[3692] FFRIセキュリティ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社FFRIセキュリティ及び子会社1社で構成され、サイバー・セキュリティ事業とソフトウェア開発・テスト事業を主な事業内容としています。

事業セグメント

  • サイバー・セキュリティ事業: コンピュータ・システムを外部脅威から守るためのサイバー・セキュリティの研究開発を行い、セキュリティ脆弱性、マルウェア関連、組み込み機器、IoTセキュリティ分野に強みを持ち、ナショナルセキュリティセクター、パブリックセクター、プライベートセクターに向けたセキュリティ・サービス及びプロダクトを提供しています。
  • ソフトウェア開発・テスト事業: ソフトウェアの設計・開発・評価・解析に関わる技術者の派遣や、ソフトウェアの不具合を発見するためのテストの計画・設計・実施を提供しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • サイバー・セキュリティの基盤となる技術とリサーチ能力を背景に、セキュリティ脆弱性、マルウェア関連、組み込み機器、IoTセキュリティ分野における技術力を強みとしています。
  • 国際的に権威のあるセキュリティカンファレンスでの研究成果の発表実績があります。

今後の展開・方針

サイバー・セキュリティ対策の研究開発を継続し、ナショナルセキュリティセクター、パブリックセクター、プライベートセクターに向けたセキュリティ・サービス及びプロダクトの提供を強化します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、情報セキュリティに対する新たな脅威に対応するため、開発環境の整備を中心に設備投資を行ってきました。これには、販売目的ソフトウェアの開発、自社利用ソフトウェアの購入、パソコン及びサーバー等の開発機器の購入が含まれます。また、神奈川県横須賀市事務所の増床や本社及び横須賀事務所の改装工事も実施しました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2018-03-31 (70,018千円)
    目的: 開発環境の整備
    詳細: 販売目的ソフトウエアの開発等56,507千円、自社利用ソフトウエアの購入等2,010千円、パソコン及びサーバー等の開発機器の購入等11,500千円
  • 2019-03-31 (37,759千円)
    目的: 開発環境の整備
    詳細: 販売目的ソフトウエアの開発等29,949千円、自社利用ソフトウエアの購入等840千円、パソコン及びサーバー等の開発機器の購入等6,969千円
  • 2020-03-31 (68,111千円)
    目的: 開発環境の整備
    詳細: 販売目的ソフトウエアの開発等56,960千円、自社利用ソフトウエアの購入等4,828千円、パソコン及びサーバー等の開発機器の購入等6,322千円
  • 2022-03-31 (35,715千円)
    目的: 開発環境の整備
    詳細: 販売目的ソフトウエアの開発等2,092千円、自社利用ソフトウエアの購入等640千円、パソコン及びサーバー等の開発機器の購入等20,674千円、神奈川県横須賀市事務所の増床に伴う事務所造作費用12,308千円
  • 2023-03-31 (39,446千円)
    目的: 開発環境の整備
    詳細: 販売目的ソフトウェアの開発等25,489千円、自社利用ソフトウェアの購入等880千円、パソコン及びサーバー等の開発機器の購入等13,076千円
  • 2024-03-31 (28,937千円)
    目的: 開発環境の整備
    詳細: パソコン及びサーバー等の開発機器の購入等18,549千円、自社利用ソフトウェアの購入等1,329千円、本社及び横須賀事務所の改装工事等の費用9,058千円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
株式会社シャインテック 神奈川県川崎市多摩区 12,000千円 ソフトウェアに関する開発・テスト等 100 役員の兼任

持分法適用関連会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
株式会社エヌ・エフ・ラボラトリーズ 東京都港区 200,000千円 サイバー・セキュリティに関する教育・研修の実施、研究開発等 40 従業員の出向

注釈

  • 株式会社シャインテックについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。