[4344] ソースネクスト の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、ソフトウェア及びハードウェアの企画・開発・販売及びその他のサービス事業を行っており、単一セグメントで運営しています。開発は自社開発、外注開発、ライセンス製品化の方法があります。販売は直販サイト、オンラインショップ、家電量販店、法人企業向け提供を軸にしています。

事業セグメント

  • ソフトウェア及びハードウェア事業: 自社開発、外注開発、ライセンス製品化を通じてソフトウェア及びハードウェアの企画・開発・販売を行っています。販売チャネルは直販サイト、オンラインショップ、家電量販店、法人企業向け提供です。

事業の特徴・強み

  • ポケトークやオートメモなどのIoT製品を海外企業に生産委託し、国内外で販売。ユーザーからのフィードバックを活かした製品・サービスの品質向上。
  • 業界トップシェアの製品群(筆まめ、筆王、宛名職人)と自社ECによるダイレクト販売の拡大。
  • セキュリティ対策ソフトの販売と法人向けエンドポイントセキュリティ製品の提供。
  • PDFソフト「いきなりPDF」の法人導入実績と電子帳簿保存法改正による販売伸長。
  • 360度webカメラ「Meeting Owl」と「KAIGIO CAM360」の法人需要獲得。
  • オートメモによるAI文字起こしサービスの拡充とサブスクリプション型サービスの会員増加。

今後の展開・方針

2024年10月に次世代機「ポケトーク S2」の販売を開始。法人利用の拡大と公共機関での活用推進。電子帳簿保存法改正を背景にPDFソフトの法人販売をさらに伸長。AIモデルの継続的採用によるオートメモの機能拡充。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去10年間にわたり、主に販売用ソフトウェア・プログラムの機能改良及び購入を中心に設備投資を行い、販売能力の増強を図ってきました。2017年度には米国Rosetta Stone Ltd.に対する契約関連無形資産の取得や本社移転に伴う投資も行い、新規事業の展開を図りました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (5億29百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 販売用ソフトウェア・プログラムの機能改良及び購入等に1億98百万円、社内使用ソフトウェアに3億19百万円
  • 2016-03-31 (3億59百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 販売用ソフトウェア・プログラムの機能改良及び購入等に2億32百万円、社内使用ソフトウェアに1億5百万円
  • 2017-03-31 (26億1百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 米国Rosetta Stone Ltd.に対する契約関連無形資産に15億50百万円、本社移転に伴う内装工事、備品の購入等に2億94百万円(建物付属設備1億75百万円、工具器具備品1億19百万円)、販売用ソフトウェア・プログラムの機能改良及び購入等に4億70百万円、社内使用ソフトウェアに1億62百万円
  • 2018-03-31 (5億57百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 販売用ソフトウェア・プログラムの機能改良及び購入等に3億54百万円、社内使用ソフトウェアに1億87百万円
  • 2019-03-31 (720百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 販売用ソフトウェア・プログラムの機能改良及び購入等に484百万円、社内使用ソフトウェアに216百万円
  • 2020-03-31 (911百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 販売用ソフトウェア・プログラムの機能改良及び購入等に553百万円、社内使用ソフトウェアに202百万円
  • 2021-03-31 (1,048百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 販売用ソフトウェア・プログラムの機能改良及び購入等に708百万円、社内使用ソフトウェアに310百万円
  • 2022-03-31 (1,341百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 販売用ソフトウェア・プログラムの機能改良及び購入等に891百万円、社内使用ソフトウェアに305百万円
  • 2023-03-31 (1,169百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 販売用ソフトウェア・プログラムの機能改良及び購入等に730百万円、社内使用ソフトウェアに358百万円
  • 2024-03-31 (1,617百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 販売用ソフトウェア・プログラムの機能改良及び購入等に850百万円、社内使用ソフトウェアに678百万円
  • 2025-03-31 (1,349百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 販売用ソフトウェア・プログラムの機能改良及び購入等に330百万円、社内使用ソフトウェアに953百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ