[4395] アクリート の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループ(株式会社アクリート及び子会社4社)は、メッセージングサービス事業を主たる業務としており、事業内容はコミュニケーション事業、ソリューション事業、投資・インキュベーション事業の3つのセグメントに分かれています。

事業セグメント

  • コミュニケーション事業: SMSをはじめとするメッセージングサービス事業を行い、国内SMS配信サービス、海外(ベトナム子会社)におけるメッセージングサービス、国内子会社テクノミックス社による「学校安心メール」などのメール配信サービスを提供しています。
  • ソリューション事業: GPUサーバーの取扱いを契機とする「ハード・アンド/プラス・サービス」と、音声・顔分析技術活用の「ANOTHER AI」、行動変容生成AI「NudgeMaker®for SMS」、IoTエッジデバイス「SchooMy」プロジェクトなどを通じたAI系ソリューション事業を展開しています。
  • 投資・インキュベーション事業: 有望な開発系やAIベンチャーへの投資を行い、社内活用やインキュベーションを通じた投資先の事業育成支援を行い、事業収益を目指しています。株式会社ズノー・メディアソリューションを新たに連結子会社とし、クリエイティブ力やリソースを活用して収益機会を拡大します。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 国内外における多様なメッセージングサービスの提供と、AI技術を活用したソリューション事業の展開により、幅広い事業領域をカバーしています。

今後の展開・方針

2024年3月の定時株主総会にて新たな経営体制への移行を行い、事業の新たなステージに向けた取り組みを進める予定です。株式会社ズノーを迎え入れ、クリエイティブ力やリソースを活用し、SMS配信事業の新たな収益機会とソリューション事業の効率的展開を目指します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、当社は主にSMS配信サービスに関連する自社開発ソフトウェアの改修・機能追加を中心に設備投資を行い、効率化を図ってきました。特に、国内メッセージングサービス事業において、オフィス内装工事や什器備品の購入も行い、業務環境の改善に努めています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2021-12-31 (19,775千円)
    目的: 効率化
    詳細: 本社オフィス内装工事1,602千円、SMS配信サービスに関わる自社開発ソフトウェアの改修・機能追加17,994千円
  • 2022-12-31 (15,469千円)
    目的: 効率化
    詳細: 什器備品の購入1,219千円、SMS配信サービスに関わる自社開発ソフトウェアの改修・機能追加14,150千円
  • 2023-12-31 (35,044千円)
    目的: 効率化
    詳細: 本社オフィス内装工事1,150千円、什器備品の購入1,219千円、SMS配信サービスに関わる自社開発ソフトウェアの改修・機能追加32,674千円
  • 2024-12-31 (24,807千円)
    目的: 効率化
    詳細: SMS配信サービスに関わる自社開発ソフトウェアの改修・機能追加24,807千円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ