過去の業績推移は?
以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです
株価はどうなっている?
以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。
事業内容は?
当社グループは、KHネオケム株式会社を中心に子会社4社及び関連会社1社で構成され、各種石油化学製品の製造・販売を主たる業務としています。オキソ技術をコア技術として、さまざまな産業分野に特色ある化学製品を提供しています。
事業セグメント
- 機能性材料: エアコン・冷蔵庫等に使用される冷凍機油の原料や化粧品原料等に用いられる特殊ジオールを製造し、販売しています。主な製品にはキョーワノイック-N(イソノナン酸)、オクチル酸、1, 3-ブチレングリコールがあり、潤滑油、粘接着剤、化粧品、医農薬、界面活性剤として使用されています。
- 電子材料: 液晶ディスプレイや半導体、フォトレジストの製造に使用される高純度溶剤を製造し、販売しています。主な製品にはPM-P(プロピレングリコールモノメチルエーテル-P)、PMA-P(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート-P)があり、ディスプレイ材料や半導体に使用されています。
- 基礎化学品: 自動車や住宅など様々な産業で使用される溶剤、可塑剤原料、樹脂原料等を製造し、販売しています。主な製品にはブタノール、オクタノール、オキソコール900(イソノニルアルコール)、酢酸ブチルがあり、塗料、インキ、可塑剤、洗浄剤として使用されています。
事業の特徴・強み
- オキソ技術をコア技術とし、アルデヒドの大量生産を行い、アルコールや脂肪酸などの生産品目を拡充しています。
- 高い品質管理ノウハウを駆使し、金属含有量の極めて少ない高純度溶剤を提供しています。
今後の展開・方針
環境問題に対処するため、エアコン等に使用される冷媒の切り替えに対応した製品の提供を進めています。また、国内外の顧客へ多様な製品群を供給し、さらなる市場拡大を目指しています。
キャッシュフロー推移
以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。
どんなことに設備投資している?
過去数年間にわたり、当社グループは主に生産能力の増強と設備の維持更新を目的とした設備投資を行ってきました。特に四日市工場と千葉工場における生産設備の増設が中心となっており、これにより生産効率の向上と新しい事業機会の創出を図っています。
※過去の投資内容は下記のとおりです。
- 2016-12-31 (23億50百万円)
目的: 新規事業
詳細: 子会社の新工場建設、既存設備の維持更新 - 2017-12-31 (16億37百万円)
目的: 設備更新
詳細: 既存設備の維持更新 - 2018-12-31 (29億43百万円)
目的: 設備更新
詳細: 既存設備の維持更新 - 2019-12-31 (6,995百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 四日市工場における冷凍機油原料生産設備の増設 - 2020-12-31 (5,781百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 四日市工場における冷凍機油原料生産設備の増設 - 2021-12-31 (3,639百万円)
目的: 設備更新
詳細: 千葉工場における自家発電設備の更新 - 2022-12-31 (9,470百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 千葉工場における冷凍機油原料等の生産設備増設 - 2023-12-31 (4,928百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 千葉工場における冷凍機油原料等の生産設備増強 - 2024-12-31 (6,603百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 千葉工場における冷凍機油原料等の生産設備増強
負債・純資産と自己資本比率の推移
以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。
貸借対照表の比較図
以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。
純利益・配当推移
以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。
純利益と配当性向の散布図
以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。
棚卸資産と在庫回転率の推移
以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。
関連会社情報
以下は関連会社の情報です。
連結子会社
会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 出資比率 | 役員兼任等 |
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黒金化成㈱ | 愛知県名古屋市中区 | 90百万円 | 電子情報分野、医療分野向け高機能有機材料等の受託製造 | 70.9 | 役員の兼務 |
㈱黒金ファインズ | 愛知県名古屋市中区 | 10百万円 | 健康食品原料、医薬原料、工業薬品等の販売 | 74.0(64.0) | 役員の兼務 |
KH Neochem Americas, Inc. | 米国イリノイ州 | 870千米ドル | 化学品の輸出入及び販売 | 100.0 | 役員の兼務 |
持分法適用関連会社
会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 出資比率 | 役員兼任等 |
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㈱ジェイ・プラス | 東京都中央区 | 480百万円 | 各種可塑剤の製造及び販売 | 50.0 | 役員の兼務 |
注釈
- 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。