[3979] うるる の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは「労働力不足を解決し 人と企業を豊かに」というビジョンのもと、SaaSを中心に労働力の代替ソリューションを提供し、社会課題の解決に取り組んでいます。主にCGS事業、BPO事業、クラウドソーシング事業を展開しています。

事業セグメント

  • CGS事業: クラウドワーカーを活用してデータ入力や収集を行い、サービスを創出してクライアントに提供。主なサービスには入札情報速報サービス「NJSS」、電話受付代行サービス「fondesk」、写真販売管理システム「えんフォト」などがあります。
  • BPO事業: 株式会社うるるBPOが運営し、業務コスト削減や業務速度向上を目的に、クラウドワーカーや協力会社を活用してアウトソーシングニーズに応えるサービスを提供。
  • クラウドソーシング事業: クラウドソーシング・プラットフォーム「シュフティ」を通じて、業務を発注したいクライアントとクラウドワーカーをマッチングするサービスを提供。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • クラウドワーカーを活用することで、システムのみでは提供できない付加価値を創出。
  • クラウドソーシングプラットフォームを自社で保有し、外部環境に依存せずに事業を運営可能。
  • CGS事業、BPO事業、クラウドソーシング事業の3つの事業を有し、収益基盤の安定化を図る。

今後の展開・方針

CGS事業、BPO事業、クラウドソーシング事業のシナジーを活かし、労働力不足を解決する企業として市場の最大化とシェア拡大を目指す。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、当社は主に生産能力増強を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。特にBPO事業におけるセンター開設や拡張、ソフトウェアの開発・更新に多くの投資を行い、業務効率化と生産性向上を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2017-03-31 (17,917千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: BPO事業におけるスキャナー機3,100千円、車両2,668千円
  • 2018-03-31 (18,025千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: BPO事業におけるスキャナー機11,300千円、業務にかかるPC4,824千円
  • 2019-03-31 (122,879千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: BPO事業における徳島センター開設にかかる建物附属設備(内装工事等)55,898千円、工具、器具及び備品(スキャナー等)9,797千円、ソフトウェア25,439千円
  • 2020-03-31 (80,938千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: BPO事業における徳島第二センター開設にかかる建物附属設備(内装工事等)34,296千円、工具、器具及び備品(スキャナー等)37,825千円、ソフトウェア6,558千円
  • 2021-03-31 (32,897千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: BPO事業における徳島第二センター近隣倉庫利用開始にかかる建物附属設備(内装工事等)4,990千円、グループ全体の人員増加と徳島センター関連の設備増加にかかる工具、器具及び備品(PC、スキャナー、ラック等)24,700千円、BPO事業における車両運搬具1,551千円、ソフトウェア1,260千円
  • 2022-03-31 (68,090千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東京本社の人員増加に伴う工具、器具及び備品(PC等)25,982千円、NJSSのプロダクトフルリニューアルにかかるソフトウェア17,698千円、徳島センターにおける工具、器具及び備品(PC、スキャナー、サーバー等)11,637千円、BPO事業でのeas開発におけるソフトウェア11,740千円
  • 2023-03-31 (285,848千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 東京本社の人員増加に伴う工具、器具及び備品(PC等)7,740千円、NJSSのプロダクトフルリニューアルにかかるソフトウェア132,888千円、徳島第三センター開設による建物、建物附属設備45,080千円、徳島センター全体における工具、器具及び備品(PC、スキャナー、サーバー等)16,589千円、BPO事業でのeas開発におけるソフトウェア31,029千円
  • 2024-03-31 (246,226千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: CGS事業NJSSにおけるソフトウェアの新規開発及び機能追加73,239千円、CGS事業フォトにおけるソフトウェアの新規開発及び機能追加34,192千円、BPO事業における徳島第三センター壁面改修工事、徳島センターにおける工具、器具及び備品の購入及びソフトウェアの新規開発及び機能追加114,392千円、全社(共通)における人員増加に伴う工具、器具および備品の購入24,482千円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
株式会社うるるBPO 東京都中央区 60,000千円 BPO事業 100.0 役員の兼任1名
OurPhoto株式会社 東京都中央区 13,879千円 CGS事業 100.0 役員の兼任1名
株式会社ブレインフィード 東京都中央区 3,000千円 CGS事業 100.0 役員の兼任2名

持分法適用関連会社

持分法適用関連会社の情報がありません。

注釈

  • 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
  • 株式会社うるるBPOについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。