[4371] コアコンセプト・テクノロジー の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、テクノロジーと人の力で産業のサステナブルな発展に貢献することを目的に、DX支援とIT人材調達支援の2つの事業を展開しています。

事業セグメント

  • DX支援: 製造業・建設業・物流業向けに、形状認識、3Dグラフィックス、AIを中心とした技術力を活かし、作業効率性・労働生産性の向上やノウハウの仕組み化を実現します。独自のDX支援メソドロジー「CCT DXMethod」やDX開発基盤「Orizuru」を活用し、顧客企業のDXを支援します。
  • IT人材調達支援: 広範なビジネスパートナーネットワーク「Ohgi」を活用し、顧客の案件に最適なIT人材を見つけ出し、迅速にデリバリー体制を構築します。大手SIer・コンサルティングファーム・事業会社向けに、必要な技術を持ったIT人材の調達支援を行っています。

事業の特徴・強み

  • ものづくりに関する知見と先端IT技術を有し、製造業の現場に精通したITエンジニアを多数有していることが強みです。
  • 製造業・建設業のDX開発基盤「Orizuru」は、3Dモデルによる可視化や類似検索などの機能を提供し、顧客企業のDXをスピーディかつ低コストで実現します。
  • 独自のDX実現手法「CCT-DX Method」を活用し、顧客企業のDX実現を一気通貫で伴走支援します。
  • 広範なビジネスパートナーネットワーク「Ohgi」を活用したIT人材調達力により、事業環境が悪化した場合でも財務レジリエンスを保持しています。

今後の展開・方針

当社グループは、国内システムインテグレーション業界の構造問題を打開し、新しい価値を提供するITベンダーを目指しています。事業会社が自立的かつ継続的にDXを実践できる状況を作り、多重請負構造を縮小し、事業会社が直接的にIT人材調達を行える状況を目指します。これにより中間マージンが介在せず、全国の中小IT企業のエンジニアの活躍の場が広がり、スキル・待遇が向上することを目指しています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社は効率化を目的とした設備投資を継続的に実施しており、基幹システムのリプレイスや従業員増加に伴うPC購入、オフィスのレイアウト変更、特定サービスの改修などに重点を置いている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2023-12-31 (246,414千円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システムのリプレイス費用115,390千円、従業員の増加に伴うPC購入費用68,851千円、オフィスのレイアウト変更に伴う什器の購入費用49,889千円
  • 2024-12-31 (148,183千円)
    目的: 効率化
    詳細: 従業員の増加に伴うPC購入費用23,805千円、基幹システムのリプレイス費用57,258千円、Orizuru改修費用67,064千円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ