[4335] アイ・ピー・エス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、ERP(Enterprise Resource Planning)用パッケージソフトウェアの導入及び保守を主たる業務とし、販売、物流、購買、会計等の基幹業務機能をコンピュータソフトウェア上に統合しています。

事業セグメント

  • ERP導入事業: SAP ERPの導入支援サービスを行い、特に年商100億円~2,000億円の中堅及び準大手企業向けにノウハウを蓄積。EasyOneテンプレートを確立し、SAPの新たなソリューションを組み込み成長を続けています。
  • 保守その他事業: 既にSAP ERPを導入したお客様に対し、保守運用、周辺アプリケーションソフトウェアの保守運用、プログラム開発等を行い、SAP ERPのバージョンアップサービスも提供しています。

事業の特徴・強み

  • 年商100億円~2,000億円の中堅及び準大手企業向けのSAP導入ビジネスに特化し、専業ベンダーとしてのノウハウを蓄積。
  • EasyOneテンプレートを確立し、SAPの新たなソリューションを組み込み成長を続ける。
  • 先進的なSAPソリューションに積極的に取り組み、独自の製品やサービスを開発。
  • UnitedVARsに参画し、グローバル約70か国のSAPベンダーとアライアンスして顧客サポートを可能とする体制を築く。

今後の展開・方針

お客様のシステム投資が成功するために、業務改革を狙って構成された新しい業務運用やシステム操作の定着を支援し、より高度な管理会計やシステム利用技術を段階的に学び・習得いただくサービスメニューを提供。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、主に本社の拡張や設備更新を目的とした設備投資が行われている。特に大阪本社の拡張や設備更新が多く見られ、近年では本社改装に伴う大規模な投資も実施されている。全体的に、設備の更新と効率化を図るための投資が中心である。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2018-06-30 (8百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大阪本社拡張に伴う工具、器具及び備品等の取得
  • 2019-06-30 (56百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 大阪本社拡張および東京本社設備更新に伴う工具、器具及び備品、ソフトウェア等の取得
  • 2020-06-30 (35百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 大阪本社設備更新に伴う工具、器具及び備品、ソフトウェア、車両運搬具等の取得
  • 2021-06-30 (0百万円)
    目的: 該当事項なし
    詳細: 該当事項はありません
  • 2022-06-30 (1百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 器具備品の取得
  • 2023-06-30 (2百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 器具備品の取得
  • 2024-06-30 (68百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 本社改装に伴う建物および工具、器具及び備品の取得

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ