[4389] プロパティデータバンク の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループはプロパティデータバンク株式会社を中心に、連結子会社3社と関係会社1社で構成され、不動産・施設の運用管理に関するクラウドサービスを提供する「@property」事業の単一セグメントで事業を行っています。

事業セグメント

  • クラウドサービス: 「PDB-Platform」においてSaaSとして提供される各サービスの提供・保守メンテナンス及びユーザーサポートを行い、主力サービスである「@property」を提供。顧客は登録建物データ数に応じた従量課金による月額利用料及び保守サービス料を支払うビジネスモデル。
  • ソリューションサービス: クラウドサービスを基盤にした業務効率化支援を実施し、顧客の業務上の課題解決を実現するための初期コンサルティングサービス、データ登録代行、教育・講習会、オプション販売、カスタマイズを提供。
  • その他: プロパティデータテクノス株式会社は不動産文書の管理やデジタル化サービス、印刷サービスを提供。プロパティデータサイエンス株式会社はデータサイエンスサービスと商業店舗売上予測サービスを提供。リーボ株式会社はWebアプリケーションやモバイルアプリの受託開発を行う。

事業の特徴・強み

  • クラウド黎明期からサービスを提供し続ける中で培った技術・サービス・顧客業務に対する知見が競争力の源泉。
  • 「@property」は不動産・施設の運用管理における業務効率の改善に資するサービスで、顧客の業務改善を実現するためのシステム基盤を提供。

今後の展開・方針

2024年3月に『中期経営計画達成のための方針』を公表し、『PDB-Platform』構想を発表。IaaS、PaaS、SaaSから成るプラットフォームの機能拡充・拡販に努める。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去3年間にわたり、クラウドサービスのソフトウェア開発に対する設備投資を継続的に実施しており、総額1,041,607千円を投じている。これにより、国内中心に事業展開を行っている「@property」サービスの強化を図っている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2023-03-31 (216,436千円)
    目的: 新規事業
    詳細: クラウドサービスのためのソフトウェア開発
  • 2024-03-31 (489,673千円)
    目的: 新規事業
    詳細: クラウドサービスのためのソフトウェア開発
  • 2025-03-31 (335,498千円)
    目的: 新規事業
    詳細: クラウドサービスのためのソフトウエア開発

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ