[4021] 日産化学 の財務・株価分析レポート

日産化学の2025年03月期の営業利益は56,833百万円、営業利益率は22.6%と前年比8,632百万円増、営業利益率は1.3%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、当社および子会社34社、関連会社10社で構成され、化学品、機能性材料、農業化学品、ヘルスケア、卸売、その他の事業を展開しています。

事業セグメント

  • 化学品事業: 基礎化学品(メラミン、硫酸、硝酸、アンモニア等)やファインケミカル(特殊エポキシ、難燃剤、殺菌消毒剤等)を扱う。
  • 機能性材料事業: ディスプレイ材料(液晶表示用材料ポリイミド等)、半導体材料(反射防止コーティング材等)、無機コロイド(電子材料用研磨剤、各種表面処理剤等)を提供。
  • 農業化学品事業: 農薬(除草剤、殺虫剤、殺菌剤、殺虫殺菌剤、植物成長調整剤)や動物用医薬品原薬を製造。
  • ヘルスケア事業: 高コレステロール血症治療薬原薬の製造と課題解決型受託事業を展開。
  • 卸売事業: 化学品の卸売を行う。
  • その他の事業: 肥料(高度化成等)、造園緑化、運送、プラントエンジニアリング、硫酸の製造等を含む多様な事業を展開。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な事業分野における専門性と広範な製品ラインナップを持つ。

今後の展開・方針

今後の展開については具体的な戦略は記載されていないが、既存の事業分野における強みを活かし、さらなる成長を目指すと推測される。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、主に機能性材料事業、化学品事業、農業化学品事業を中心に設備投資を行い、生産能力の増強を図ってきました。特に、半導体材料や農薬製剤の製造設備の新設や増強に注力し、国内外の工場での設備強化を進めています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (97億96百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 機能性材料事業におけるNCK㈱の設備能力増強、農業化学品事業における研究開発設備新設
  • 2016-03-31 (102億45百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 化学品事業の富山工場におけるアンモニア原料転換工事、機能性材料事業の富山工場やNCK㈱の設備能力増強、農業化学品事業の研究開発設備新設
  • 2017-03-31 (142億99百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 化学品事業の富山工場におけるアンモニア原料転換工事、機能性材料事業の富山工場における半導体材料開発設備新設、農業化学品事業の埼玉工場における農薬製剤製造設備新設
  • 2018-03-31 (136億94百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 機能性材料事業の富山工場における半導体材料評価設備新設、NCK Co., Ltd.における半導体材料製造設備新設
  • 2019-03-31 (9,938百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 農業化学品事業の小野田工場における動物用医薬品原薬製造設備や農薬原体製造設備新設、化学品事業の小野田工場における封止材用等特殊エポキシ製造設備増強工事
  • 2020-03-31 (15,709百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 化学品事業の富山工場におけるメラミン誘導品製造設備新設、機能性材料事業の袖ケ浦工場における無機コロイド原料コストダウン工事
  • 2021-03-31 (15,800百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 化学品事業の富山工場におけるシアヌル酸製造設備増強、医薬品事業の小野田工場における医薬品原薬製造設備増強
  • 2022-03-31 (10,951百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 機能性材料事業の富山工場における半導体材料製造設備増強、袖ケ浦工場におけるディスプレイ材料製造設備増強
  • 2023-03-31 (20,272百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 機能性材料事業の富山工場における半導体材料製造設備増強、袖ケ浦工場におけるディスプレイ材料製造設備増強、化学品事業の富山工場におけるアンモニア空気圧縮機電動化、農業化学品事業のインド現地法人における製造設備
  • 2024-03-31 (23,204百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 機能性材料事業の韓国現地法人NCK Co.,Ltd.における半導体材料製造設備新設、農業化学品事業の小野田工場における農薬原体製造設備新設

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ