[4098] チタン工業 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、酸化チタン及び酸化鉄並びにこれらに付随する化学工業品の製造及び販売を行う企業グループです。子会社を通じて、チタン酸リチウムの製造・販売や場内物流業務も手掛けています。

事業セグメント

  • 酸化チタン関連事業: 酸化チタン、超微粒子酸化チタン及びチタン酸リチウムの製造・販売を行っています。
  • 酸化鉄関連事業: 酸化鉄の製造・販売を行っています。
  • その他: 副産物等の取り扱いを行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社グループは、酸化チタン及び酸化鉄に関連する化学工業品の製造・販売に特化しており、専門性を持っています。

今後の展開・方針

今後も酸化チタン及び酸化鉄関連事業を中心に、関連化学工業品の製造・販売を拡大し、子会社との連携を強化していく予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、製造工程の生産性の維持向上、既存製品の品質向上、成長が見込まれる分野及び研究開発分野に重点を置き設備投資を行ってきました。2020年から2024年にかけては、主に既存設備の維持更新を中心に投資を行い、2021年には超微粒子酸化チタン製造設備の増設を行いました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2020-03-31 (1,320百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 酸化チタン関連事業、酸化鉄関連事業、その他の既存設備の維持更新工事
  • 2021-03-31 (3,561百万円)
    目的: 生産能力増強(生産設備の増強)
    詳細: 超微粒子酸化チタン製造設備の増設工事及び既存設備の維持更新工事
  • 2022-03-31 (286百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 酸化チタン関連事業、酸化鉄関連事業、その他の既存設備の維持更新工事
  • 2023-03-31 (219百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 酸化チタン関連事業、酸化鉄関連事業、その他の既存設備の維持更新工事
  • 2024-03-31 (156百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 酸化チタン関連事業、酸化鉄関連事業、その他の既存設備の維持更新工事

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
株式会社TBM 山口県宇部市 310百万円 チタン酸リチウムの製造及び販売 51.0% 役員の兼務 3名
TKサービス株式会社 山口県宇部市 9百万円 工場構内の物流サービスの提供 100.0% なし

持分法適用関連会社

持分法適用関連会社の情報がありません。

注釈

  • 2023年12月に山東三盛鈦工業有限公司の出資持分の一部を譲渡したことに伴い、同社を持分法適用の範囲から除外しております。
  • 株式会社TBMについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。