[3904] カヤック の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、クリエイティブなインターネットサービスを提供することを目的とし、様々な事業を展開しています。主要なサービスには、インターネット広告の制作、ゲームエンタメ、eスポーツ、地域資本主義、その他サービスがあります。

事業セグメント

  • 面白プロデュース: 新しい技術とアイデアを用いて、クライアントのマーケティング及びブランディングを支援するインターネット広告の制作を行う。ユニークな体験を提供し、SNS上での話題化を狙ったWEBキャンペーンの制作が主力。
  • ゲームエンタメ: スマートフォン向けにソーシャルゲームやハイパーカジュアルゲームを提供し、ゲームの受託型開発も行う。ユーザー間のコミュニケーションを促進するゲーム設計が特徴。
  • eスポーツ: eスポーツ大会の企画・運営、プロ選手のマネジメント、自社eスポーツリーグの運営などを行う。ゲーム大会管理システム「Tonamel」の開発・運営も行っている。
  • ちいき資本主義: 地域経済資本、地域社会資本、地域環境資本の増大を目指し、地域と移住希望者を結ぶプラットフォーム「SMOUT」やコミュニティ通貨サービス「まちのコイン」などを提供。
  • その他サービス: オリジナリティを重視したインターネットサービスの開発・運営・販売を行う。ブライダルプラットフォーム「プラコレWedding」や不動産セレクトショップ「鎌倉R不動産」などを展開。

事業の特徴・強み

  • 複数のサービス間でのシナジー効果を発揮し、クリエイティブ力を活かした新規サービスの共同開発や、広告ノウハウを活用したプロモーションを実施。

今後の展開・方針

サービス間のシナジーを大切にし、組織間のノウハウ共有やシナジーが起こりやすい組織体制を構築。新たな観光資源の発掘や地域プロモーションの受託を増加させる。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、設備投資は主に生産能力と販売能力の増強、新規事業の展開、効率化を目的として行われてきた。特にクリエイターが快適に働く環境を整えるための開発拠点の取得や、新規サービスの開発に関連する投資が目立つ。最近では、コワーキングスペースや店舗出店に伴う設備投資も行われ、事業の多角化と拡大を図っている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-12-31 (66,060千円)
    目的: 効率化
    詳細: 業務用のパソコンの購入
  • 2016-12-31 (586,808千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: クリエイターが快適に働く環境をつくるための開発拠点用地の取得
  • 2017-12-31 (609,192千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: クリエイターが快適に働く環境をつくるための開発拠点用地等の取得
  • 2018-12-31 (915,098千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: クリエイターが快適に働く環境をつくるための開発拠点関連等の取得
  • 2019-12-31 (213,274千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 新規サービスの開発にともなうソフトウェア関連の取得
  • 2020-12-31 (102,508千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 新規サービスの開発にともなうソフトウェア関連の取得
  • 2021-12-31 (119,902千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 備品等工具器具備品の取得
  • 2022-12-31 (337,835千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: コワーキングスペース設置に伴う建物及び建物附属設備の取得、オフィスの改修による建物附属設備の増加、PC等工具器具備品の取得
  • 2023-12-31 (144,800千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 店舗出店に伴う建物附属設備及び工具器具備品の取得、PC等工具器具備品の取得
  • 2024-12-31 (222,616千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 新規サービス事業に伴う建設仮勘定の取得、事務所移転に伴う建物附属設備、工具器具備品の取得及びPC等工具器具備品の取得

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
㈱プラコレ 神奈川県鎌倉市 11,500千円 その他サービス 55.0% 役員の兼任
㈱カヤックアキバスタジオ 東京都千代田区 81,500千円 ゲームエンタメ 100.0% 役員の兼任
GLOE㈱ 東京都新宿区 148,331千円 eスポーツ 51.9% 営業上の取引
㈱SANKO 東京都千代田区 30,000千円 面白プロデュース 75.0%
㈱カヤックボンド 東京都千代田区 10,000千円 ゲームエンタメ 100.0% 役員の兼任

持分法適用関連会社

持分法適用関連会社の情報がありません。

注釈

  • 1.特定子会社に該当しております。
  • 2.有価証券報告書を提出しております。