[3750] サイトリ細胞研究所 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、医療アセットへの投資、不動産売買、不動産事業プロジェクトへの投資、保有不動産の管理を行っています。

事業セグメント

  • メディカル事業: 医療アセットへの投資を行い、サイトリ・セラピューティクス㈱をはじめとする子会社が医療機器の販売や特許技術を用いた治療を提供しています。
  • リアルアセット事業: ホテル部門と不動産部門で構成され、ホテル事業からは撤退し、不動産の保有、賃貸管理、開発案件への投融資を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • メディカル事業では、特許技術を用いて脂肪組織由来再生細胞を迅速に採取し、細胞移植の一般的な問題を回避できる治療を提供しています。
  • リアルアセット事業では、JR金沢駅前の好立地に位置するホテルの経営資源及びノウハウを活用していました。

今後の展開・方針

メディカル事業では、男性腹圧性尿失禁治療の保険適用に向けた手続きを進めています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、過去数年間にわたり、カードソリューションやフィナンシャルソリューション事業の設備購入を通じて生産および販売能力を増強してきました。2019年から2021年にかけては大きな設備投資は行われませんでしたが、2022年以降はリアルアセット事業のホテル設備改修やメディカル事業における医療機器の国内製造への切替を進め、設備更新と効率化を図っています。2024年にはメディカル事業のインフラ構築に投資を行い、さらなる事業基盤の強化を目指しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (72,380千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: カードソリューション事業の設備購入
  • 2016-03-31 (36,663千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: フィナンシャルソリューション事業の販売管理システム購入
  • 2019-03-31 (0円)
    目的: 該当事項なし
    詳細: 該当事項はありません
  • 2020-03-31 (0円)
    目的: 該当事項なし
    詳細: 該当事項はありません
  • 2021-03-31 (0円)
    目的: 該当事項なし
    詳細: 該当事項はありません
  • 2022-03-31 (181,635千円)
    目的: 設備更新
    詳細: リアルアセット事業のホテル客室及び共有スペース設備の改修工事とメディカル事業における医療機器の国内製造への切替試作機製造
  • 2023-03-31 (164,120千円)
    目的: 設備更新
    詳細: リアルアセット事業のホテル客室及び共用スペース設備の改修工事とメディカル事業における医療機器の国内製造への切替試作機製造
  • 2024-03-31 (2,625千円)
    目的: インフラ構築
    詳細: メディカル事業におけるインフラ構築費用

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
サイトリ・セラピューティクス㈱ 東京都千代田区 10,000千円 医療機器の製造、販売 100.0% 役員の兼任2名
ホテル金沢㈱ 石川県金沢市 90,000千円 匿名組合の運営 100.0%
フラクタルホスピタリティ㈱ 東京都千代田区 10,000千円 ホテルオペレーション事業 90.0%
デューイ㈱ 東京都千代田区 10,000千円 不動産の保有賃貸管理、投融資、役務提供 100.0% 役員の兼任1名
㈱サテライト名古屋 愛知県名古屋市中区 6,000千円 公営競技の会員制場外売場の運営 100.0%

持分法適用関連会社

持分法適用関連会社の情報がありません。

注釈

  • 特定子会社であります。
  • 議決権の所有割合の( )内は、間接所有で内数であります。
  • サイトリ・セラピューティクス㈱は、債務超過会社であり債務超過の額は、2024年3月末時点で887,801千円となっております。
  • ホテル金沢㈱は、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。また、債務超過会社であり債務超過の額は、2024年3月末時点で1,506,502千円となっております。主な損益情報等は以下のとおりであります。 (1) 売上高870,651千円(2) 経常利益76,017千円(3) 当期純利益△266,901千円(4) 純資産額△1,506,502千円(5) 総資産額2,354,849千円
  • デューイ㈱は、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。主な損益情報等は以下のとおりであります。 (1) 売上高329,112千円 (2) 経常利益△56,491千円 (3) 当期純利益△310,002千円 (4) 純資産額△346,411千円 (5) 総資産額4,112,625千円
  • ㈱サテライト名古屋は、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。主な損益情報等は以下のとおりであります。 (1) 売上高250,826千円 (2) 経常利益△308,827千円 (3) 当期純利益△324,450千円 (4) 純資産額△492,475千円 (5) 総資産額198,101千円