[4237] フジプレアムの財務・株価分析レポート

過去の業績推移は？

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

株価はどうなっている？

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

事業内容は？

当社グループは、精密貼合技術、太陽電池モジュール製造技術、機械装置の製造技術を活用し、液晶ディスプレイ用部材、タッチパネルセンサー基板、太陽電池モジュールなどの製造・加工・販売を行っています。また、半導体液晶関連向け装置製造販売、産業用機械システムの設計・製造・販売、太陽光発電システムの設計・施工・販売、自動車部品製造、物流業務の請負も行っています。

事業セグメント

精密貼合及び高機能複合材部門: 精密貼合技術を活用し、液晶ディスプレイ用部材、タッチパネルセンサー基板の製造・販売を行っています。液晶ディスプレイ用部材は素材メーカーから購入したガラスや各種機能性フィルムを加工し、パネルメーカーに納入しています。タッチパネルセンサー基板はクリーンルーム内で精密貼合と官能検査を行っています。
環境住空間及びエンジニアリング部門: 太陽電池モジュール製造技術を活用した太陽電池モジュールの製造・販売を行っています。また、断熱用・飛散防止用のフィルムラミネートガラスの製造・施工・販売、ファクトリーオートメーションのインテグレーター事業、半導体液晶関連向け装置の製造・販売を行っています。

セグメント別の業績は？

事業の特徴・強み

精密貼合技術は、光学機能性フィルムをミクロレベルの精度で貼り合わせる技術であり、自社で構築した生産ラインや官能検査、多能工教育により競合他社との差別化を図っています。
官能検査技術を導入し、顧客の多様なニーズに対応しています。
多能工教育により、従業員の総合的な生産能力を高め、各事業部のあらゆる工程を担当できるようにしています。

今後の展開・方針

ディスプレイ関連製品の需要増加に対応するため、生産設備の改造や研究開発を進め、より高度な貼合精度を提供することを目指しています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

どんなことに設備投資している？

当社グループは、2015年から2024年にかけて、生産効率向上を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。特に2017年には、播磨テクノポリス光都工場／研究所における生産設備の除却を含む大規模な投資を実施しました。2024年には、精密貼合及び高機能複合材部門と環境住空間及びエンジニアリング部門において、工場生産設備等への投資を行っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

2015-03-31 (382,836千円)
目的: 効率化
詳細: 生産効率向上のための設備投資
2016-03-31 (408,310千円)
目的: 効率化
詳細: 生産効率向上のための設備投資
2017-03-31 (1,464,667千円)
目的: 効率化
詳細: 生産効率向上のための設備投資。播磨テクノポリス光都工場／研究所の生産設備除却
2018-03-31 (730,804千円)
目的: 効率化
詳細: 生産効率向上のための設備投資
2019-03-31 (391,829千円)
目的: 効率化
詳細: 生産効率向上のための設備投資
2020-03-31 (409,936千円)
目的: 効率化
詳細: 生産効率向上のための設備投資
2021-03-31 (294,778千円)
目的: 効率化
詳細: 生産効率向上のための設備投資
2022-03-31 (372,552千円)
目的: 効率化
詳細: 生産効率向上のための設備投資
2023-03-31 (186,888千円)
目的: 効率化
詳細: 生産効率向上のための設備投資
2024-03-31 (246,443千円)
目的: 効率化
詳細: 生産効率向上のための設備投資。精密貼合及び高機能複合材部門と環境住空間及びエンジニアリング部門の工場生産設備等への投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力（安全性）が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力（純利益）と、その利益をどの程度株主に還元しているか（配当性向）の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

会社名	住所	資本金	事業内容	出資比率	役員兼任等
フジプレ販売株式会社	兵庫県たつの市	305百万円	環境住空間及びエンジニアリング部門	91.6	役員の兼任２名
プレマテック株式会社	長野県茅野市	50百万円	環境住空間及びエンジニアリング部門	100.0	役員の兼任２名
株式会社東陽社製作所	埼玉県羽生市	25百万円	精密貼合及び高機能複合材部門	100.0	役員の兼任２名

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