[4308] Jストリーム の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社Jストリームとその連結子会社6社で構成され、インターネット動画配信用ソフトウェアを用いて、インターネット上で映像や音声等のコンテンツ配信サービスを行うことを主たる事業としています。顧客層は一般企業やメディア系企業で、動画配信プラットフォームの提供やライブ配信、ウェブサイト制作などを中心にサービスを提供しています。

事業セグメント

  • プラットフォーム系サービス: インターネットを通じて企業の説明会、広告、教育映像、テレビ番組やイベント映像、音楽、映画などの映像・音声コンテンツを配信。CDNを利用した動画配信プラットフォームを提供し、専門知識がなくても容易に動画を配信できる環境を提供。『J-Stream Equipmedia』や『J-Stream CDNext』などのサービスを展開。
  • プラットフォーム系以外のサービス: 動画の利用用途に応じたパッケージ化されたソリューションを提供。『Webinar Stream』『Webinar Lounge』『WebinarAnalytics』などのサービスを展開。ウェブサイト制作サービスや映像制作・収録サービスも提供。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 動画に特化した大容量ネットワークの構築・運用により、安定した配信を実現。多様な配信フォーマットや端末に対応した配信サポートを提供し、数十万人規模のアクセスにも対応可能な技術力を持つ。

今後の展開・方針

新たに開発された動画、音声、配信等に関連する技術の調査、実験を積極的に行い、常に最新の技術を提供できるよう努める。販売代理店契約を通じて顧客獲得を早期化し、サービスの競争力を強化する。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、毎年一貫してプラットフォーム関連設備や新サービスの開発、社内管理システムの強化を目的とした設備投資を行ってきました。特に配信事業や制作・システム開発事業における設備投資が中心であり、年々投資規模は拡大しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (304,168千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: ネットワーク関連設備等の増設及び新サービスの開発並びに社内管理システムの強化。配信事業において、ネットワーク関連設備、アプリケーション関連システムを中心に241,711千円の設備投資を実施。制作・システム開発事業においては、30,136千円の設備投資を実施。
  • 2016-03-31 (317,234千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: プラットフォーム関連設備等の増設及び新サービスの開発並びに社内管理システムの強化。配信事業において、プラットフォーム関連設備、プラットフォーム関連システムを中心に228,676千円の設備投資を実施。制作・システム開発事業においては、23,979千円の設備投資を実施。本社事務所の増床等に58,900千円の設備投資を実施。
  • 2017-03-31 (320,150千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: プラットフォーム関連設備等の増設及び新サービスの開発並びに社内管理システムの強化。配信事業において、プラットフォーム関連設備、プラットフォーム関連システムを中心に269,232千円の設備投資を実施。制作・システム開発事業においては、19,849千円の設備投資を実施。
  • 2018-03-31 (556,368千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: プラットフォーム関連設備等の増設及び新サービスの開発並びに社内管理システムの強化。配信事業において、プラットフォーム関連設備、プラットフォーム関連システムを中心に402,615千円の設備投資を実施。制作・システム開発事業においては、12,309千円の設備投資を実施。
  • 2019-03-31 (511,327千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: プラットフォーム関連設備等の増設及び新サービスの開発並びに社内管理システムの強化。配信事業において、プラットフォーム関連設備、プラットフォーム関連システムを中心に435,582千円の設備投資を実施。制作・システム開発事業においては、18,693千円の設備投資を実施。
  • 2020-03-31 (465,562千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: プラットフォーム関連設備等の増設及び新サービスの開発並びに社内管理システムの強化。配信事業において、プラットフォーム関連設備、プラットフォーム関連システムを中心に336,743千円の設備投資を実施。制作・システム開発事業においては、45,855千円の設備投資を実施。
  • 2021-03-31 (673,245千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: プラットフォーム関連設備等の増設及び新サービスの開発並びに社内管理システムの強化。プラットフォーム関連設備・システムに390,192千円、制作関連設備・システムに87,126千円の設備投資を実施。
  • 2022-03-31 (711,812千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: プラットフォーム関連設備等の増設及び新サービスの開発並びに社内管理システムの強化。プラットフォーム関連設備・システムに415,480千円、制作関連設備・システムに182,744千円の設備投資を実施。
  • 2023-03-31 (785,140千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: プラットフォーム関連設備等の増設及び新サービスの開発並びに社内管理システムの強化。プラットフォーム関連設備・システムに579,048千円、制作関連設備・システムに117,611千円の設備投資を実施。
  • 2024-03-31 (818,692千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: プラットフォーム関連設備等の増設及び新サービスの開発並びに社内管理システムの強化。プラットフォーム関連設備・システムに557,165千円、制作関連設備・システムに151,404千円の設備投資を実施。
  • 2025-03-31 (626,193千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: プラットフォーム関連設備等の増設及び新サービスの開発並びに社内管理システムの強化。プラットフォーム関連設備・システムに421,317千円、制作関連設備・システムに108,997千円の設備投資を実施。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ