[4183] 三井化学 の財務・株価分析レポート

三井化学の2025年03月期の営業利益は78,336百万円、営業利益率は4.3%と前年比4,212百万円増、営業利益率は0.1%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、ライフ&ヘルスケア・ソリューション、モビリティソリューション、ICTソリューション及びベーシック&グリーン・マテリアルズの製造・販売を主な事業内容とし、各事業に関連するサービス等の事業活動を展開しています。

事業セグメント

  • ライフ&ヘルスケア・ソリューション: ビジョンケア材料、不織布、オーラルケア材料、パーソナルケア材料及び農業化学品の製造・販売を行っています。
  • モビリティソリューション: エラストマー、機能性コンパウンド及びポリプロピレン・コンパウンドの製造・販売並びに自動車等工業製品の新製品開発支援業務を行っています。
  • ICTソリューション: 半導体・電子部品工程部材、光学材料、リチウムイオン電池材料・次世代電池材料及び高機能食品包装材料の製造・販売を行っています。
  • ベーシック&グリーン・マテリアルズ: エチレン、プロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、触媒、フェノール類、高純度テレフタル酸、ペット樹脂、ポリウレタン材料及び工業薬品の製造・販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社グループは多様な事業分野において製造・販売を行い、関連するサービスも展開している点が特徴です。

今後の展開・方針

今後も各事業分野における製品の製造・販売を強化し、関連サービスの展開を進めていく予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社は生産能力の増強を主な目的として、国内外の工場における製造設備の新設や増設を積極的に進めてきました。特に、化学製品や素材の生産において、アジア地域を中心に大規模な投資を行い、競争力の強化を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (47,531百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 三井化学功能複合塑料(上海)有限公司でのオレフィン系熱可塑性エラストマー(ミラストマー®)及び接着性ポリオレフィン(アドマー®)の製造設備新設、大牟田工場でのメタキシリレンジイソシアネート(XDI)の製造設備新設、Prime Evolue Singapore Pte. Ltd.でのメタロセン直鎖状低密度ポリエチレン(エボリュー®)の製造設備新設
  • 2016-03-31 (43,405百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大牟田工場でのメタキシリレンジイソシアネート(XDI)、新規ポリウレタンエラストマー「フォルティモ®」及びポリイソシアネート「スタビオ®」の製造設備新設、Prime Evolue Singapore Pte. Ltd.でのメタロセン直鎖状低密度ポリエチレン「エボリュー®」の製造設備新設
  • 2017-03-31 (45,383百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: Advanced Composites,Inc.でのPPコンパウンド製造設備増設、名古屋工場及びサンレックス工業株式会社での不織布の製造設備増設
  • 2018-03-31 (81,248百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 株式会社アーク株式の公開買付けによる連結子会社化、名古屋工場及びサンレックス工業株式会社での不織布の製造設備増設
  • 2019-03-31 (61,924百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: シンガポール(Mitsui Elastomers Singapore Pte. Ltd.)でのタフマー®の製造設備増強、台湾(三井化学東セロ㈱グループ)でのイクロステープTMの製造設備新設
  • 2020-03-31 (76,294百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: シンガポール(Mitsui Elastomers Singapore Pte. Ltd.)でのタフマー®の製造設備増強、市原工場でのプロピレン精製能力の増強
  • 2021-03-31 (93,170百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 市原工場でのルーカント®製造設備新設、大阪工場でのアペル®製造設備新設
  • 2022-03-31 (207,132百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大牟田工場での高屈折メガネレンズ材料「MR™」生産能力増強、株式会社プライムポリマー市原工場でのポリプロピレン製造設備新設
  • 2023-03-31 (168,002百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: Mitsui Elastomers Singapore Pte. Ltd.での「タフマー®」製造設備新設、台灣東喜璐機能膜股份有限公司での「イクロステープ®」生産能力増強
  • 2024-03-31 (185,703百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: Mitsui Elastomers Singapore Pte. Ltd.での「タフマー®」製造設備新設、市原工場でのポリプロピレン製造設備新設

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ