[4176] ココナラ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社は、個人の知識・スキル・経験を可視化し、必要とする全ての人に結びつけ、個人をエンパワーメントするプラットフォームとして、スキルのマーケットプレイス「ココナラスキルマーケット」を中心に事業を展開しています。

事業セグメント

  • ココナラスキルマーケット: ユーザー間で多種多様な知識・スキル・経験に基づくサービス・役務を売買するマーケットプレイス。出品者は自分のスキルを商品化し、購入者は必要なサービスを選択・購入できる。
  • ココナラ募集: 購入者起点で求人や仕事の依頼を投稿し、プロから応募が集まり、ニーズに合わせた人材とマッチングできるサービス。
  • ココナラ法律相談: ユーザーが弁護士へ法律相談ができるマッチングサイト。登録弁護士に関する情報を掲載し、無料プランと有料プランを提供。
  • ココナラテック: エンジニア、デザイナーを中心としたITフリーランスと企業の業務委託案件をつなぐエージェント事業。
  • ココナラアシスト: 優秀なアシスタントがビジネスをサポートする月額制サービス。
  • ココナラプロ: 実名のトップクリエイターに制作業務を委託できるサービス。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 総合カテゴリ型の知識・スキル・経験の取引プラットフォームで、多種多様なカテゴリでサービスが出品され、幅広い年齢層のユーザーに利用されている。
  • 強力な顧客エンゲージメントをベースにした高成長の収益モデルで、継続的な収益が見込めるリカーリング型の収益構造を有している。
  • ビジネスモデルの拡張により、サービスの拡張を行い、各種制約の見直しと機能の追加を行っている。
  • 取引の安心・安全性の確保のため、本人確認、サービスの健全性の確保、エスクロー決済、相互評価の仕組みを導入している。

今後の展開・方針

今後も各種制約の見直しを行い、機能の追加とともにサービスの拡張を行っていく方針であります。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまでの設備投資は、新オフィスの開設に伴う設備投資や備品の購入を中心に行われており、重要な設備の除却や売却は行われていません。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2023-08-31 (98,072千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 新オフィスの開設に伴う設備投資等による有形固定資産の取得
  • 2024-08-31 (8,071千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 備品等の購入

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
株式会社ココナラスキルパートナーズ 東京都渋谷区 10,000千円 投資事業管理 100% 役員の兼任あり
CSP1号投資事業有限責任組合 東京都渋谷区 805,000千円 投資事業 1%
株式会社みずほココナラ 東京都渋谷区 15,000千円 人材支援事業 51% 役員の兼任あり
アン・コンサルティング株式会社 東京都渋谷区 65,675千円 フリーランス支援事業 100% 役員の兼任、債務の保証あり

持分法適用関連会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
その他2社

注釈

  • 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
  • 特定子会社に該当しております。
  • 議決権の所有割合及び出資持分割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。
  • 持分は100分の50以下であるが、実質的に支配しているため子会社としたものであります。
  • 2024年9月1日付でアン・コンサルティング株式会社は、株式会社ココナラテックに社名を変更しております。
  • アン・コンサルティング株式会社(現・株式会社ココナラテック)については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。