[4373] シンプレクス・ホールディングス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、日本を代表する金融機関のテクノロジーパートナーとして、金融フロンティア領域におけるトップブランドを目指し、AI、UI/UX、クラウド、web3などの最先端技術を活用して幅広い高付加価値サービスを提供しています。

事業セグメント

  • 戦略/DXコンサルティング: AI、UI/UX、クラウド、web3に基づくDX特化型の戦略立案と実行支援を提供。Xspear Consulting株式会社が主要提供会社として、戦略コンサルティング、ITコンサルティング、プロジェクト実行支援、DX人材育成を行う。
  • キャピタルマーケット: 大手金融機関向けにトレーディング・リスク管理プラットフォームを提供。金融商品横断的に市場取引を一元管理できるワンプラットフォームを提供し、金融機関のクロスセルを推進。
  • 金融リテール: ネット証券やネットFX会社向けに個人投資家向け金融商品取引プラットフォームを提供。株式、FX、暗号資産取引プラットフォームを共同利用型サービスとして提供し、金融機関の収益最大化を支援。
  • エンタープライズDX: 官公庁、通信、製造、エンターテイメント等の非金融機関向けにDX支援特化のITソリューションを提供。Xspear Consulting株式会社とのシナジーを活かし、AI、UI/UX、クラウド、web3等のキーテクノロジーを活用。

事業の特徴・強み

  • Simplex Wayと呼ばれる独自のビジネスモデルにより、参入障壁の高い領域で事業を展開。ビジネスとテクノロジー双方に精通したハイブリッド人材による一気通貫かつ自社完結のトータルソリューションを提供。
  • 自社完結モデルにより、プライム受注を徹底し、下請けに丸投げしない開発体制を維持。業界屈指の利益率を達成。
  • Simplex Libraryを活用し、ノウハウ標準化による生産性向上を実現。受託開発プロジェクトにおけるライブラリとして再利用し、共同利用型サービスとして提供。

今後の展開・方針

保険会社向けのITソリューションを戦略/DXコンサルティングの一環として強化し、保険会社の大規模レガシーシステムの刷新を視野に入れた計画策定支援を行う。2026年3月期以降は、保険を金融リテールのビジネス領域の一部と位置付ける。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、業務拡大を目的として、毎年設備投資を行っており、内部造作、情報機器、ソフトウェア等に対する投資を継続的に行っています。2025年には麻布台オフィスを開設し、人材の採用育成を強化するための投資も行っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2022-03-31 (313百万円)
    目的: 業務拡大
    詳細: 内部造作、情報機器、ソフトウェア等
  • 2023-03-31 (346百万円)
    目的: 業務拡大
    詳細: 内部造作、情報機器、ソフトウェア等
  • 2024-03-31 (863百万円)
    目的: 業務拡大
    詳細: 内部造作、情報機器、ソフトウェア等
  • 2025-03-31 (883百万円)
    目的: 業務拡大
    詳細: 内部造作、情報機器、ソフトウェア等および麻布台オフィスの開設

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ