[3950] ザ・パック の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、紙加工品、化成品及びその他の商品の製造・販売を主とし、研究・物流及びサービス等を展開しています。

事業セグメント

  • 紙加工品事業: 紙袋、印刷紙器、段ボールなどの製造、仕入及び販売を行っています。
  • 化成品事業: ポリ袋、テーラーバッグなどの製造、仕入及び販売を行っています。
  • その他事業: ギフト品、用度品、値札、デザイン制作、宣伝広告用品などの仕入及び販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 米国法人であるザ・パックアメリカコーポレーションは米国を主な販売先とし、中国法人である特百嘉包装品貿易(上海)有限公司及び特百嘉包装制品(常熟)有限公司は中国国内及び日本向けに製品を生産・販売しています。

今後の展開・方針

テキストには具体的な今後の展開・戦略についての記載はありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社は生産能力増強を目的とした設備投資を継続的に実施しており、主に紙加工品事業や化成品事業における生産設備の増強に注力している。また、業務効率向上を目的とした基幹システムの変更や新本社の建設にも投資を行っている。これらの投資はすべて自己資金により充当されている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-12-31 (15億77百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大阪工場と東京工場における紙袋生産設備、㈱パックタケヤマの設備投資、㈱京浜特殊印刷の工場建替えと印刷設備、東京本部の増築
  • 2015-12-31 (16億57百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大阪工場の紙器と紙袋生産設備、㈱京浜特殊印刷の工場建替えと印刷設備
  • 2016-12-31 (11億24百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東京工場の紙袋生産設備、㈱京浜特殊印刷の印刷設備、大阪工場のポリ袋生産設備
  • 2017-12-31 (15億43百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大阪工場と東京工場の紙袋生産設備、特百嘉包装制品(常熟)有限公司の工場移転、大阪工場のポリ袋生産設備
  • 2018-12-31 (12億18百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大阪工場と東京工場の紙袋生産設備、大阪工場のポリ袋生産設備
  • 2019-12-31 (1,933百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大阪工場と東京工場の紙袋生産設備、大阪工場と茨城工場のポリ袋生産設備
  • 2020-12-31 (3,748百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大阪工場と東京工場の紙袋生産設備、東京工場の紙器生産設備、㈱京浜特殊印刷の印刷設備、大阪工場のポリ袋生産設備、システム関連機器
  • 2021-12-31 (2,637百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東京工場の紙器生産設備、茨城工場のポリ袋生産設備、基幹システムの変更、新本社建設のための土地購入
  • 2022-12-31 (3,605百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 奈良工場の段ボール生産設備、茨城工場のポリ袋生産設備、基幹システムの変更、新本社の建替え
  • 2023-12-31 (7,406百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東京工場の紙器生産設備、大阪工場と東京工場の所有地拡大、新本社の建替え、基幹システムの変更
  • 2024-12-31 (6,123百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大阪工場と東京工場の紙袋生産設備、東京工場の紙器生産設備、東京工場の所有地拡大、基幹システムの変更

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
㈱京浜特殊印刷 大阪市東成区 10百万円 紙加工品事業 100.0% 役員の兼任
日幸印刷㈱ 大阪市東成区 20百万円 紙加工品事業 100.0% 役員の兼任
㈱パックタケヤマ 大阪市東成区 90百万円 紙加工品事業化成品事業その他 100.0% 役員の兼任
西日本印刷工業㈱ 大阪市東成区 45百万円 紙加工品事業その他 100.0% 役員の兼任
カンナル印刷㈱ 大阪市淀川区 12百万円 紙加工品事業その他 100.0% 役員の兼任
ザ・パックアメリカコーポレーション アメリカ国ニューヨーク州ニューヨーク市 1,000千ドル 紙加工品事業化成品事業その他 100.0% 役員の兼任
特百嘉包装品貿易(上海)有限公司 中国上海市 500千ドル 紙加工品事業化成品事業その他 100.0% 役員の兼任
特百嘉包装制品(常熟)有限公司 中国江蘇省常熟市 3,900千ドル 紙加工品事業 93.6% 役員の兼任

持分法適用関連会社

持分法適用関連会社の情報がありません。

注釈

  • 「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
  • 特定子会社に該当しております。
  • 有価証券届出書または有価証券報告書を提出している会社はありません。