円 SaaS事業 76.4 役員の兼任3名
株式会社Fixstars Amplify 東京都港区 50百万円 SaaS事業 100.0 役員の兼任3名
株式会社Drone Autopilot Lab 東京都港区 25百万円 SaaS事業 100.0 役員の兼任3名
株式会社Fixstars Investment 東京都港区 25百万円 その他 100.0 役員の兼任3名

持分法適用関連会社

持分法適用関連会社の情報がありません。

注釈

  • 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
  • 特定子会社に該当しております。
  • 2024年4月に株式株式会社Fixstars Investmentを設立しております。
  • 2024年5月10日付で株式会社Drone Autopilot Labの株式を追加取得し、同社を完全子会社といたしました。
  • 2024年7月19日付でオスカーテクノロジー株式会社の株式を追加取得し、議決権比率を76.4%といたしました。
  • Sider, Inc.は、2024年9月の清算に伴い、当社の子会社に該当しなくなったため除外しております。
  • 株式会社Fixstars Autonomous Technologiesについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。