[3772] ウェルス・マネジメント の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、当社及び連結子会社10社及び関連会社1社により構成され、アセットマネジメント事業、不動産事業、ホテル運営事業を展開しています。

事業セグメント

  • アセットマネジメント事業: リシェス・マネジメント株式会社では、アドバイザリーサービスやアセットマネジメントサービスを提供し、ウェルス・リアルティ・マネジメント株式会社では宅地建物取引業、不動産業を行っています。
  • 不動産事業: 匿名組合悠洛、匿名組合高瀬川、匿名組合強羅開発、匿名組合新札及び匿名組合ヒラフ開発では、ホテル開発用不動産の信託受益権の取得、保有を行っています。
  • ホテル運営事業: ワールド・ブランズ・コレクションホテルズ&リゾーツ株式会社では、ホテル及び宿泊・飲料施設等の経営、受託運営事業を行い、株式会社美松及び株式会社堂島ホテルオペレーションズではホテル運営業務を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • アセットマネジメント事業では、投資案件の発掘からデューディリジェンス、取得、売却までのトータルアドバイスを提供し、不動産投資の入口から出口までをワンストップでサポートするプラットフォームを提供しています。

今後の展開・方針

当連結会計年度において、当社が新たに出資した匿名組合新札及び匿名組合ヒラフ開発を連結の範囲に含めており、事業の拡大を図っています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社は効率化と新規事業の推進を目的とした設備投資を行ってきました。特にホテル関連の新規事業に対する投資が目立ち、近年では設備更新を通じた事業の強化を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (5,393千円)
    目的: 効率化
    詳細: 日本証券新聞Web版にかかるサーバー構築(ソフトウェア)及び事務機器並びに電話設備拡張
  • 2016-03-31 (928,248千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 長野県佐久市に所在するホテルへの投資
  • 2017-03-31 (8,321,589千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 匿名組合メトロによる土地、建物、器具備品の取得
  • 2018-03-31 (44,820千円)
    目的: 効率化
    詳細: ウェルス・マネジメント株式会社による事務所の改装
  • 2019-03-31 (1,886,700千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 合同会社二条による土地の取得及び匿名組合メトロによる空調設備の改装工事
  • 2020-03-31 (14,341千円)
    目的: 効率化
    詳細: ウェルス・マネジメント株式会社による事務所の改装及び株式会社ホテルWマネジメントによる京都事務所の開設工事
  • 2021-03-31 (6,910千円)
    目的: 効率化
    詳細: 株式会社ホテルWマネジメントによる建物附属設備、工具器具備品及び一括償却資産の取得
  • 2022-03-31 (16,432千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 株式会社ホテルWマネジメント及び株式会社堂島ホテルオペレーションズによるホテル関連設備等の取得
  • 2023-03-31 (334,742千円)
    目的: 設備更新
    詳細: ワールド・ブランズ・コレクションホテルズ&リゾーツ株式会社によるホテル関連設備等の取得及びウェルス・マネジメント株式会社の本社移転
  • 2024-03-31 (151,071千円)
    目的: 設備更新
    詳細: ワールド・ブランズ・コレクションホテルズ&リゾーツ株式会社によるホテル関連設備等の取得

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
リシェス・マネジメント株式会社 東京都港区 63,000千円 アセットマネジメント事業 100.0 役員の兼任
ワールド・ブランズ・コレクションホテルズ&リゾーツ株式会社 東京都港区 100,000千円 ホテル運営事業 100.0 役員の兼任
株式会社美松 京都市下京区 90,000千円 ホテル運営事業 100.0 役員の兼任
匿名組合悠洛 東京都千代田区 10,000千円 不動産事業 100.0
株式会社堂島ホテルオペレーションズ 東京都港区 50,000千円 ホテル運営事業 100.0 役員の兼任
ウェルス・リアルティ・マネジメント株式会社 東京都港区 50,000千円 アセットマネジメント事業 100.0 役員の兼任
匿名組合高瀬川 大阪市北区 1,250,000千円 不動産事業 100.0
匿名組合強羅開発 東京都千代田区 2,731,700千円 不動産事業 100.0
匿名組合新札 東京都千代田区 500,000千円 不動産事業 100.0
匿名組合ヒラフ開発 東京都千代田区 4,094,000千円 不動産事業 100.0

持分法適用関連会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
NISEKO INVESTMENTSINGAPORE PTE. LTD. シンガポール 30千シンガポールドル 不動産及び関連事業の助言及びコンサルティング 35.0

注釈

  • 1.「主要な事業の内容」欄の内、連結子会社についてはセグメント情報の名称を記載しております。
  • 2.「議決権の所有(被所有)割合」欄の[内書]は間接所有であり、割合については、小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位まで表示としております。
  • 3.特定子会社であります。
  • 4.連結子会社であるリシェス・マネジメント株式会社、ワールド・ブランズ・コレクションホテルズ&リゾーツ株式会社及び匿名組合悠洛における売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
  • 5.当社が投資家と共に行った匿名出資契約に基づき設立した匿名組合(商法(明治32年法律第48号、その後の改正を含み、以下「商法」という。)第535条に定める匿名組合)であり、劣後出資金(匿名組合出資)の総額、ウェルス・マネジメント株式会社による出資割合をそれぞれ記載しております。この組合事業は営業者によって運営されており、当社はその議決権を有しておりません。しかしながら、匿名組合出資全体に占める当社による出資比率や取引状況を総合的に勘案し、同匿名組合を連結の範囲に含めております。
  • 6.当連結会計年度において出資金を取得したことにより連結子会社となったため、連結の範囲に含めております。
  • 7.匿名組合については、匿名組合出資契約に基づく劣後出資の総額を記載しております。