[4396] システムサポートホールディングス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、クラウドインテグレーション、システムインテグレーション、アウトソーシング、プロダクト、海外事業の5つのセグメントで事業を展開しています。

事業セグメント

  • クラウドインテグレーション事業: 海外の大手IT企業が提供する企業向けクラウドサービスの技術支援やライセンス等の再販を行い、ユーザー企業がITシステムを外部サービスとして利用できるように支援しています。
  • システムインテグレーション事業: ITシステムのコンサルティング・設計・開発・運用保守を中心に、ERPパッケージの利用・導入に係る技術支援やインフラ構築を行っています。
  • アウトソーシング事業: プライベートクラウド等のデータセンターサービスやニアショアによるシステム運用保守、データ分析・入力サービスを提供しています。
  • プロダクト事業: 当社グループによる製品の開発及び販売、ユーザー企業の用途に応じたカスタマイズを行っています。
  • 海外事業: アメリカおよびカナダにて、システムインテグレーションや給与・会計業務のアウトソーシング、人材紹介サービス等を展開しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • クラウドサービスの技術者を積極的に育成・採用し、Microsoft Azure、AWS、Google Cloud、ServiceNowなどのサービスで高度な専門性を持つ。
  • システムインテグレーション事業では、業種・業務を問わず幅広く対応し、専門性が要求される分野を戦略的に強化。
  • アウトソーシング事業では、独自のサービスをフックツールに顧客数および利用料の積み上げを図る。

今後の展開・方針

各事業部が得意分野を持ち、伸展が見込める領域に経営資源を集中させ、専門性やノウハウが要求される案件に組織的に対応できる体制を整え、サービスの質の向上を図る。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、設備投資は主に効率化と生産能力の増強を目的として行われてきた。特にアウトソーシング事業やプロダクト事業における設備の増強、ソフトウエアの取得が中心であり、オフィスの移転やレイアウト変更も含まれている。近年ではMicrosoft Base Kanazawa開所に伴う設備投資も実施されている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2018-06-30 (205,874千円)
    目的: 効率化
    詳細: 自社利用ソフトウエアの取得、オフィス改装に伴うリース資産の取得、ソリューション事業におけるソフトウエアの取得、アウトソーシング事業における器具及び備品の取得、プロダクト事業における自社製品のバージョンアップ、機能追加に伴うソフトウエアの取得
  • 2019-06-30 (136,969千円)
    目的: 効率化
    詳細: プロダクト事業における自社製品のバージョンアップ、オフィスビル移転に伴う建物設備の取得、自社利用ソフトウエアの取得、アウトソーシング事業における新たなセキュリティサービスのライセンス取得、オフィス利用PCのリース資産の取得、ソリューション事業における販売用デモ機の取得、その他オフィス備品の取得
  • 2020-06-30 (199,344千円)
    目的: 効率化
    詳細: オフィスビル移転に伴う建物設備の取得、自社利用の設備及びソフトウエアの取得、アウトソーシング事業における設備及びソフトウエアの取得、プロダクト事業における自社開発による取得及びバージョンアップ、ソリューション事業における設備及びソフトウエアの取得
  • 2021-06-30 (214,659千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: アウトソーシング事業における設備の増強、ソリューション事業におけるソフトウエアの取得、プロダクト事業における自社製品のバージョンアップ
  • 2022-06-30 (118,759千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: アウトソーシング事業における設備の増強、プロダクト事業における自社製品のバージョンアップ、ソリューション事業におけるソフトウエアの取得、社内利用ハードウエアの購入、Microsoft Base Kanazawa開所における設備の取得
  • 2023-06-30 (323,350千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: アウトソーシング事業における設備の増強、Microsoft Base Kanazawa開所における設備の取得、オフィスのレイアウト変更
  • 2024-06-30 (179,901千円)
    目的: 効率化
    詳細: オフィスのレイアウト変更、プロダクト事業における新サービスの開発に伴う取得、自社利用ソフトウエアの取得及び改修、プロダクト事業における自社製品のバージョンアップ

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ