[4366] ダイトーケミックス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社の企業集団は、化成品事業として各種化成品の製造・販売を主な事業とし、環境関連事業として産業廃棄物の処理等の事業を営んでいます。

事業セグメント

  • 化成品事業: 電子材料、イメージング材料、医薬中間体、その他化成品の製造・販売を行っており、DAITO-KISCO Corporationやディー・エス・エス株式会社と連携しています。
  • 環境関連事業: 日本エコロジー株式会社が産業廃棄物の処理および化学品のリサイクルを主な業務としており、一部当社が廃液処理を委託しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 化成品事業では、電子材料や医薬中間体など多様な製品ラインを持ち、関連会社との連携により製品・原料の調達を効率化しています。
  • 環境関連事業では、産業廃棄物の処理と化学品のリサイクルに特化し、環境保全に貢献しています。

今後の展開・方針

今後も化成品事業と環境関連事業の両輪で事業を展開し、関連会社との協力を強化しながら、持続可能な成長を目指します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、化成品事業における生産能力の増強を主な目的として、研究開発設備や新基幹システムへの投資を継続的に行ってきました。特に2017年から2019年にかけては新基幹システムの導入が強調されており、その後も生産能力の増強に重点を置いた投資が続いています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (1億43百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 化成品事業の研究開発設備、生産能力の増強
  • 2016-03-31 (2億34百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 化成品事業の研究開発設備、生産能力の増強
  • 2017-03-31 (6億25百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 化成品事業の新基幹システム、研究開発設備、生産能力の増強
  • 2018-03-31 (8億80百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 化成品事業の新基幹システム、研究開発設備、生産能力の増強
  • 2019-03-31 (888百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 化成品事業の新基幹システム、研究開発設備、生産能力の増強
  • 2020-03-31 (518百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 化成品事業の生産能力の増強
  • 2021-03-31 (546百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 化成品事業の生産能力の増強
  • 2022-03-31 (1,711百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 化成品事業の生産能力の増強
  • 2023-03-31 (3,351百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 化成品事業の生産能力の増強
  • 2024-03-31 (1,489百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 化成品事業の生産能力の増強
  • 2025-03-31 (657百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 化成品事業の生産能力の増強

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ